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第38話 スピンオフ3「29歳のガールズトーク」

(凛)

「ネェ、久美ちゃんの旦那さん元気?」

(久美子)

「もう、あいかわらずヨー! 最近じゃ娘の詩織にべったりでさぁ。 男って娘ができるとああなるもんかなー!?」

(ミコ)

「凛のところはどーなの? 笹村さんってクールだし、娘にもやっぱりクールそうだけど。」

(凛)

「とーーーんでもないっ! 会社から帰ってくるとさ、『笑ちゅわんー。パパちゃんでちゅヨー!』とか言っちゃってさぁ(笑) もー、ベタ甘ヨ!」

(久美子)

「ヘェー、笹村さんのイメージ破壊だねぇ(笑) その点、ミコのところは男の子だし、芦田さんは友君を厳しく育ててそうじゃない?」

(ミコ)

「まあ、女の子とは少しは違うけど、でもやっぱりネー(笑)」

(凛)

「やっぱりネーって?」

(ミコ)

「あのさ、ウチの子ってまだ3歳じゃん? それなのに、旦那さん、この前野球のグローブとボール、その次の週にはサッカーボールまで買ってきちゃったのヨ。」

(久美子)

「エー、それはさすがに早すぎだよネ(笑) でも、やっぱり大きくなったら一緒にキャッチボールとか期待しちゃってるんだろーネェ。」

(ミコ)

「だろうねネー(笑) もう可笑しくって。 早く帰ってきたときはお風呂も入れてくれるんだけどさ、ほら…男の子のあそこ…あるじゃん?」

(凛・久美子)

「ウンウン!」

(ミコ)

「じーっと見てさぁ、『これは立派になるぞー!』なんて言ったり! もー、こっちが恥かしくなっちゃうわヨ(笑)」

(凛・久美子)

「きゃぁぁぁ~~~~~~~~!(喜)」

(ミコ)

「そういえば、凛のとこの笑ちゃんと久美子のとこの詩織ちゃん、幼稚園同じとこ行ってるんでしょ?」

(凛)

「ウン、そうだヨ。 それに耕作くんも一緒なんだよネ。」

(久美子)

「ソウソウ。」

(ミコ)

「耕作君って、あの笑ちゃんと詩織ちゃんがどっちも好きだっていう男の子?」

(凛)

「そう、その『こーちゃん』。もう最近じゃライバル意識むき出しでさぁ(笑)」

(久美子)

「あー、そうだネェ! 幼稚園でもこーちゃんが笑ちゃんと一緒にいると詩織がそこに割って入ったりして(笑)この前なんか2人で『詩織と笑ちゃんのどっちを将来お嫁さんにしてくれるの?』って耕作君に迫ってた。」

(ミコ)

「それは…耕作君も困っちゃうよネー(笑)」

(凛)

「エー、アタシそれ知らない。 それでこーちゃんは何て返事たの?(笑)」

(久美子)

「それがさぁ、笑っちゃうのヨ!(笑)」

(凛・ミコ)

「ナニナニ!?」

(久美子)

「『ボクのことを自由にさせてくれる方をお嫁さんにしてあげる』だって!(笑)」

(凛・ミコ)

「!!!(大爆笑) それは男の本心を言ってるわ!」





さてさて

本日は3人が久しぶりに凛ちゃんの家に集まってガールズトークに花を咲かせています。

子供たちはみんな幼稚園のお泊り会。そして旦那さんはそれぞれ遊びに行って。

今年29歳の女の子たちはチョコやクッキーやケーキなどを所狭しと並べてワイワイガヤガヤ…

旦那さんたちがいないと思って、みんなもう言いたい放題のご様子ですね。

そこに


ピンポォォォォーーーーーン


(凛)

「あ、きた、きた。」


遅れてやってきたのはみーちゃん。


(みーちゃん)

「やっほー、遅れちゃってゴメンねー。」

(ミコ)

「みー、遅いぞー。」

(みーちゃん)

「ゴメン、ゴメン。 出かけに哲におっぱい飲ませるの手間取っちゃって。」

(久美子)

