閑話5:総武線上のストラテジー
「いつも一緒にいようね」
「ねこ」
「子どもは何人ほしい?」
「イルカ」
「カレシになってください」
「石焼き芋」
「物凄く好き!」
「きのこ」
「このまま遠くに連れ去って!」
「天国」
「くっついてもいい?」
「えーと、犬!」
「盗んでいいよ、銀千代のハート」
「とんかち」
「チューしよ!」
「よ、よ、嫁」
「……! ありがとう!」
「いや、『め』だよ」
「……めっちゃ好き!」
「機械」
「いつまでも好き」
「き、き、あ、木」
「キスして」
「て、あ、手」
「手ぇ、繋ご」
「ごりら」
「らいしゅき!」
きも。
「きつね」
「ねぇねぇ……好きだよ!」
「よ、よ、ヨークシャーテリア」
「あなたを愛しています」
「するめいか」
「かっこよすぎる!」
「ルールブック」
「クレイジーフォーユー!」
「幽霊」
「今すぐ抱き締めて」
「……て、てー、えーと、天才」
「いつもゆーくんのことを思ってるよ」
「また「よ」かよ、えーと、よ、よ、あ、ヨーヨー」
「夜伽」
……?
意味はよくわからんがスルーしよう。
「銀千代」
「! はい!」
「いや、よ、だよ」
「あ、ごめん。えーと、夜這い」
なんかたまに普通の言葉出してくるよな、って思ったけど全然普通の言葉じゃなかった。
「いのしし」
「死ぬまで愛してる」
「ルーマニア」
「アイラブユー」
「ゆどうふ」
「布団いこ」
「コック」
「口付け」
「け、毛虫」
「幸せになろう!」
「馬」
「毎日愛を囁くね」
「ね、ね、ネット」
「共白髪」
「が? 蛾」
「我慢しないでいいんだよ?」
「ヨーグルト」
「友達以上」
「ウサギ」
「銀千代はゆーくんのことが大好きです」
「すずめ」
「めちゃくちゃにして」
「……あのさ、これ、俺に勝ち目なくね?」
「大丈夫、落ち着いて考えればきっと返すべき言葉が見つかるはずだよ」
「いや、しりとりっていうからやってんのにお前のやつ文章じゃん。無敵じゃん」
「ごめんなさい。ゆーくんの事が好きすぎて、単語におさめることができないの」
「じゃあもうしりとりできないじゃん。やめだやめだこんなクソゲー」
「えー、でもなんか楽しくなってきたから続けようよ。最後に銀千代が『結婚しよう』っていうから、ゆーくんが『うん!』で答えるの」
ううん、で答えるね。
「つか、まだつかないのかよ」
「もうすぐだよ」
なんだかんだでオープンキャンパスが楽しみになってきた。女子大生と仲良くなれるかな。




