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ドラゴンに転生したけれど、俺は人生を謳歌したい!!  作者: 黒絃
1章~さようなら平穏。初めまして異世界~
1/4

ドラゴンに転生。そして森に。

初投稿です。

文才は無に等しいので、暖かい目で見ていただければ幸いです。

さて、今俺の目の前にある机の上に置かれた

一枚の紙。

正直言って怪しさしか感じられない。

だいたい、俺はコンビニで夜食を買うために数分ぐらい前に

家をあけていたのだ。

玄関も部屋の窓も鍵をかけていたから

誰も部屋に入れるはずがない。(窓は換気する時以外には開けないので普段から鍵はかかっている)


「そもそも、俺の家に人が来ること自体滅多にないんだがなぁ・・・」


最後に人が来たのがピザの出前を頼んだ時だが、それも2~3ヶ月ぐらい前だ。

それからは全く人が訪ねてくることもなかったのだが、

それは今はおいておこう。


問題はこの紙だ。出かける前にこんなものがあった記憶もない。

いろいろと思考を巡らせてみるものの、この紙のことは全く分からない。


「てゆうか、この紙白紙なんだが、せめて何か書いて・・・ん?」


めくってみると文字が書かれていた。どうやらただ裏面を見ていただけらしい。


「それはまぁいいとして・・・これ、アンケート用紙じゃん。なんでアンケート?」


まさかこれに答えろとでもいうのだろうか。

だとすれば怪しさどころか馬鹿らしさしか感じない。


「まぁ書くだけなら害はなさそうだし、答えるのは構わないんだけど・・・」


アンケートの質問に目を通してみるが、いろいろとおかしい質問が多い。


『あなたの一番かっこいいと思う生き物は何ですか?』


こんなことを知ってどうするのかと疑問に思うが、とりあえず答えを書き込む。


「『ドラゴン』と・・・いい歳にもなってこんな子供みたいな答えはないだろ俺・・・」


頭を左手で掻きながら、俺はそう呟く。

いい歳といってもまだ高2だが、この年齢にもなってこんな小学生みたいな回答はない。


『好きな季節はなんですか?』


これはまだ普通の質問だ。アンケートでする様な質問でもないかも知れないが。

まぁ『どの季節も好きです』と書く。暑いのも寒いのも嫌いではないからな。


『魔法についてどう思いますか?』


・・・真面目に回答に困る質問が来たな。アニメやマンガ、ゲームとかでしか見たことがないが、

使えたらと思ったことは結構ある。だけどそこまで欲しいとは思わない。まぁ使ってみたいとは思うが。


とりあえず『使ってみたいとは思う』と答えておく。使えて困ることはないからな。・・・多分。


『武器に求めたいことは何ですか?』


これはもう即答できる。『壊れないこと』だ。

どれだけ武器が強くても、壊れたら意味が無いからだ。

というか、即答できるのもおかしいと思うが。


『空を飛んでみたいと思いますか?』  


『守れる強さと倒す強さならどちらが欲しいですか?』


『冒険に憧れはありますか?』


『高身長と低身長、どちらがいいですか?』


「いや長ぇぇよ!!つか結局これは何が知りたいんだよ!中二病診断!?最後の一つに

至っては、完全に好みの質問だし!!」


もう真面目に答えるのも馬鹿らしくなるような質問が多くて、頭が痛くなってきたぞ。

いったいこのアンケートはなにが聞きたいんだ?

