3
プララはその小さな手にぼんやりと光る古風なランプを持っていた。
その橙色の丸い明かりが、ずっと、ぼくとプララのことを、月の光も、星の光もない、真っ暗な森の中で、照らし出してくれていた。
ぼくとプララはずっと手をつないでいた。
プララはぼくを案内するようにして、真っ暗な森の中を歩いた。
がさがさと落ち葉や枯れ木を踏む音がした。
そんなふうにして、歩いて行くと、遠くの真っ暗闇の中に、ぼんやりと光っているところがあった。
「あそこがわたしのお家ですよ」
とぼくのほうを振り返って、にっこりと笑って、プララは言った。
ぼくとプララはそのまま、そのぼんやりと光っているところまで歩いて行った。
すると、そこには確かにお家があった。
大きな木の根元のところに建っている、小さな木で作られている、森の中にある小屋のようなお家だった。(森の妖精が暮らしていそうなお家だった)
「着きましたね。さあ、どうぞ。お家の中はとてもあったかいですよ」
とプララは言った。
「どうもありがとう」とぼくはプララを見て、そう言った。(そのときも、まだぼくたちは手はつないだままだった)