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アルカンシエル  作者: 下弦 鴉
第三章 秘められしモノ
48/80

48、『強欲』という名の願い

 ちょっと派手にしすぎただろうか。私にこのドレスは、変だっただろうか。後ろを向いて、自分が映った大きな鏡に微笑んでみる。ダメだ、変な感じがする。きゅっと締まったウエスト。波打つスカートは少し光沢を帯びる。肩も露出して、胸元も広めに開いている、こんなドレスは私に似合わない気がする。

 「だいじょーぶですよぉ、矢吹さん」

 「ぬはぁ!」

 「とっても綺麗です。私も惚れちゃうくらい」

 意地悪く笑うのは、水色のドレスのウミちゃん。この子は時々心臓に悪い事を……。

 「きっとソラにぃも綺麗だって言ってくれますよ」

 「ふぇ!?」

 「可愛いなぁもう」

 肘でつつかないで、脇は弱いのよ。

 スカートがふわっと広がるドレスのウミちゃんは、一回転してお辞儀する。柔らかそうな袖の肩が笑ってる。

 「もう、年上をからかわないの!」

 「ごめんなさい。でも、本当に綺麗ですよ」

 グッと親指を立てる。ウミちゃんは嘘を吐かない。奴は嘘を吐くけれど。

 「さぁさ! ソラにぃに矢吹さんのナイスバディを見せ付けてやりましょ!」

 「な、何言ってるの!」

 「今日だって、キス寸前だったじゃないですかぁ。キ・ス♪」

 「ウミちゃん? からかわないでって、言ったよねぇ?」

 「でも、ニヤニヤしてましたよね? 何想像してたんですか?」

 「悪い子に教える事なんてありません! さっさとホールに行くわよ、パーティーが終わっちゃうわ!」

 「はーい♪」

 カツカツと高いヒールの音を響かせて、人目も気にせず衣装ルームをあとにした。




 遅い、遅すぎる。いつまで待たせるんだこのヤロウ。なぁにが「すぐ終わるからぁ」だ! 女はいつもそうだ。服に時間を費やしすぎる。服なんてどれでもかまわないだろうが!

 「ごめん、ソラにぃ波月さん。遅くなっちゃった」

 「遅い!」

 後ろから走ってくるウミは、広がるスカートの裾を握って、矢吹を引っ張りながら来る。

 で、なんで待たされてない矢吹がふてくされた顔をしてんの?

 「おめかししたね、ウミちゃん。矢吹も」

 「えへへ~」

 「ぁぅ……」

 嬉しそうなウミに対して、暗い矢吹。んー、やっぱり熱でもあるのかな?

 「ソラ、ストップ」

 「ぬおぅっ」

 一歩踏み出した俺の襟首を掴む波月。首が、首が絞まって……。

 「額を当てるのはダメ。手で確認して」

 「りょーか」

 「あー、やっぱ待って」

 「えぐっ」

 二歩目を惜しくも踏み出せなかった。さらに首が絞まっただけ……。

 「矢吹は、その……熱じゃない」

 「うーん?」

 「体調が悪い訳じゃないんだ。だから、大丈夫だよ」

 「そーなのか」

 ウミにつれて来られた矢吹を見やる。友達じゃなくっても、気分が悪そうなら放ってはおけない。

 「大丈夫か、矢吹」

 「……平気よ」

 頬が赤い。というか、顔全体が赤い。だけど、波月が心配するなと言う。矢吹も平気だって言う。

 「無理はすんなよ。折角可愛い格好してんだから」

 ビクッとして、矢吹の全ての動きが止まった。お団子にした茶髪も、服がこすれもしない。瞬きも、呼吸も忘れているみたいだ。

 ……って、さすがにそれはヤバくないか!?

