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プロシュート  作者: ボクノート
プロローグ
1/21

序章

高校二年も半ばを迎えようやく落ち着いた雰囲気を取り戻した私立駿河丘高校、朝必死で自転車をこぎ、登校してくるものもいれば、バスに乗って登校したりする生徒もいる。

この学校の校訓《青春を満喫》なんだか適当なような校訓は学校設立以来変えられたことは無い、そして何よりも特徴的なのはこの学校のサークルである、基本サークルは必ず入るという決まりはあり四人という人で誰でもサークルを作ることが出来るのだ、だが四人を超えても少なくてもダメなのだ。なのでこの学校には五十個以上のサークルが存在する。一番厄介なのは、こんなにゆるいサークルの規定だが生徒会の承認をもらわなくてはならないことだ。。ただ陸上部、野球部、サッカー部の三つの部活は推薦枠で入らないと入れない。そんな高校に通う俺歌見顕はアニメ研究サークルというものも高一の時に設立させメンバーは俺以外アニメに興味はない。

「お兄ちゃん、まったくいつまで寝てるの早く起きてよ」

妹が呆れた顔を浮かべながら起こしに来た。妹の紗夢(さゆ)は、小学六年だがそうとは思えないくらいしっかりしている。

顕は、高校に入ってから今までずっと妹に起こされてきた。

「紗夢、今何時?」

「もう八時だよ、いつまで寝てるの」

まるで母のようである、顕たちの母は仕事で忙しくなかなか家にはおらず、父もまた単身赴任でいない、なのでいつも妹の紗夢が朝ごはんを作ったり洗濯をしたりと、家の母てき存在をしているのである。これは母ゆずりなのかもしれない。一方顕は父に似てダラダラと生活するのが好きであったが、父と一つ大きな違いは顕は大のアニオタであることである。

「遅刻する!やばい!」

あわてて着替えを取り出し顔を洗いご飯を食べ家を出た。

「おはよう」

外ではうえはが待っていてくれた。桜木うえはは顕隣に住んでいて、幼稚園からの幼なじみで小中高ともに同じ学校に進んだ。うえはは顕の家の状況はほぼわかっておりまたに、顕を家に招待したり顕の家のお手伝いをしたりしていた。ちなみに、アニメ研究サークルの一員である。

「急がないと私まで遅刻しちゃうよ。」

「先に行っててもよかったのに」

「ほら、行くよ!」

うえはにいわれるがまま急いで学校に向かう。

「近道しようぜ!」

と顕がいうとはいはいといわんばかりに顕の耳を引っ張りうえはは顕を連れ出した。そんなこともありながらようやく学校に着いたのは予鈴の三十秒前であった。

「ギリギリセーフ」

「お!今日もおふたりさんラブラブで」

と赤 池真が茶化しにきた。池真はお調子者でいつも茶化しに来る。そんな池真もアニメ研究サークルの一員である。すると、

「おはよう!顕、うえは」

後ろから肩を叩いたのは(タマ) (チン)であった。咲はうえはの高校一年の時からの仲で高校一年のときからこのふたりのことをよく知っている人物でもあった。また四人目のアニメ研究サークルのメンバーでもある。


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