鬼気迫る2
大輔がカ―テンの束の中から数本選び愛に渡した。「逢沢さん、炎の壁の外からこのカ―テンをの壁の中に渡して、そしてこのカ―テンをすぐに広げて欲しい。」大輔が愛の肩を掴みそう言った。「中に、うん分かった!!」「自分が中に飛び入るから、直ぐにカ―テンを中に入れてね。」大輔の優しい笑顔と炎の壁を見て、愛は目を見開いていた。「時間がない。行くよ!」大輔が勢い良く炎の壁の中に入って行った。愛は直ぐにカ―テンを炎の壁の中に忍ばせていた。
高校3年生、大学に進む事は既成事実の様に思っていたが、どうやら私も含めここにいる6人はここまでの命なんだろうと、生徒会長の香住沙苗は諦めと絶望に支配されていた。同じクラスの仲間を救い、自分がこの中にいる。炎の勢いと自分達のいる場所が確実に狭くなってる現実にどうする事も出来ない状態がマイナス思考に拍車を掛けていた。周りのクラスの仲間も同じ様にこの現実に立ち向かえない事が諦めに繋がっていた。そんな時だった!炎の中に勢い良く入り込んでくる男子高校生がいた。中には入り込んで体に火が広がっていまが、地面に体を擦っていた。体の火は少なくなり中にいる6人の方を男子高校生が見ていた。「直ぐに出れますから、外からカ―テンで炎は少しの時間和らぎますから直ぐに出て下さい。男子高校生の真っすぐな目が香住沙苗に注がれていた。そしてカ―テンが炎を遮るように置かれていた。「早く!!直ぐに行って!!」」男子高校生の声で6人の高校生3年生と男子高校生が炎の壁の外に出た。「逢沢さん!!先頭で下まで降りて!!自分は1番後ろにいるから、早く!!」カ―テンはすでに燃え上がり、周りの炎も強くなっていた。愛を含めた8人は4階から下へと燃え上がる階段を勢い良く下っていた。