 「矢吹、呼吸しろ!」

 「ふあっ!」

 止まった時間が動き出したらしい。なんだよもう、心配させやがって。

 「ったく。らしくねぇなぁ」

 「……服がキツいの」

 「んだよ、声が小さくて聞こえねぇよ」

 言い忘れてた気がするけど、俺らがいるのはひろ~~~いホール。観客席とかまである、ともかくおっきなホール。ステージでは優雅な演奏が繰り広げられて、その周りで宿泊してる人達が楽しそうに踊ってる。隅の方ではテーブルに料理が並べられて、楽しそうに笑いながら食事をする人も目に付く。

 「波月さん、踊りましょ!」

 「いいよ、よろしく」

 楽しそうな小さなお姫様と、爽やかな笑顔の王子様が踊りの輪に加わる。いつの間にあんなに踊れるようになったんだろう、お姫様は。王子様もなれてるみたいだし。

 「水でも貰う?」

 「大丈夫よ」

 大丈夫そうじゃないから言ったんだけどなぁ。

 だからといって、俺は踊りなんてできないし。料理も食べたいけど、矢吹は食欲もなさそうだし。砂浜のあの時から様子がおかしすぎやしないか?

 「あ、上で休んでいいみたいだ。座るか?」

 「え、ふぇ、ふ、ふたひで?」

 「日本語で頼む」

 「……」

 なぜ黙る! お前日本人だろう! 日本語で話せるだろう!

 「行くぞ」

 「え、ちょ、まっ……」

 半ば無理矢理手を取って、人をさけて進んでいく。心配するなって言う方が無理だよ、波月。




 「きれーだなぁ……」

 「そ、そうね」

 ど、どどどど、どうしよう! 2人っきりになっちゃったじゃない! うわー、うわー、うわー!

 「お、波月だ。ウミはどこだろ」

 音楽が変わるたびに、2人組みで踊っていたペアは変わってた。みんな楽しそうで、綺麗にリズムにのって踊ってる。私はそういうの苦手だから、足を踏んだり蹴ったりしちゃう。有澄にそんな事したら怒るだろうし、呆れられちゃうよ。

 「おーい、聞いてるかー?」

 「ちょ!?」

 本日二度目のどアップ。心臓に悪いどころじゃないわ!

 「何か食べない? 俺、取ってくるよ」

 「え、えっと」

 「なんでもいい?」

 「うん」

 「んじゃ、行ってくる。あ、ついでに三枝さん探してくる」

 「え?」

 「だってお前、気分悪そうだし。明日には帰るんだ。今日が楽しめないのは辛いだけだろ?」

 「だ、大丈夫だって」

 「でも、さっきからずっと顔赤いし」

 気付かれてた。

 「ちょっと、その……」

 「なんだよ」

 アンタのスーツ姿がカッコ良すぎるせいだなんて、口が裂けても言える訳ないじゃない!

 「ともかく、行ってくるからな」

 「私は、本当に大丈夫だから! 楽しみたいから、三枝さんは呼ばないで」

 立ち上がった有澄の細い腕を掴んで、必死で言った。

 「分かった。だけどいいか? 無理してるんなら言えよ」

 それはアンタも同じでしょうが。

 「じゃな」

 手を振って、去って行く。階段を下りる背中を見送って、深く深く息を吐く。

 いつも通りでいいじゃない。なんで緊張してるのよ。アイツは何も変わらない。いつもと、何一つ変わりはしていない。『折角可愛い格好してんだから』と、言ってくれた。いつもの調子で、『可愛い』って。

 嬉しいけど、ものすごい複雑だ。アイツは私の気持ちを知らないで物を言う。



 私は、私は……有澄が好きだ。



 どこがどう、という訳じゃない。見た目なんて後回し。心が綺麗で、優しくて。ちょっと馬鹿だけど、いや、ちょっとじゃないわね。かなり馬鹿だけど、他人に優しくできる、アイツが好きなんだ。そっと差し伸べてくれる、あの頼りなさげな手が好きなんだ。

