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黒い炎  作者: 陸奥守
第九章 それぞれの路
311/424

ROAD-EIGHT:フレディの覚悟05

~承前






 エイリアンとの接触から5日目。

 超光速船エーリヒ・トップに居候していたテッド達はワスプへと移動した。

 そもそも、501中隊の拠点がここだったので、家に帰った気分だ。


 大型船だったとはいえ、やはりエーリヒ・トップは小さいと感じていた。

 その理由の大半がこのワスプであり、かつての拠点だったハルゼーだった。


「なんか清々するぜ」

「ほんとだよ」


 ディージョとウッディがそんな事を言いつつ、ガンルームの中で寛ぐ。

 グリーゼ581を周回する日々にも慣れてきて、任務らしい任務も無かった。


「なんかやる事ねぇのかな」


 ボソリと呟いたテッドは、モニターに映る船外を見ていた。

 真っ白い地表を持つグリーゼ581Cに降りる事も無さそうだ。

 ただただ待機し続けるのは、どうにも腰の据わりが悪い思いだ。


「キャシーの所へ行ってくるか?」


 ジャンが唐突にそんな事を言いだし、テッドは微妙な表情になる。

 だが、その険しい顔もスッと柔らかくなり、ふと笑みなど浮かべた。


「それならジャンが行くべきだ」

「なんで?」

「だって、ジャンは姉貴の旦那だぜ?」


 真顔でそう言ったテッドの顔には、一抹の淋しさが混じっていた。

 その淋しさの意味を理解出来ない仲間では無いのだから、返って始末に悪い。


「……だよなぁ」

「やっぱ夫婦は一緒に居るべきだよな」


 掴み所の無い言葉でオーリスが笑い、ステンマルクが相槌を打つ。

 それが遠回しなテッドへの慰めだと解っていても、やはり辛い言葉だ。


 ただ、そんな状況でも空気を読まない奴は居るモノだ。


「兄貴の奥さんもグリーゼまで来れば良かったのに」


 ロニーは遠慮無くテッドを茶化し、その脇腹をヴァルターがド突いた。


「オメェは少し遠慮ってモンを覚えろ。グリーゼの地上で偽者に入れ代わったんじゃねぇだろうな?」


 ヴァルターの叱責に全員がワハハと笑い、ガンスモークの様な空気を払う。

 淋しさや辛さや苦しさと言ったストレスの元は、汚れのように付いて回る。


 それをどうにか躱せなければ、兵士という職業は続かないもの。

 ストレスフルな現場にあって自分自身を律する能力が必要なのだ。


「まぁ、またその内エディが面倒を持ってくるぜ?」


 悪い顔になってそんな事を言うヴァルター。

 しかし、その言葉に全員がニヤリと笑う。


 忘れた頃にやって来るのは、不可抗力の災難とエディの試練だ。

 しかもそれは、油断すればする程エグイ内容になって襲い掛かってくる。

 いきなりグリーゼへ降下しろと言われた方が気が楽だったが……


「よし。全員揃っているな」


 全く油断していたクレイジーサイボーグズの面々がビクッと驚く。

 その声の主は、ある意味で全員が畏れる相手。エディそのものだった。


 ウッディは『ほら来た……』と呟き、ディージョがクスクスと笑う。

 そんな空気を無視し、エディはスパッと切り出した。


「さてさて、今日はいくつかニュースがある。全員黙って聞いてくれ」


 エディが手にしていたのは巨大な銃器ケースだ。

 その蓋をパカリと開けると、中には見慣れない銃が入っていた。


「これ、何すか?」


 こんな時にいつも最初に口火を切るのがロニーの役目だ。

 切り込み隊長的なポジションなのは、全員が重宝するのだが……


「先にテッドを含めた面々が救助したエイリアン達だが、非公式ながら感謝の意を伝えてきた。彼らはその内規により、彼らの文明圏と交流のない他の文明圏との接触を禁じられているそうだ」