取り敢えず質問に答えていかなければ、終わりが見えてこないぞこのアンケート。


「空は飛んでみたいと思うし、力もどちらかと言えば守れる力の方がいいし、冒険もしてみたい気もしなくもない、身長は・・・別にどっちでもいい」


いったいこれはいつまで続くのかと思いながら質問の回答を書き込んでいく。

そして残す質問もあと2つとなった。


「ようやくあと2つか・・・せめて書き込みじゃなくて選択肢で答えられたら、ここまで長く感じなかったのになぁ・・・」


終わりが見えてきたことに達成感を少し感じながら、次の回答を書き込もうとした時

ペンを握る俺の手の動きが止まる。

質問にはこう書かれていた。





『家族についてどう思いますか?』と。






「・・・そんなもん俺が知るわけねぇだろ」


俺は自分の両親を知らない。物心ついた時から俺は独り(孤独)だったからだ。

聞いた話によると、俺は何時の間にか孤児院の入り口の前で、

眠ったまま捨てられていたらしい。

それからの数年間、俺は孤児院で育てられた。

孤児院の大人達は俺のことを気にかけてくれた。

他の子供達も、珍しさからかも知れないが、俺によく話しかけてきた。

そのおかげで、俺は親がいないことを特に気にもしなかった。

それでも、血のつながった家族のいない事は、俺にとってはどこか、物足りなさがあった。

気にならないとは言っても、やはり心のどこかでは、さみしかったのだろう。

周りの子達も同じ境遇だというのに。

それなのに、周りの子達は楽しそうに笑っていたのを今でも覚えている。

─────それが不思議だった。


何故皆笑っているのだろう。皆も親がいないのに、なぜあんなにも楽しそうなのか。

俺には─────理解できなかった。

その時の俺は、人とのつながりというものを、理解しようとすらしなかった。

大人達や子供達が話しかけてくるのを、俺は煩わしく思っていた。

俺のそんな態度を見て、周りの子達は俺に話しかける事をやめた。

大人達も諦めたのか、俺に関わろうとしなくなった。

俺はそのまま、厄介払いされるように、新しい里親に引き取られた。


俺を引き取ったのは、老夫婦だった。

俺は二人に、なぜ俺なんかを引き取ったのか聞いたことがあった。

二人は『寂しかったから』と答えた。

何故二人は寂しいと言ったのか、その時俺は漸く理解した。

人は知らず知らずのうちに、誰かと繫がりを持って生きているから、

だから二人は、繫がりを増やしたかったのかもしれない。

その二人も4年前に亡くなった。俺は手に入れた繫がりを失ったのだ。

俺はその時はまだ中学生だったが、二人の遺してくれた財産のおかげで何とか高校まで進学できた。

だけど俺はそこでも、人と関わろうとはしなかった。

俺はまた繫がりを失うことが・・・怖かった。


二人が死んでから俺は、色々な事に手を出した。

興味をひかれた事ならそれこそ何でもだ。止める人はいなかったから、

他の人が見たら危険だと思うようなこともやった。

俺は特に危ないとも思わなかった。

誰とも繫がりを持たない俺が別にどうなっても、心配する人はいないと思っていた。

そうして俺は今まで生きてきたのだ。

そんな俺に、今更家族だなんて笑わせる。

それでも心の底ではやはり思うところがあるのかもしれない。


「家族・・・ね。血のつながった家族は、欲しいとは思わないけど、それでも・・・」


『居ないと、寂しいかもしれない』


と、気がつけばそう書いていた。

全く、笑わせる。もう求めないと決めたのに、やはり諦めきれないのだろう。

そんな事を考えながら最後の質問に目を通す。





『転生してみたいと思いますか?』



────転生




なぜこんな事を問うのか。いや、今更このアンケートにこんなことを思っても無駄かもしれない。

しかし転生か。この世界には未練もない。俺がいなくなろうと、心配する友人もいない。

だから、転生することに躊躇うこともない。

俺は、アンケートの回答欄に肯定の意を書き込み、机の上にペンを置いた。

そして次の瞬間、アンケート用紙から光が発せられた。


「ッ!?なんだっ!?眩しっ!!」


突然発光し始めたアンケートを手放し、俺は反射的に光を遮るように眼を手で覆い隠した。

しかし発光は収まらず、それどころかさらに強さを増しているように思える。

強すぎる光のせいか、皮膚が焼けるように熱く感じる。

そしてさらに光が強さを増したと思った瞬間、



俺の意識はそこで途切れた。















・・・・・・・・いったい俺はどれくらいの間、気を失っていたのだろう?

さっきの様な強すぎる光とは違う、暖かく気持ちの良い日差しが俺の体に当たっていた。

目を開けてみると青々とした草木が生い茂っている。どうやらここは森の中らしい。

・・・それにしても本当に気持ちがいいな。明日は日曜だし、このまま今日はのんびりとここで寝るのも悪くはな・・・え?森の中?

いやいやいやいや待て待て待て!!どういう事だ!?森の中!?さっきまで俺は家に・・・まさか!!

あのアンケートか!?本当に転生したのかよ!?半分冗談のつもりで答えたのに・・・

にわかには信じがたいが、取り敢えずこのまま寝っ転がったままいるわけにはいかない。

取り敢えず周りの状況を確認するため俺は立ち上がろうとした。



─────しかし立ち上がることができなかった。


は!?なんで立てないんだ!?


その理由を探るべく自分の身体を調べようとして、気づいた。



俺の体の腰辺りに、およそ十数センチぐらいの尻尾がついていることに。



・・・ゑ?尻尾?


さらに自分の体を見ようとするが、首がうまく動かせない。


近くにあった水溜まりで自分の姿を調べようとするが、

うまく立ち上がることができないから、体を蛇みたいに動かして

なんとか移動する。

しかし寝たままの状態じゃあうまく見る事が出来ない。

俺は苦労してなんとか起き上がることができた。

そしてようやく自分の姿を見る事が出来た。



そして言葉を失った。


俺の体はゲームなんかではよく見るドラゴンに変わっていた。

まだ小さい子どもだからなのか、体は小さかった。

おそらく大人の膝の高さぐらいだろう。

さらに見ていくと色々気づいた。

まず俺の腕がティラノみたいに短くなっていた。

道理でうまく立てないわけだ。

さっきまで腕を使って立とうとしていたのだから、こんな腕じゃ立てるはずがない。

・・・色々と言いたい事はあるが、それは置いておこう。


「・・・ハァ。」


俺はため息をつく。

こんな現実的に考えてあり得ない事ばかり起こっているのに、

俺の頭はひどく落ち着いている。

驚きが一周回って落ち着いているのかもしれないが、

それはいい。

とりあえず、俺のこの世界最初の一声は、


「・・・食い物どうしよ。」


自分の食べる物の心配だった。





いかがでしょうか。

変な文章かもしれませんが、とりあえず

見て面白いと思えるような作品にしていきたいと思います。



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