 いつから好きになったのかも、私ははっきり覚えてる。だけど、有澄はきっと忘れてる。ずっとずっと前の事だもん。

 でも、私はそれで救われたから。私はそれで、笑っていられるから。有澄のおかげで、ここにいれるから。

 幸せを私に分けてくれたのは、君だったんだよ、有澄―――。



                       **



 「転校生の、矢吹真璃ちゃんです。みんな、仲良くしてあげてね」

 「はーい!」

 綺麗に揃う声。だけど、みんな私を見ない。それはきっと、容貌のせいだ。きつい目元。開かない口。表情の変化になれない頬。誰も近付かせない、暗いオーラ。

 「何か挨拶してもらえるかな?」

 先生が紹介してくれた。それで十分じゃないか。

 「ヨロシク」

 たったその一言だけで、私は精一杯だった。



 「あの子暗いよねぇ」

 「だよなぁ」

 「お嬢様って感じ」

 「話しかけても返事しねぇし」

 明るく振舞いたかった。返事くらいしたかった。だけど、次から次へと言葉がとんでくる。考える時間が追いつけない。だから、どれから答えればいいのか分からなかっただけなのに。



 「やーい、ひっかかったひっかかった!」

 教室のドアに仕掛けられた黒板消し。私の頭で弾んでから、床へ落ちる。

 「汚いわね、近寄らないでよ」

 掃除中に投げつけられたぞうきん。服が少し汚れてしまっただけなのに。

 『死んじゃえ!』『学校に来るな!』『きもい』

 忘れてしまったノートに書かれた、悲しい言葉。



 帰り道。落書きがされた2冊目のノートを抱きしめて、ぶつかられたりしながら歩く。

 私は、仲良くしようと努力したのに。みんなに溶け込めるように、頑張ったのに。無駄な努力だったんだ。考える時間も、話す機会も与えられないままに、迫害された。もう、輪には入れない。

 「あ、でたよ。妖怪だ」

 妖怪?

 「今日は何とお話ですかぁ?」

 冷やかしの声が飛ぶ方向。その先には、笑う男の子がいた。

 「迷子の猫又がいたんだ。公園はどこって聞くから、教えてあげたんだよ」

 猫又なら知ってる。長く生きた猫がなるという、妖怪の一種だ。

 「そんなのいるわけねぇだろ」

 「あ……」

 絡んできた男の子に突き飛ばされて、その子は転ぶ。だけど、

 「僕には見えるんだ。無視なんてしたら、可哀想でしょう?」

 なんで、笑っているんだろう。

 「ばっかみてー」

 「妖怪なんだもん、仕方ないじゃん」

 「だよなー」

 笑い者にされてるはずなのに、なんであの子は一緒に笑っているんだろう。

 「妖怪は学校に来るなっつーの!」

 容赦ない言葉。無垢なる刃。深く、私を傷つけたモノ。

 「妖怪は妖怪の住処に帰れよなっ!」

 道に落ちている石が、男の子に次から次へと投げられる。さすがに笑って耐えてはいられない。顔をかばってしゃがみこむ。

 助けたい。……だけど、私は無力だ。

 「あんら達、ソラお兄ちゃんをいじめないれ!」

 少し舌足らずな声が、男の子をいじめる少年達に襲い掛かる。しかし、迫力などある訳がない。

 「あ、妖怪の妹だ! 喰われる前に逃げよっ」

 駆けてきた少女にも、心無い言葉を残して彼らは去った。残ったのは、男の子と女の子。

 「いったたぁ」

 「だいろーぶ?」

 「有難う、ウミ。大丈夫だよ」

 なぜ、君は笑えるの? あんな嫌がらせされて、ボロボロになってまで、なぜ。

 目が、合った。遠くにあるはずの瞳が、すぐ近くに感じられる。彼は私に笑いかけた。優しく笑いかけてくれた。それに気付いた女の子が、私の元へ来て腹の辺りをパコパコ殴り始めた。