 オーリスが『へぇ……』と漏らし、ステンマルクは『なぜ?』と呟く。

 それに対して解説を挟んだのはアレックスだった。


「まぁ、掻い摘んで言えば――」


 要約すれば、主義主張の異なる2つの陣営に分かれ戦争中だと言う事。

 そして、第3陣営を作って事態を複雑化させてしまうことが無いように。

 つまりは奴隷の供給源となる文明圏情報が漏れないように。


 そんな配慮が行われている。いや、警戒している。

 勝ちきるまでは安心出来ないのだから、やむを得ないことだ……

 そんな説明だった。


「――解るだろ? 地球人類だって繰り返した愚行だ」


 アレックスの説明にシリウス出身の若者達が首肯を返した。

 はっきり言えば、主導権争いと勢力争いの現場が複雑化するのを避ける為だ。


「で、まぁ、人命救助と言う事もあって控え目な接触が行われ、向こうは謝意の代わりにこれを置いていったと言う訳だが……」


 エディが手にしたのは、割と小柄な銃だった。

 ただ、その銃にはマガジンがなかった。マガジンどころかボルトがない。


 全体のデザインはブルバップ型の、地球でもよく見られる安定したデザインだ。

 しかしながら、機関部のすぐ下には小さな空間があり、何かを差し込む形だ。

 また、機関部には薬莢排出口の類いが一切なく、パイロットランプだけがある。


「これ、彼らの小銃ですか?」


 何かを見抜いたらしいステンマルクが目を丸くする。

 読めない文字だが意味するところは何となく解る。

 なにより、ピクトサインになっている表示は、それだけで察しが付く。


「そうだ。しかもただの銃じゃない」

「……小型の荷電粒子砲ですね?」

「そうだ」


 ステンマルクの言葉にエディが肯定の意を返した。

 そして、それを皮切りに全員の顔付きが変わった。

 撃ちたい!と顔に書いてあるのだ。


 ただ、だからといって『はいそうですか』と撃たせてくれるエディでは無い。

 まずは座学から入るのが軍隊と言う組織の一大原則だった。


「率直に言えば、これと同じモノは地球の科学でも作れる。ただし、問題は……解っていると思うが加速器と電源だ。これの場合は――」


 エディは滑らかな手付きで銃の肩当て部に何かを差し込んだ。

 まるでブロックレーションの様な形状のモノだった。


 それを差し込まれた銃からはキンと鋭い音が発せられた。

 目を覚ましたんだと皆が思った。


「――このブロックが電源のようだ。内部においてこのブロックが変換され、電源に化けている。サイボーグが持っている有機転換リアクターの小型版だと考えられているが、実際には原理不明だ」


 地球文明よりも数段進んだ文明圏の工業製品なのだ。

 正直言えば、リバースエンジニアリングしても再現できない可能性が高い。


 だが、そこに答えがある以上、不可能では無い事も解っている。

 ならばきっと、地球文明も追いつくはずだ。


 エンジニア出身であるステンマルクは、今すぐ分解したい衝動に駆られた。

 その隣に居たオーリスも同じ顔をしていて、技術者魂が疼くようだ。


「そして、それ以上に問題なのはコッチ」


 エディが指さしたのは、その機関部だ。

 荷電粒子砲である以上は加速器があるはず。


 巨大なサイクロトロンに膨大な電力を使って磁場の渦を作った時代から幾星霜。

 地道な技術の向上が作り上げた加速器は驚く程小型になっていた。

 だが……


「この加速器は、驚くべき事にメンテナンスフリーだ。地球文明の科学では大型艦艇向けの加速器ですらも定期的な交換と調整を必要とする。だが、これはこんなに小型なのに交換する必要も調整の手間もない」


 それがどれ程凄い事なのかはテッドには解らない。

 技術的な実感がないのだから、理解しろという方が無理があるのだろう。


 ただ、そうは言っても痛感する事は確実にある。

 この小さな銃火器に込められた技術は、地球文明では太刀打ちできない。


「我々はこの銃を地球へ持ち帰り、各研究機関が総力を挙げて研究する体勢になるよう手を打つ事にした。エイリアンは12丁の銃を置いていったが、シリウス側に3丁を引き渡し、地球には9丁が行く事になる」


 ……え?


 ポカンとした表情でエディを見たテッド。

 ディージョもヴァルターもウッディも、ロニーですらも唖然とした。

 そして、ジャンは手を左右に振りながら『イヤイヤイヤイヤ…………』と呟く。


「冗談ですよね? なんでシリウス側に??」


 抗議がましい目でエディを見つつ、ジャンはそう抗議した。

 ただ、その直後にウッディがハッとした表情で言った。


「……そうか。いや、でも、そんな……いくら何でも……」


 皆の視線が一斉に集まる中、ウッディは絞り出すように言った。

 それは、人類の常識として、本来は到底許容出来ないモノだった。


「……エイリアンに抵抗する為には、戦争も必要だと……」


 ウッディの絞り出した言葉にテッドはゾクリとした冷たさを感じた。

 それは、どれ程に異議を説明されたとて、到底飲み込めない話だからだ。


 先々の話。

 エイリアン達と全面闘争する時の為に、技術開発をしておきたい。

 ただ、その為に緊張感を持って開発に当たるなら、意義を与えるしかない。


 戦争に勝つ為。

 その為に、相手を確実に殺せる武器を作っておこうと。

 このブラスター型ライフルを双方に与え、幾らでも殺し合いをさせようと。


 恐らくは莫大な死者が出るようになるだろう。

 そして、メーカー側は相当儲けることになるだろう。


 つまりは、そう言う話だ。


「取り繕っても仕方が無いからはっきり言う。その通りだ。夥しい犠牲の血の中から綺麗な華が咲くモノだ。爆発的な発展進化は悲しみと憎しみが加速させる」


 エディは一切取り繕う事無くそう言い切った。

 いかなる誹謗中傷も全て受けて立とうと、強い決意が漲る姿だった。


「人類史1万年を振り返って突き詰めて言ってしまえば、人という存在は人が人を殺す道具はとにかく心血を注いで開発するモノだ。その爆発的進化の為に、イコールコンディションにしてやるのが一番早いだろう」