「哲ちゃん、元気そうだネー。」

(みーちゃん)

「もー、スゴイ元気ヨー! 毎日おっぱいチューチュー吸ってさぁ、離さないのヨ。 それで悟が『ホントはオレのおっぱいなのにぃー!』ってプンプンしちゃって(笑)」

(凛・ミコ・久美子)

「!!!(大爆笑)」

(凛)

「悟はずっとみー姉ちゃんのこと独占してきたからネェ。」

(ミコ)

「子供ができて独占できなくなっちゃったから拗ねてるんだ?(笑)」

(みーちゃん)

「でも夜はちゃんと独占させてやってるんだヨー。 もうほとんど毎日…(笑)」

(久美子)

「あらあら…(笑)それじゃ2人目も早そうだネー。」

(ミコ)

「あれ、そういえば、凛って前にダイエットしてたのに今日はやけに食べてるわネ?」

(凛)

「エ、そ、そうかな?」

(久美子)

「まさか…?」

(凛)

「エヘヘー。 発表しまーす! 2人目、できちゃいましたぁー!」

(ミコ・久美子・みーちゃん)

「やっぱりぃぃーーーー!」

(ミコ)

「そっかぁ。あの甘えん坊の凛が2人の子供のママさんになるんだもんなぁー。アタシらも歳取るわけだわ(笑)」

(凛)

「エー、アタシそんな甘えん坊じゃないもーん。」

(久美子)

「ネ、今度は男の子と女の子とどっちがいい?」

(凛)

「ウーン、アタシは今度は男の子かなぁ…って。 女の子も可愛いけど、男の子って母親にとってなんか特別みたいな感じするんだよネェ。」

(ミコ)

「あー、それわかるわぁ! なんかさぁ、自分の中から異性が生まれてくるっていうのがスッゴク不思議でさぁ。だからよけい愛おしいっていうか。」

(みーちゃん)

「ソウソウ! わかるわぁー。」



それから1時間


(みーちゃん)

「あら…。」

(ミコ)

「ん? みー、どうしたの?」

(みーちゃん)

「んー、なんかおっぱいがまた張ってきちゃった。 チョットお乳をあげに帰ってくるわ。 また戻ってくるからさ。」

(凛・ミコ・久美子)

「オッケー。 またあとでネー。」


そしてみーちゃんは、哲ちゃんにおっぱいをあげるため、凛ちゃんの家から歩いて10分ほどのところにある自分ちに戻っていきます。

じつはみーちゃんと悟君は悟君の家、つまり凛ちゃんの実家に同居しているわけでして。


(ミコ)

「そういえばさぁ、凛に聞きたかったんだわぁー。」

(凛)

「ウン、何?」

(ミコ)

「アンタ、ワタルBとどこまでいってたのかって。」

(凛)

「エェェェーーーッ!」

(久美子)

「あー、アタシもそれ聞きたかった。なんか彼氏と彼女とかっていってたけど、どうだったの?」

(凛)

「ウーン、キス…くらい。」

(久美子)

「キスっていっても色々あるでしょが!? 言ってみなさい!」

(凛)

「最初の方はね、チュッ…って。」

(久美子)

「その後は?」

(凛)

「…舌が…にゅる…って。」

(久美子)

「うわぁー!ディープキスですかっ!?」

(ミコ)

(近親…相姦w)

(久美子)

「ミコ、何ニヤニヤしてんのヨ?」

(ミコ)

「いえ、別に!」

(凛)

「ヘンなミコ。」

(久美子)

「じゃあ、処女は?」

(凛)

「エー、そこまではいってないヨー。」

(久美子)

「じゃあ、笹村さんがはじめて?」

(凛)

「ウン、そうだヨー。」

(ミコ)

「いつ?」

(凛)

「エ、いつって?」

(ミコ)

「アンタの処女ソーシツヨッ! 決まってんでしょ。」

(凛)

「高3の…クリスマスです。」

(ミコ・久美子)

「アハハ! アお決まりのパターン!!!」

(凛)

「いいじゃん!」


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