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ネトゲ廃人なんてありえない

私は自慢にもならないけどネトゲ廃人でした。

社会人でなく社壊人って感じでクビにならなかったのが不思議なくらいで。

いつか機会があったらMMORPG物も書きたいですね。


今回は、ネタがわかりにくかったり、人によっては「w」が不快に思うかもしれません。ご容赦を。

 気付いたらオレは、稼動して5年も経つが、未だに絶大な人気を誇るMMORPG、『Ever Fantsy XI』の世界にトリップしていた。



 という事は全然なく、学校も慣れてきたのでネトゲを始めた訳でして。



「くらえっ!ハイパースラッシュ!」


 Akiraのハイパースラッシュが発動。

 サンドワームに87ダメージ!

 Akiraはデザートワームを倒した。

 25の経験値を獲得! 15Gを獲得! デザートワームの皮をドロップ! 戦利品はドロップボックスにプールされます。



「どうですか師匠!」


「あかん、あかんなー、Akira君」


 そうなのか、上手く倒したと思ったんだけどな。



「聖騎士を目指すからには、スキル発動のセリフもこだわらなあかん。こんな感じやな」


 師匠が手近なデザートワームに攻撃を仕掛ける。聖騎士専用の白銀の鎧を着け、長大な両手剣を振るう。かっこいいなー、師匠。



「いまここにw伝説の斬撃技発動wwくらえwwwハイパーwwwwスラッシュwwwwwwwww」


 Kaitoのハイパースラッシュが発動。

 サンドワームに252ダメージ!

 Kaitoはデザートワームを倒した。

 20の経験値を獲得! 12Gを獲得! サンドワームは何も持っていなかった。



「おー……」


「ま、こんなとこやな。wの数は気合の証やで。聖騎士の嗜みのようなもんや」

「あと、両手剣は男のロマンや。しっかり練習して熟練度を上げておくんやで」


 なるほど、わかりました師匠!



「いたいけな高校生にウソ教えるのやめろニャー」


「あ、こんばんはMiikoさん」


「こんばんニャー、いまコイツが教えた事は、真っ赤なウソだからマネしちゃダメニャー」


「ウソとはなんや、ウソとは! 両手剣に決め台詞はナイトの基本やないか!!」


「聖騎士の役割は片手剣に盾を持って、パーティメンバーを守る事ニャー。しょぼい両手剣を持って、痛いセリフを吐く事では断じてないニャー」


「なんやとこのクソネコ!」



 師匠とケンカを始めたのは、ワーキャット族で僧侶のMiikoさん。

 基本的なフォルムはヒューマンだが、猫のような外見の獣人さんだ。三角にとがった耳と、動物っぽい黒い鼻と、ゆらゆらと揺れる長いシッポがとてもかわいい。


 師匠はオレと同じヒューマンの男で、職業はオレが目指している聖騎士。外見は短めの黒髪に、髭をたくわえた渋いおじさん。

 始めたばかりの頃に、フィールドで苦戦していた所を助けてもらったのが縁で、色々とゲームのテクニックを教えてもらったり、同じクランに入れてもらったりと、お世話になっている。


 クランとはプレイヤー同士の集まりみたいな物で、簡単に言うと仲良しクラブみたいな感じ。

 クラン専用チャット・掲示板等の機能が使えて、コミュニケーションが容易に取れる他、クランパーティと言うシステムが利用できる。

 本来、レベル差がありすぎるプレイヤー同士が一緒に組んで狩りをすると、お互いに経験値がほとんど入らない状態になるのだが、クランパーティを組むと、高レベル者は低レベル者に合わせた強さに変更される代わりに、経験値も通常通りに入るようになる。

 このシステムのおかげで、オレ以外は全員ベテランプレイヤーの集まりなのだが、一緒に遊ぶ事ができるのだ。今夜も、師匠とMiikoさん、それに遅れてくる二人のクランメンバーとの計5人で遊ぶ予定。


 どうでもいいけど、オレの外見は金髪ボサ頭のイケメン顔、俗に言う勇者フェイス。

 ワーキャット族にするか最後まで悩んだが、プレイヤーキャラとしてのワーキャット族は、性別が女性しか選択できない仕様だったので、結局ヒューマン男に。

 ゲームの中でくらい、男にもどった気分で遊びたかったのだ。しかしこれってネナベになるのかな? でもオレはちょっと前まで男だった訳で。うーん?