 実は、連邦軍は参謀陣が真っ二つに分かれ意見を戦わせていた。


 エイリアン文明との衝突に備え、強力に軍備拡張を行なうべきと言う意見。

 もう一つは、融和的なスタンスで行って彼らの陣営に加わるべきと言う意見。

 そのどちらにも一定の説得力があり、そしてリスクがあった。


 エディはそこに意見を具申した。

 戦いの中で導き出された経験則は如何なる時にも有効なはずだと。

 また、エイリアンとの戦闘が宇宙を舞台にする以上、人類は致命的に不利だと。


 ――――血で血を洗う壮絶な闘争を宇宙でやりましょう

 ――――綺麗事では対処出来ない相手です

 ――――私が聞いた限りですがアジアではこんな諺があります

 ――――ギャングを捕まえてから手錠を作り始めるのは愚か者……と

 ――――エイリアンに対峙してから宇宙戦闘の経験を積み始めるつもりなら……


 そこで言葉を飲み込んだエディは、そこから先の解釈を参謀陣に任せた。

 賢明な人間の集まりである参謀陣にとって、それは億兆の言葉に勝った。


 誰かがポツリと『その通りだ』と漏らし、再び重い沈黙が続いた。


 ただ、そんな参謀陣を他所に一つだけ確定した事がある。

 それは、脳に深刻な障害を追っていたフレネル・マッケンジー少将の件だ。


 高次機能障害を負ったマッケンジー少将は、地球帰還と同時に退役する。

 それが規定路線だったのだが、ここにきて少将の脳機能が大幅に改善していた。

 魔法による治療などと非科学的な噂が流れとんだが、過程などどうでも良い。


 ここで問題なのは、マッケンジー少将の処遇に付いて目鼻がついたことだ。


「まぁそんな訳でな、ここから先は魂を悪魔に売り渡した事で暗躍する」


 恥ずかしげもなくそう言いきったエディだが、『汚い』とロニーは呟く。

 怒りに震えるようにしているロニーだが、それ以上の言葉は無かった。


 解っているのだろう。承知しているのだろう。

 人類史とは、そんな思惑と暗躍とに踊らされたタペストリーに過ぎないと。


「ロニーの言いたいことも良く解るし、正直に言えば私だって褒められたモノでは無い事くらい良く解っている。だが、エイリアンとの闘争の前にシリウスの闘争を何とかせねばならない。そうじゃないか?」


 エディが立ち戻った原点は、ビギンズとしての思いそのものだった。

 シリウス側を安定した社会に変える為の方策を示さねばならないのだ。


「どちらかが勝ちきって、一方的な支配を行う社会にするのは本意では無い。出来るなら対等に、公平に、融和的な緩やかな連合体に、そう変えるのが望ましい。その為に必要なのは――」


 エディはグルリと室内を見回してから言った。


「――双方共に、もう戦争はこりごりだと、そう思うようになる事だ。もうこれ以上はやりたくないから。もう戦争は終わらせよう。そう思うようになって、初めて本当の和平は訪れる。戦争で利益を得る連中を根絶やしにするんだ」


 ……これがビギンズの考えるシリウスの和解プロセスか


 誰もがそう思わざるを得なかった。

 そして同時に、そんな事が出来るのか?とも。


「出来るんですか?」


 素直な言葉でテッドはそう尋ねた。

 その問いに対しエディが答える直前、ガンルームの扉が開いた。

 誰もが一斉に扉の方を見た。開いた戸の向こうにはマッケンジー少将が居た。


「ブリーフィング中に失礼する。私も諸君らの仲間入りする事になったんで、先に挨拶をしておこうかと思ってね」


 ワスプのガンルームへとやって来たフレディはそんな言葉で切り出した。

 クレイジーサイボーグズが全員揃っているなか、堂々のサイボーグ宣言だ。


「えっと……少将……閣下は……」


 慣れない言葉でしどろもどろなディージョは、舌を噛みそうにな空気だ。

 その横でニヤニヤ笑いながら肘を突くウッディは、大爆笑一歩前だった。


 ついさっきまでのシリアスな空気はパッと消えた。

 これもまたクレイジーサイボーグズのカラーだった。


「あぁ。そうだ。正直に言えば脳幹死の状態だったが再起動したようだ」


 本当に機械のような事を言って笑ったフレディ。

 ただ、その実は複雑なものだった。


「先に説明したとおりだが、例のエイリアン連中とは割と良い関係のようだ」


 助け舟を出すように切り出したエディは、ブラスターを片手に持っていた。

 誰もがその中見に興味を示すのだが、エディはそれより先に説明を続けた。


「地球文明はこの先どうするべきか。それに付いては参謀陣も結論を見出せないでいるが、さし当って重要な事はひとつしかない。つまり、自分の身は自分で護れるようになっていると言う事だ」


