2/3
2
プララは不思議な女の子だった。
見た目は普通の小さな女の子だったのだけど、その大きな瞳は黄色と緑色の右と左の瞳が違った色をしていた。
長くて美しい髪の毛は輝くような白色をしていた。(頭のてっぺんのところからぴょんと芽吹くように、癖っ毛があった)
そんなプララを見て、ぼくはまるで森の妖精のようだと思った。
「さあ、いきましょう」
と言って、プララはぼくの手を握ったままで立ち上がると、どこかに歩き出そうとした。
「どこに?」
プララに促されるようにして、一緒に立ち上がってから、ぼくは言った。
「わたしのお家です。ここはとても寒いですから。風邪を引いてしまいますよ」とくすくすと笑ってプララは言った。
周囲は真っ暗だった。
ぼくは真っ暗な誰いない寒い夜の森の中にひとりぼっちでずっと小さく丸くなって泣いていた。プララがぼくを見つけてくれるまで。……、ずっとひとりぼっちで泣いていたのだ。
「さあいきましょう」とにっこりと笑ってプララは言った。
「……、うん。わかった」と恥ずかしそうに顔を赤くしながら、ぼくはプララにそう言った。