「実名系で、あのフェイスで、目指してる職業が聖騎士なんやで? これはもう狙ってるとしか思えへんやんか!」


「だから正統ナイトプレイじゃなく、お笑いナイトプレイを教えてたニャ? いたいけな高校生になんてことしやがるニャ!」


 なんか師匠がオレの悪口を言った気がした。いやいや、そんな事あるわけない。

 しかしワーキャット族の感情表現モーションは凝っているな。耳をピン! と立たせて、シッポをぶわっと膨らませて、握りこぶしを震わせてる。沢山ある感情表現コマンドの一つで『/怒り』だな。



「とにかく! 両手剣は漢のロマンや、ネカマにどうこう言われとうない!」


「にゃんだとこのやろう」


 なんかイヤな単語が聞こえた気がした。いやいや、キャラの外見と中の人の性別は、基本的に一致しているはずだ。例外はオレだけのはずだ。

 二人の口喧嘩を眺めつつ、ミミズをペチペチ殴る。お、タクティカルポイントが貯まった。よーし、スキル発動!



「頑張ってるね、Akiraくん」


「若いっていいのぅ。ノームパワー!」


「あ、こんばんはー。今日は早いですね、SakaponさんにOjiichanさん」


 エルフ族で魔道士のSakaponさんと、ノーム族で格闘家のおじーちゃん。さん、を付けるかいつも悩む。二人とも男キャラだ。

 エルフ族はそのまんまエルフ。背が高くて色白で美形で耳が尖っている。ちなみにモーションも前衛職だと非常に格好良いのだが、なぜか後衛職を選ぶと格好悪くなる。主に魔法の詠唱ポーズ。開発の悪意と言われてる。

 ノーム族は小人族。背丈はヒューマンの半分で、外見は子供から老人まで選べる。おじーちゃんはもちろんおじいちゃんで、頭髪に不自由な外見をしている。本来は後衛職向きの種族だが、今は素手で戦う格闘家。ノームパワー! と叫ぶのが趣味らしい。


 この5人で最近は良く遊んでいる。オレは始めたばかりだし、2~3日に一回くらいのペースでしかログインしないけれど、前述のクランパーティのおかげで、レベル差があっても問題なく一緒に遊べる訳。

