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動きだす。

教室の中に入るとクラスのみんなの顔がこちらに向けられていた。その姿に驚き大輔は一歩下がっていた。そんな大輔の前に愛はスタスタと近寄り口を膨らませて大輔の方を見ていた。「あ、おはようございます。」大輔がそう言うと愛は「遅くない??心配してたんだから。」っと大輔に詰め寄っていた。「すいません。」大輔は愛に頭を下げていた。「弦田君にも用事があるでしょ!」優実は愛にそう言った。「ゴメンね。愛、弦田君をずっと待ってたから。」「いえいえ、ありがとうございます。」3人は自分の席に戻ってると、愛は後ろの大輔に「復帰おめでとう!」っと優しい笑顔で大輔に言った。大輔も笑顔だった。


校庭から大輔が跡形もなく燃えて無くなった校舎を見ていた。昼休みに改めて見たが酷いものだ。コレで3年生が無事だったのが嬉しい救いだった。「酷いもんだな。」大輔の横で年齢は三十歳ぐらいの消防士の服装をした男性が大輔にそう言った。「えぇ、旧校舎での授業になりました。」「面白いこと言うね、君。」消防士の男性の視線が大輔にそそがれていた。「君、炎が動くの見えてたでしょ。」「いえ、炎が生きてるのは見えたし炎が教えてくれた事も有りました。」「教えてくれた?」「あの時使ったみんなを炎の輪から出すことが出来たカ―テンは防災カ―テンで炎が燃え移って無かったので使えました。」「防災カ―テンが死傷者ゼロに貢献したってことか。」「はい」消防士の男性は「なるほどね。そうゆう事にしとこう。君の行動が死傷者ゼロに繋がったと思ってるが、ここは消防士の面子も有るし悪いが君の行動を評価出来ないよ。」「はい。評価よりもみんなが無事で良かったです。」その笑顔を消防隊長の御子柴弾は深いため息をして見つめていた。

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