表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
目が覚めたら今川家の軍師になっていた私。しかし当主は今川氏真。  作者: 俣彦『短編ぼくのまち』


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
15/46

大津

 西尾城に戸田忠次到着。

戸田忠次「戸田忠次に御座います。此度はお引き立ていただき誠に有難う御座います。」

朝比奈泰朝「朝比奈泰朝に御座います。主君今川氏真も戸田殿の働きを期待しています。宜しくお願い致します。まず伝えなければならない事があります。」

戸田忠次「私の過去に付いてでありますね?」

朝比奈泰朝「厳密には忠次殿の御父上光忠様に付いてであります。かつて我が今川家と戸田家は敵対関係にあり、その中でも光忠様は田原において最後の最後まで戦い抜かれました。その後、岡崎に逃れ今に至っていると聞いています。この件に付いて氏真は……。」

 見事な戦いぶりであった。

朝比奈泰朝「と褒めていました。」

戸田忠次「えっ!?」

朝比奈泰朝「尤もその場に氏真が立ち会ったわけでは無く、太原雪斎から聞いたと言っていました。」

戸田忠次「雪斎様が。私の父を……。」

朝比奈泰朝「『ただ田原攻略に要した3年間が無ければ、今頃は尾張も……。』

と草葉の陰で悔しがっている事でありましょうが。」

戸田忠次「もしかして……。」

朝比奈泰朝「義元も同じかも知れませんね。これは仕方ありません。それに光忠様が田原を守られたのは当然の事。戸田家の権益であったのを今川が奪おうとしたのでありますから。」

戸田忠次「では父の事は?」

朝比奈泰朝「気にされる事はありません。むしろ誇るべき事案であります。何より此度の人事に付いて……。」

 田原の方々が喜んでいます。

朝比奈泰朝「しかし現状、田原を御戻しする事は出来ません。織田との戦いにおいて重要な拠点でありますので。今後戸田様には岡部の指導の下、三河の水軍の創設並びに統率をお願いしたいと考えています。三河の水軍が充実し、織田との戦いを制する事が出来た暁には……。」

 田原の城をお任せしたい。

朝比奈泰朝「そのように考えています。」

戸田忠次「有難き幸せ。」

朝比奈泰朝「当面戸田様には……。」

 大津にて任務にあたっていただく考えにあります。

戸田忠次「えっ!?大津は……。」

朝比奈泰朝「はい。駿河遠江から運んだ荷を西三河へ送り出す湊であります。」

戸田忠次「斯様な大事な地を私に……。」

朝比奈泰朝「戸田殿は三河の水軍を担っていただく方であります。松平様の推薦でもあります。元康殿の目に間違いが無い事は私もわかっています。引き受けていただけますか?」

戸田忠次「私から断る理由はありません。きっと期待に応えて見せます。」

朝比奈泰朝「ここ西尾との往復となり忙しい日々となりますが、宜しくお願いします。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