 なお、このゲームは職業変更、俗に言うクラスチェンジが出来る。基本ジョブのどれか一つを30まで上げれば、転職クエストが受けられるのだ。

 一人のキャラで、複数の職業をレベル99にしている人も多い。だから他の人は、オレとレベルの近い職業に転職して集まってくれている。

 ちなみに師匠は聖騎士lvl99で参加。転職に必要だった戦士と、聖騎士しか育てていないらしい。経験値入らないのに。さすが師匠だ……。



「じゃー今日もみんなで出かけるかー^^」

「「「「おー^^」」」」


 これは必ず言わなくてはいけない儀式らしい。

 あと心の中で、「インするのが楽しみで仕方がないw」と思わないといけないらしい。

 奥が深いなネトゲ……。




 ーーーーーーーーーーーー




 眠い……。

 パタパタと階段を登る。

 調子に乗って夜更かししてしまった。目覚まし時計に負けたのは久々だな。



「や、おはよ!」


 モブAにエンカウントした。下駄箱で会わなかったから今朝はPopしないと思ったのに。無駄に爽やかな笑顔がうざい。無言で一瞥する。

 所々にゲーム用語が混ざってるな、ちょっとやばいかもしれない……。



「邪魔よ」


 林田さんが湧いた。ってまたゲーム用語だ、良くない良くない。モブAを突き飛ばすのは良い。



「美里さんの半径1メートル以内に入ったら殺すっていったでしょ? 契約書も書いたよね? バカなの? 死ぬの?」


「け、契約書は50センチ以内だったはずだ!」


「ここ良く読みなさい。『ただしF組以外の人物は、それの2倍とする』って書いてあるでしょ」


「詐欺だ! 契約料のヤキソバパン10個を返せ!」


 なにそれどういうことなの。

 それにしてもモブAお金持ちだな、ヤキソバパン10個かー。

 しかしお金を取るような事は止めて欲しい。ホームルームで強く釘を刺しておこう。




「お前本当にそろそろ止めとけよ、F組の連中鬼畜だし」


「ばっか、これでも確実に進展してんだよ! オレの未来は明るいぜ!」


「……具体的にどう進展したんだよ」


「昨日までは目も合わせてくれなかったのが、ゴミを見るような目で見てくれたんだぜ!」


「お前もう止めろよ」



 酷い言い方だな、モブを見る目で見ただけですよ?