 「ソラお兄ちゃんをいじめたら、ゆーさないんだから!」

 「あ、ダメだよウミ。その子は悪い子じゃないから」

 「いじめたら、ゆーさないからね!」

 きつく睨まれてしまった。何を言えばいいのか分からない。

 「ごめんね、大丈夫? あ、これは妹のウミ。僕は有澄ソラって言うの。ヨロシクね」

 傷だらけの、白くて細い手が差し伸ばされる。そして、彼は笑う。

 どうしたらいいのか分からなくて返事ができず、固まってしまう。けれど、答えたい。この子と少しでもいい、話がしてみたい。

 風が吹く。髪が揺れる。心が不安と緊張でいっぱいになった。

 「あ、あたしは、やぶ、やぶき……」

 やっと出た声が小さくなって消えていく。自分でも聞き取れないほどに。

 「まりちゃんね、ヨロシク!」

 でも、聞き取ってくれた。待っていてくれた、私の答えを。私が、手を伸ばすのを。




 それからは、彼が教室に顔を出すようになった。その度に、生徒達は避けていたけれど、彼と話す私を不思議そうな顔で見ているだけで、何もしてはこなかった。

 そのうちに、いつの間にか笑うようになった私には、1人2人と周りに人が増えた。どんどん増えて、クラスを超えて友達ができた。代わりに、彼とは話せなくなってしまった。

 「妖怪とは話さない方がいいよ」

 「そうそう、何言ってるか分からないし」

 「でも……」

 「アイツ、1人で誰もいないところでしゃべってるんだぜ? 変だって思わない方がおかしいよ」

 それはそうかもしれない。だけど、誰よりも優しい心を彼は持ってる。誰よりも、素直で真っ直ぐだ。

 その日は忘れ物をしたので、友達を先に帰らせて学校に戻ってきた。嫌がらせはもうされない。けれど、心のどこかにまだ安心しきれていない自分がいる。

 「あ」

 有澄君だ。1人で廊下に立ている。そして、何か・・と話していた。咄嗟に曲がり角に隠れて、様子を窺った。遠目に見た彼は、だいぶ暮れてきた夕日に横顔を照らされて、困った顔をしていた。

 「大丈夫だよ」

 何と、話しているんだろう。

 「そんなに心配しないでって。……え、呪う!? ダメダメ、絶対!」

 見えない相手に向かって、大げさに手を振る。

 「大丈夫、僕は平気だよ。いじめられたって大丈夫だから」

 私を救ってくれた彼は、まだいじめられている。それまで目をそらせていた彼の右腕には、包帯が巻かれている。自然に目が行ってしまって、胸が苦しくなった。私が友達と笑いあっている間に、彼はどんな事をされていたのだろうか。

 「え、何で人を嫌わないのって? んー、好きだから」

 ろくに考えもせずに出した答えは、真っ直ぐに私の心を突き刺した。

 「僕はね、どんな事されたっていいんだ。みんな、楽しそうに笑ってるんだもん」

 本当に嬉しそうに彼は笑う。だけど、いじめる子達は笑っているのではない。嘲笑わらっているんだ。私にはそれが分かっている。それでも未だに孤立を恐れて、彼に救いの手を伸ばす事ができないでいた。あの時から、ずっと。

 「気持ちが悪いって言われるよ。だけどね、人が泣いたり、苦しそうだったりするのは、嫌なんだ」

 優しい顔で、何かに話しかける彼の姿が歪む。自分の無力さ、不甲斐なさに腹が立つ。

 「だってさ、こっちまで辛くなるでしょ? だからね、どんな形であっても笑ってて欲しいの!」

 自分を犠牲にしてまで人の幸せを願う、優しい心。自分がどんなに苦しくても人の笑顔を願う、真っ直ぐな気持ち。

 「ウミやキミは心配するけど、僕は平気だよ。みんなの笑顔が、僕の力になる。だから―――」



                       **



 『僕が傷つく代わりに、傷つかなくてすむ人がいるなら、それでいいんだよ』

 そう、言った。無垢な笑顔で、何もない空間に向けて。

 それがずっと変わらない、有澄の心。昔のまま、誰かが傷つこうものなら、自分を犠牲にして救う。

 ご両親が亡くなった時、ウミちゃんは泣いていた。でも、有澄は泣かないでウミちゃんを抱きしめ、唇を噛み締めていた。自分まで泣いたら、ウミちゃんも不安になると、分かっていたからかもしれない。


