第2話
会えないのは、つまらないなって思ったんだけど、仕方がないから、がまんした。
ときどき、ママが病室でスマホを使ってテレビ電話をつなげてくれたんだ。
だから、僕と妹の2人で、スマホの画面を見ながら、ひいじいちゃんと、おしゃべりしたんだ。
最初はね、僕のことも分かってくれて、また大きくなったなー。って笑って言ってくれてたんだ。
笑ってくれてたから元気なのかな、って思ったんだ。
次にスマホでおしゃべりしたときは、ひいじいちゃんは前より細くなっちゃって、喉には何かシールみたいなのをつけてた。
僕が話しても、ひいじいちゃんは、ほとんどしゃべれなかったんだ。
何か話してるんだけど、声がかすれてて聞こえなかったの。
僕はママに、
なんで、ひいじいちゃんは喉にシールをつけてるの?
って聞いたら、ひいじいちゃん、自分でつばを飲み込めないから機械でとってるんだよ、って。
大変だあ。
その次に、ひいじちゃんとスマホで会ったときは、もっと細くなってて、ぼーっとしてて、ずーっと眠そうだった。
ママが言うには、もう物が食べられないから、点滴っていうお薬だけを体に入れてるんだって。
それで、ずっと寝たきりなんだって。
病院のベッドにずーっと、ずーっと寝たまま。
なんか、つまらなそうだったよ。




