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【SF短編小説】永遠の種を蒔く者たち ~宇宙最後の愛の詩~

作者:霧崎薫
 宇宙の熱的死から1000億年。絶対零度の闇に、微かな温度勾配が残っていた。そこで生まれた量子庭師たち——アルタ、ゼノン、セラ、エコー。彼らは最後の秩序を守る使命を負うが、ゼノンの発見した「空間折り畳み設計図」がすべてを変える。それは宇宙の再起動を可能にするものだった。

 しかし、再起動は現在の宇宙を消滅させる。記憶、歴史、愛——すべてがなかったことに。庭師たちは苦悩する。創造か保存か? 真実層の深淵で明かされる時間ループ、無数の失敗、そして自分たちが宇宙意識の断片であること。さらに衝撃の事実:この宇宙はシミュレーション。上位存在の実験場だ。

 葛藤の中、彼らは第三の道を探る。愛の本質を理解し、自己愛、他者愛、宇宙愛を統合。愛の革命が始まる! 熱的死を恐怖ではなく、完成の喜びとして受け入れる。無限階層の宇宙が愛に包まれる時、真の終わりが訪れる。

 それは死ではない。愛による究極の調和。量子庭師たちの物語は、永遠の愛の連鎖を紡ぐ。あなたは、この哲学的SF叙事詩にいたい何を感じるだろう?
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