目覚め
目を覚ますと知らない所にいた。
「やぁ、起きたようだね」
「私はウルカーナ帝国騎士団隊長のハックだ」
なんで騎士団の人がいるんだ、僕はあれから何があたったんだ。
思い出せない
「なぜ、僕はここにいるんですか?」
「説明しよう、街が盗賊に襲われているという報告を受けて、騎士団がルカ村に向かったんだ」
「ルカ村にいた、生き残った人々と倒れてた君を保護したんだ」
僕は保護されたてたのか。
「僕はどれくらい寝てたんですか?」
「今日で一週間だよ」
一週間も眠ってたのか。
「君にいくつか君に質問するけどいいかな」
「いいですよ」
「一つ目の質問をきくよ、ルカ村を襲った盗賊はどうなったと思う?」
なんでそんな質問を聞くんだろう
「騎士団に捕まったか殺されたと思います」
「いや、騎士団は捕まえてもないし、殺してもない」
「二つ目の質問だよ」
「誰が盗賊を殺したと思う」
わからない、村に盗賊を殺せる人なんていないし。
「わからないです」
「村に盗賊を倒せる人はいなかったし」
「生き残った人達に聞いたら君が盗賊を殺したらしいんだ」
え、僕にそんなことできない、盗賊を殺せるなら村を守っている。
「そんな事できませんよ」
「普通はそんなことは出来ない、でも今の君は龍契者だ」
「龍契者?」
「龍契者というのは、龍と契約してる人のことだ」
「僕、龍と契約なんてしたことありません」
「強く願い事した時に声が聞こえた事があるかい?」
強く願い事した時に声が聞こえた事なんてあたったか。
あれ、そういえば倒れてた時に強くなりたいと願ったったけ。
「なんで、強く願い事した時に声が聞こえるんですか?」
「それは、龍は人の願いに反応するんだ」
「そういえばなんで、龍と契約してるってわかったんですか」
「それは、龍契者は目がオッドアイになるんだ」
「鏡で見るかい」
本当だ、オッドアイになってる。
「話しを戻すよ、強く願い事した時に声が聞こえた事があるかい?」
「盗賊に襲われた時に強くなりたいって願い事した時に声が聞こえたかもしれません」
「すみません、良く覚えていないです」
「そうか、目を覚ましたばかりだこれからゆっくりと思い出せばいい」
僕は本当に龍と契約をしたんだろうか。
でも、黒目だった両目が赤と青のオッドアイになっている。
正直、怖い目が覚めたら龍と契約していて、盗賊を殺したなんて。
信じられない自分がいる。
これから僕はどうなるんだろう。