 ーーーーーーーーーーーー




 今日の日直はZZ副委員長と副委員長ゼロカスタムだった。凄くどうでもいい。


 モブAのヤキソバパンに関して言わせてもらった。

 少なくともお金がからむような事は止めて欲しいと、ちょっと怒りながら言ったらクラス全員が涙目になった。

 お昼休みに、もらった人はちゃんと返してくるそうだ。

 モブAがヤキソバパンまみれになるけど、深く考えないでおこう。


 しかしカッキーはホームルーム中、ずーっと寝ていたな。なんか『みなぎってきたぜー』とか寝言まで口にしてたし。近いうちに必ず校長先生にチクろうと思う。

 ジト目で眺めていたら、最後にガバッと目を覚まして、こう叫んだ。



「あ、今日調理実習やったな!? せんせの分も作っといて? 今日弁当箱に白米しか詰めてきてないから!」


 絶対に作らない。




 ーーーーーーーーーーーー




 はい、じゃあ仲の良い人達で4人グループを作ってー。

 という事で、オレは一人でトン汁を作っている。


 冗談はさておき、グループは先生が適当に割り振った。一人で料理をしているのは冗談ではなく事実だ。

 なんでこの娘達、こんなに手つきが危なっかしいの。


 蘭ちゃん須磨子ちゃん美樹ちゃんという、大昔のアイドルグループのような名前の3人組。ランちゃんスーちゃんミキちゃんだな。

 実際仲も良いらしいが、とにかく料理という物をした事がないらしい。

 生まれたての小鹿のようにぷるぷるしながら、自分の手を包丁で切ろうとしていたので、悪いけど取り上げさせてもらった。



「ごめんなさい」


「わたしたち」


「ぶきっちょで」


 3人ひとつなぎでしゃべるなと言いたい。


 包丁を扱わせるのは危険なので、鍋に調味料を入れる仕事をお願いした。

 おおさじ2杯と言ったのに、なんでカップを出すのだろうか? 味噌とラー油は全然似ていないと思うのだけど。



「ごめんなさい」


「わたしたち」


「目が悪くて」


 ……ご飯を炊いてもらおう。


 まずはお米を砥いでもらうのだが、やっぱりママレモソとかで洗っちゃうのかな……。

 凄く不安だったが、さすがにそれはなかった。しかし3人でやる作業じゃないなー。



「エプロン! エプロン!」


 マツリちゃんが腕を振り回しながら、エプロンエプロンと連呼している。

 うん、魚振り回しちゃダメです。あと自分のグループに戻りなさい。



「てめえなに写メってんだモラァ!」


「……撮影厳禁の掟を忘れたのですか?」


「出せ! 今すぐその携帯を破壊する!!」


 なんか後ろも騒がしい、落ち着いて料理できないじゃないか。



「お姉様のエプロン姿すごくかわいいですよ! 嫁にきて欲しいですよ!」


「包丁いじってるから、近くに来ちゃいけません」


「お母さんですよ! すごくお母さんぽいですよ!」


 凄く複雑な気分だ。

 その直後、マツリちゃんは林田さんに首根っこを掴まれて連れ去られて行った。



 ブタコマを適当に切る。

 そういやミーコさんが『今日のごはんはトンカツニャー』とか言ってたな。食事は終わっていたはずの時間だったから、これもネトゲスラングなんだろうか。



「……今日のごはんはトン汁ニャー」


「「「!?」」」」


 やべ、口に出してた。

 小声だったはずなのに凄く注目を浴びている。なぜ……。



「「「「「もういっかい! もういっかい!」」」」」


 なんか凄いプレッシャーが。言わなくちゃダメっぽい雰囲気に。



「……トン汁ニャー」


「「「「「うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ……」」」」」



 なにもなかった事にしよう。


 鯖をさばく。

 プークスクス。

 ごめんなさい。

 鯖の味噌煮を作って逃避しよう。



「ほんとうに」


「あざやかな」


「手つきですね」


 ヒマになった3人組が声をかけてくる。そうかな? 母さんもっとテキパキ作ってるけど。



「さっきちょっと」


「味見をしたのだけど」


「とてもおいしかったです!」


 ちらりとお鍋を見ると、結構多めに作ったにもかかわらず、4分の1近く減っている。それはつまみ食いだと、声を大にして言いたい。



 なんだかんだでチャイムの鳴る前に調理完了。

 結局ほとんど全部作っちゃったな。ま、いっか。



「おいしい!」


「おいしいですおいしいです」


「しあわせです!」


 この子ら別々にしゃべれるんだな、とか思いつつ自分も食べる。おいひい。我ながら上手くできたなー。


 運動部の男子は凄いな。炊いたご飯とは別に弁当箱いっぱいの白米とか。豚肉一切れでどれだけ掻き込めるか選手権でも開催されているのか。

 妙に暗い顔をしているグループもあるな。なんでトン汁が紫色になっているんだろう? 皿の上のあれは、とてもじゃないけど元魚だった物に見えない。


 食べながらキョロキョロするのは行儀が悪いけど、やっぱり他の人の作った料理も気になるなー。そうだ、マツリちゃんのグループのと少し交換してもらおうかな。


 そう思い立って、二つほど隣のテーブルを見ると、お通夜だった。

 つっぷして泡らしき物をふいている田中。俯いて肩を震わせているマツリちゃん。虚ろな目でなにかつぶやいている林田さん。あと一人は見当たらない、空席があるだけだ。


 なにこれなにがあったの。


 お皿の上にはダークマターがあった。お鍋の中には暗黒物質が煮立っていた。なんというか、お米すら原形をとどめていないってどうなの?