 彼は護る者の為に、いくつ自分を犠牲にしてきたのだろう。


 その頃から、有澄はどこか切ない笑みで笑うようになった。あの時のような明るい笑顔ではなくなってしまった。私は、自分を犠牲にしなくても、有澄が幸せになれる方法を見つけたかった。こんな悲しい顔で笑うようになる前に。

 けれど、間に合わなかった。もう彼は、寂しそうにしか笑ってはくれない。私が今も昔も無力だから。孤立を恐れて手を伸ばさなかった手を、また差し伸べる事ができなかった。

 「ごっめん、遅くなっちゃった」

 君は人が悲しむ顔を見たくないと言った。私も、有澄が悲しむ顔を見たくない。

 「矢吹?」

 君は涙を見たくないと言った。私も、有澄の涙は見たくないよ。

 「おーい……」

 今の私もまだ無力だけど、護りたいんだ。少しでいい、頼りになりたい。



 そしてあの頃にように、楽しそうに笑っていて欲しい。笑って傍に、隣にいて欲しい。

 こんな願いは強欲かもしれない。それでも構わない。ただ君の、有澄の傍にいさせて欲しい。



 今度は、私が有澄を助ける番なのだから。

 「ちょーっぷ!」

 「いった!」

 ふ、不意打ち!? ていうか、いつからいたのよ!

 「ほい、ハンカチ」

 「え」

 「見なかった事にしてやるから」

 何をよ。言い返す前に、頬を伝うものに気がついた。

 「矢吹が何を考えて、何を思ってるのか知らないけど」

 有澄は着ていた上着を脱いで、そっと肩にかけてくれる。ネクタイをずらしてほっと息を吐き、隣に腰掛けた。

 「泣かれるとさぁ、いろいろと困るから。まあ、見逃してやるから、たまってるもの吐き出しちゃえば?」

 変わらない優しさがここにある。変わらない愛しさが、心を揺さぶる。

 「バーカ。あんたに見せる涙なんて一滴たりともあるわけないでしょ」

 「うっわ、心配してやってるのに言ってくれるな」

 ふざけて笑う、その笑顔が愛しい。

 「私の涙は安くないのよ」

 「へいへい、そーでございますか」

 君への負担なんて、これ以上増やしたりしないから。

 「お腹すいた、何もって来たのよ」

 「シェフのおすすめってのをいくつか。……あ、全部食うなよ!」

 「早い者勝ちよっ」

 「な!」

 だからせめて、今この時だけでいい。この瞬間だけでも構わないから、



 ―――笑っていて。


と言う訳で、矢吹と有澄の過去を語ってみました。


矢吹が何を想い、彼の傍から離れないのか。

これが伝われば、今回は大成功です。


最初は前後編で構成しようかと思っていたのですが、ぎゅっと凝縮して一話にまとめ、すっきりさせました。故に、おかしな所があるやも知れません。ご一報いただけると嬉しい限りでございます。


サブタイもいくつか候補が上がり、うーむうーむと唸った結果は二つに絞られ。

今もなお、変わらぬモノ or 『強欲』と言う名の願い

になりまして。

前者はどこかで見た事あるような……と思ったため、変形し、再び悩む事になったのですが、あみだくじの結果、はい見たとおりにございます。


つまりですね、最終話並に自分のもっているものすべてを使って、今回の話を書いたつもりだという事です。

それだけ、矢吹がどんな想いでいるのかを知ってもらいたかったのです。有澄の綺麗な心も届けたかったのです。


本編だけで伝わるのか不安すぎて、あとがきが長くなってしまった事を深く後悔しております。自分、頑張れ。


では、長々と失礼しました。

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