ア ト ガ キ
アルカンシエルを最後まで読んだ方も、これをまず読んでいる方も、ありがとうございます。下弦鴉です。
本当はサックリ書いて終わらせてしまおうと思っていたあとがき、そして物語。なんだかんだで全７０話の長編になりました。
最初はふと、優しい物語が書きたくなって筆……もといキーボードを走らせていたのですが、優しさはどこへ消えたのだろう。全然見当たらなくって、お姉さん困っちゃう（
伏線を張り巡らせるのも、回収するのも苦手な作者が、なんとか書き上げたこんな物語。いろんな人に支えられて、気がつけば中心的に執筆する事になっちゃいました。
面白いと言ってくれるのが嬉しくて、頑張ってくださいと言ってもらえると続けていこうと思えて。コラボなんかもしちゃったりして、アルカンシエルは成長していきました。
『俺達の戦いはまだこれからだ！』みたいな終わり方を想像していた私にとって、かなり衝撃的なことに、きちんと妖精全部出てきました。名前は最初から決まっていたのでいいとして、性格とそれぞれの特徴を考えるのに苦労したのもいい思い出。
感傷的な空気も、しみじみとした空気も苦手な私に、シリアスな文はやっぱり早い気がしました。言葉が上手く表せないし、主人公達の行動すら伝えられないどうしようもない文章が出来上がったり。スランプってホント恐ろしい。ゴキ○リとテストの次くらいに。
『アルカンシエル』。フランス語で虹という意味。ラルクアンシエルも、これの綴りをいじったものだとか。
虹をテーマにしようと思ってから、題名を考え付くまで約３分。カップラーメンができるのを待っていたので、良く覚えています。
よし、名前と呪文もそれでいこう。なんて考えながら啜った味噌ラーメン。なかなか美味しかったけど、どこのメーカーのものだったか覚えていない。名前の検索で精一杯だった。青と藍名前かぶるな。まあいいや。なんとかなる。なんて思っているからいけないんだ。
と、いうことなので、ところどころカタカナだけの呪文、または歌はフランス語です。ただし作者が改造しまくったエセフランス語になっています。こっちの響きの方が綺麗。これはこうしたい。と思っているうちに、不思議な呪文の出来上がり。わーお、ステキ（
検索してやろうと頑張る方はいないと信じています。
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全７０話。ソラと虹の物語。
ほとんど携帯から読んでくださっていて、読みにくくないのかと心配でたまらなかった。修正できたらいつかしよう……。
いつの間にか増えた読者様と、こんな作品をお気に入り小説に加えてくださった皆様、そして支えてくれた同盟の皆様、短いようで長い間お世話になりました。
これでアルカンシエルは終わりますが、私は執筆を続けるでしょう。終わってない作品もありますし。そちらでまた、機会があればお会いいたしましょう。
さよならは言いません。心からの感謝を皆様に。
親愛なる読者様に、虹と共に幸せが訪れん事を。
