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同居人の女の子達は肉食乙女  作者: トン之助
第一章 同居開始編
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連休ってテンションあがるよね

 白咲家を後にした俺達は美月さんに車で自宅まで送ってもらった。

 ソフィアの荷物は明日荷解をしようという事になり、葉月はソフィアと一緒に寝るとの事。


 入浴はせっかくだからとふたりで入って貰った。


 今日は一人で入りたい気分だと強く言っておいたのは内緒。湯船に浸かりながらふと考える。


「なんかこのままだと、もっと増えそうな予感がするんだよなぁ」


 その呟きが湯気と共に消えていく。


 翌日の朝はソフィアと葉月がキッチンに立っていた。ソフィアが葉月に料理を教えて貰うようだ。


「ショーマなに食べたい?」

「そうだなぁ、魚ってあったっけ?」


「鮭がありますね」

「じゃあムニエルが食べたい。二人ともそれでいいか?」

「OKよ」

「先輩が食べたい物を私も食べたいです!」


「そか。任せて悪いな。治ったらケーキ作ってやるよ!」

「わーい!」


 二人してキャッキャと言いながら料理をしていく。

 なんかこういう雰囲気好きだなぁ。

 皆で朝食を済ませて葉月の荷物の荷解きをした。


「ある程度終わったな。それじゃあ葉月が欲しい家具とか見に行くか!」

「あの……あの、今あるので十分ですけど」

「まぁそうなのかもしれないが、せっかく家に来てくれたんだ。自分好みにレイアウトすればいい。部屋は有り余ってるからな!」

「そうよ葉月! ワタシも好きにさせてもらってるわ。甘えておきなさい」

「いいんでしょうか」


 ニヤッと笑った俺とソフィアは葉月を連れて大型ショッピングモールに行く事にした。


「おぉ流石に連休だけあって人がすごいな」

「はぐれそうだわ。葉月大丈夫?」

「あぷ……うぷ、せんぱ〜い」


 葉月は人の波に飲まれそうだった。

 俺は葉月に手を差し伸べて


「掴んでろ」

「あう、ありがとう……ございます」


 俺もソフィアや葉月のおかげでだいぶ女性慣れしてきたのかなと思いつつ自然と体が動いてしまう。


「じゃあこっちの手はワタシね! ふっふ〜ん」

「ホントに両手に花状態なんだが」


「どう? 美少女二人に挟まれた気分は?」

「ふっ! サイコーに決まってんだろ?」

「素直でよろしい!」


 俺達は三人で買い物をしている。

 怪我をしている手をソフィアは優しく気遣いながら抱きしめてくれる。


 こういう所だよなぁ〜


「葉月はどんな物が好みなんだ?」

「そうですね……うちは和室が多かったので和のテイストが入った物とか好きですね」

「そっかぁ。でもこの際色々試してみたら? 洋風な家具も見てまわって気になる物があるかもよ?」

「なるほど。ちょっと興味があります」


 それから三人で洋風な家具やぬいぐるみコーナーを回って葉月が気に入った物をどんどん購入していった。ベッドも買おうかと言ったのだが、葉月は布団が落ち着くみたいだ。


 すれ違う男やカップルは俺達の事を見ていたが、改めて二人共目を引く美しさがあるんだなと再確認した。


 それから配送を頼んで、昼はハンバーグが美味しいと評判の店に行き、舌つづみを打ちながら買い物を終えた。


「ちょっとこれからバイト先に挨拶に行こうと思うんだがいいか?」

「OKよ!」

「はい! 是非行ってみたかったんです!」


 俺達はバイト先へと歩きだす。


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