 極々当たり前に過ぎないことだが、それでもいざ提示されると怖気付く。

 あの強力無比な艦砲による砲撃戦を見れば、それもまたやむを得ない。


 数百万キロの砲戦距離でバリバリと打ち合うのだ。

 科学技術の話をするなら、数段上なんてレベルでは無さそうだ。


「あんなのに対抗出来るんすか?」


 ロニーは相変わらずの調子でそう言った。

 それは、誰もが思っている事だった。


「出来るか出来ないかじゃ無い。対抗するんだ。持てる技術の全てを使って対抗するんだ。勝てないのは解っている。ただ、はいそうですかと、粛々と負けを認めることなく、徹底的に抵抗するんだ」


 フレディはそんな方針を示した。

 無抵抗のまま服従させられるのは、ただの奴隷に身を落とすだけの事だ。

 抵抗し抵抗し抵抗し続け、壮絶な闘争の果てに降伏するのとは全く違う。


 それは理屈や理念では無い部分での経験則。

 支配しようと欲する側が求める結果をそのままには渡さないこと。

 人類史の中で導き出される結論は、結局そこなのだ。


「地球人類を奴隷にしようと。消耗品にしようと。もっと言えば食料にしようとしている奴らに望む結果を与える事無く、犠牲と徒労感だけを与えるべく抵抗し続けると言う事だ。これ以外に敵が諦める方法があるなら教えてくれ」


 エディはズバッとそう言いきった。

 突き詰めれば、目的があるから手を出してくるのだ。

 だからその目的が達せられないか、むしろ損をする形にするしか無い。


「……それは解りました。で、マッケンジー少将は?」


 ヴァルターが不思議そうな顔で言った。

 正直言えば、サイボーグは社会的にまともな待遇とは言いがたい。


 口さがない者は、未だにサイボーグをただのロボットと言う。或いは人形とも。

 要するに、サイボーグ化オペレーションは、選ばれた人間のみの技術なのだ。

 高度な技術とメンテナンスと費用を要する存在。


 そんなサイボーグに対する僻みとやっかみが確実に存在する……


「諸君らも知っていると思うが、連邦軍の中に宇宙海兵隊を組織しようと言う案が出ている。すでに地球では動き始めたかも知れないがね」


 そんな話も聞いたな……と、微妙な空気が漂う。

 しかし、フレディはそんな空気を読むことなく、話を続けた。


「私はそこに介入し、サイボーグによる特殊部隊を創設し、海兵隊最強の尖兵として活動する形にしようと思っている。つまりは、望む形になるように暗躍する為の隠れ蓑だな」


 フレディとエディは本気だ!


 そんな驚きを全員が示した。

 何より、ビギンズであるエディのサポート役をフレディが買って出た。

 501中隊の面々はそれに驚いたのだ。


「これから地球に帰り、軍やその周辺の中で適性がある者を探し出し、当人が望もうが望むまいが、サイボーグ化処理を行ってそのメンバーに加える。また――」


 エディはニヤリと笑ってフレディをチラリと見てから続けた。


「――生身の中に協力者となるような面々を揃え、全く新しい海兵隊だけの特殊部隊を編成する。我々が散々やったような、周回軌道上から直接殴り込むような、そんな攻撃的な組織だ。問答無用で相手を叩き潰す組織だ」


 ――すげぇ……


 それ以上の言葉が無いテッドは、ポカンとした表情でエディを見ていた。

 同じように、全員がエディを見つめていた。


「この中隊のこのメンツそれぞれに部下を付けることにする。幾つものチームに分かれ、目的を果たすべく活動するんだ。次の50年でシリウス闘争を終わらせ、エイリアンとの闘争に備えることにする。その為に私は――」


 フレディはぎこちない笑顔を浮かべ言った。


「――サイボーグ化オペを受け、海兵隊の責任者になる。その為の闘争を行う。諸君らの支援に期待する。よろしく頼む」


 フレディの覚悟がそこに滲んだ。

 やがて創設されるODSTの原点が、ここに有るのだった。




 Road-EIGHT フレディの覚悟


     ――了――

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