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私にとっての命綱

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

死のうとしている人を止めることは出来ないし、心を閉ざした人には届かないんですよ。

悲しいかな。

明るく振舞っているが、自滅願望持ち。何時も明日生きるか死ぬかを持って生きている。だからもう、既に燃え尽きて居るのだと思う。疲れてしまったのだと思う。


「お前が会わないせいで、また彼が癇癪を起こしている」

「そんな大袈裟な。私がいなくても、彼は自分でどうにか出来る人ですよ」

何処か仄暗い瞳を此方に向けて、彼女はゆっくりと背もたれに体を預けた。本日はかなり堪える出来事があったせいか、何時もより仄暗い。今にも消えてしまいそうな儚さがあった。

何時もそうだ。自分なんか居なくても誰も悲しまない。気にも止めない。寧ろ喜ばれるのでは無いかとさえ考えている。それを口に出す事は決してないけれど、彼女の癖を見ていれば一目瞭然だった。

「……俺がどれだけ『死ぬな』、『生きろ』と手首を掴んだところで、お前は結局飛び降りるのだろう? いい加減、耳を傾けろ」

「傾けているではありませんか。今だってこんなに大人しい」

掻き毟って赤くなった首元を見ながらそう言った。

死のうとしている人間を止める事は出来ない。心に響かなければ意味が本来の意味で救えない。そして今、彼女は死のうとしているし、心の内を明かそうともしなかった。

言葉では足りない。全くもって届かない。人がどれだけ案じ、必要だと口説いても、それは変わらない事実だった。だから、強行手段と行こうじゃないか。

「お前は今日から、彼奴の元で暮らせ。安心しろ、全ての荷物は転居先に全て送ってある。何も心配することは無い。これで彼奴も癇癪を起こす事は無いだろうしな」

突発的な引越しの宣言に、無理矢理な転機に、彼女は特段驚いた様子もなく、たった一つぽつりと問い掛ける。

「……それは私にとっての命綱で、錨ですか?」

「当たり前だろう」

言葉では届かない。ならば、お前に死ねない理由を付ければいい。自分がいないと駄目だと、心から思わせなければならない。

それは余りにも傲慢な、命綱だった。

以下何でも許せる方向け。

個人の意見飛び交います。私の発言が許せる方のみ宜しくお願いします。


本気で死のうとしている人を止めることは出来ないし、心を閉ざした人に言葉は届かないんですよ。


本気で死のうとしている人って、隙あらば死のうとしますから。

心を閉ざした人って、自分の言葉が大正解だから、周りの意見を聞かないから。


だから、言葉じゃなくて、言葉以外のところから、『自分が居ないと駄目なんだ』って思わせないと駄目なんです。


次には首切られる世界で生きてると、疲れてしまうんですよ。

でもきっと、社会人、皆そうだと思うんです。

ミスは何度も許されないし、そうなると気を張り続けてしまうし、それで結局、疲れてしまう。


この小説に出てくる子、何もこの子だけではないと思うんですよ。

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