 思わずじっと眺めていたら、生存していた二人と目が合った。なんかタニシみたいな目をしているぞ。マツリちゃんのお腹がキュウっと鳴った。

 これは助けないといけないだろうな……。



「ちょっと委員長達に分けてあげてもいいですか? どうやら失敗しちゃったようです」


「ほとんど美里さんが」


「一人で作った物だし」


「ご自由にどうぞ」


 うん、3人とも良い子だ。残っていたご飯とトン汁を持って、マツリちゃん達の所へ。鯖味噌は人数分しかなかったしね。



「えっと、よかったらこれ……」


 そっと料理を差し出す。二人の顔がパッと輝く。死んでいた田中が復活した。



「ありがとうですよありがとうですよ!」


「ごめんなさいありがとう。私、料理ヘタすぎよね? 死ぬべきよね? 本当にありがとう」


「……これは食べないで記念に保管しておくべきでしょうか。冷凍して永遠に我が家の冷蔵庫に……」


 いや食べようよ。なんの記念なの。

 なんか周囲から、殺気のような物が3人に吹きつけていたので、早く食べるように促す。


「おいしいですよ! おいしいですよ! 作ったシェフを呼べ、ですよ!」


 ここにいますよ。



「おいしいわ。同じ材料から出来た物とは思えないわ。さすが美里さんよね。結婚して?」


 妙に女子から結婚を迫られるな……。お断りします。



「うわ何をする貴様らこれはボクがもらっ-ー--」


 田中が男子数人によって連れ去られた。



 しかし、このダークマターはどう処理すれば良いだろうか。うーん……。

 とりあえず混ぜてみるか。


 ご飯? 鯖? をトン汁? の鍋に入れてみた。

 なんかボコボコと化学反応みたいな事になった。


 味噌を追加すればなんとかならないだろうか?

 シューシューと煙が出てきた。ケホッ! ケホッ!


 水と醤油と味醂を入れてみよう。

 おかしい。なんかバナナみたいな香りがしてきた。絶対おかしい。


 困った時には唐辛子だって、母さんが言ってた気がする。

 やべ、フタが取れて一瓶丸ごと入っちゃった。

 でも真っ赤になったおかげで、四川料理に見えなくもない。



 えーっと、オレは取り返しのつかない事をしてしまったかもしれない。

 どうしようこれ……。



「ごはんまーだー?」


 ちんちん! と弁当箱を箸で鳴らしつつカッキー登場。子供かと言いたい。本当にたかりに来たのか。



「お、美味しそうにできてるやん! もーらいっと」


 あ……。

 止める間もなくダークマターを口に運ぶカッキー。



 5限目は自習になった。

 帰りのホームルームには副担任の先生が来た。

 今度、カッキーにはお弁当を差し入れしようと思う。




 ーーーーーーーーーーーー




「胸に燃えるは正義の炎! 焼きつけ! バーニングロータス!!」


 Akiraのバーニングロータスが発動。

 タイニースコーピオンに53ダメージ!



「いやいやいやいや、まだまだ甘いで。こうや!」


「生きとし生けるものを守る為w 我の正義はww 烈火の如しwww 焼wwww殺wwwwww バーニングロータス!!1!wwwwwwwwww」


 Kaitoのバーニングロータスが発動。

 タイニースコーピオンに162ダメージ!

 Kaitoはタイニースコーピオンを倒した。



「烈火の如しw 烈火の如しいいいいいいwwwww」


 さすが師匠かっこいー。



「う、すまん。ちょっとトイレに……」


 師匠が動かなくなった。さっきから度々席を外すな、お腹の具合が悪いんだろうか?



「お昼に酷い物を食べさせられて調子が悪いそうだよ」


 Sakaponさんだ、こんばんはー。


「なにやら職場の子が作った物らしいんだけどね、一口で気絶してしまったそうだ」


 むう、師匠にそんな毒を食べさせるなんて。作ったヤツにバチがあたればいいのに。



 正義の怒りをペチペチとサソリにぶつけていると、Sakaponさんが更に話を振ってきた。



「ところで、AkiraくんはKaitoが好きなのかな?」


「はい、大好きです!」


 師匠として尊敬してます!



「……そうか。ところでキミは、僕みたいな男をどう思う?」


「はい?」


 なんだろう、凄い悪寒がする。



「具体的には男同士の恋愛に興味が……」


「そこまでニャ、このホモやろぅ!!」


 あ、Miikoさんこんばんはー。



「失礼なネカマだなキミは。ボクはただ恋愛の話を……」


「ネカマ言うなこのホモ! ソドミィ! 相手は未成年ニャー!」




 なぜか凄いバチがあたりそうな気がしてきた。

 師匠早く帰ってこないかな……。

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