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新入大学生と不思議な指輪の異世界探索  作者: 蜜柑(みかん)
第二章 指輪の記憶
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第四十六話 特訓

 特訓開始からあっという間に三週間が経過する。その間ネスの武器防具店で新調・調整した武器を受け取っている。クーンは新調した弓を一番喜んでいた。


 一方でシェリルの厳しい訓練は続いていた。彼は時間を持て余していた意欲をすべてぶつけてきて、僕たちはそれに応えようとしていた。


 全身疲労で宿へ戻るのもやっとだという状況を繰り返すが、一週間が経過すると特訓の効果を少しずつ実感するようになる。すなわち魔素が上手く展開されるようになり、術の発動も以前よりは早くなった。


 断っておくが、全てにおいて目覚ましい進歩があったわけではない。特に球形のままで魔素術を一定間隔で複数展開する技術は非常に難しく、要領の良いレイナが一つだけ数を増やしただけである。驚いたことにシェリルはがっかりする僕たちを励ましてくれた。何度も何度も心が折れそうになるが、


「できるよ、少しずつ。少しずつ。」


と絶妙なタイミングで声をかけてくれる。これが年の功ってやつなんだろうか。


 後にわかったが、今回の特訓はどこでもできる。彼は指導する者として、一か月という非常に短い期間で僕たちの基礎を徹底的に見直しさせたかったようだ。



 もう一つ発見したことがある。


 以前に元冒険者ギルド所長カーターの罠にかかり、束縛の契約魔素術を掛けられて、僕とアオイ以外が動けないようになった。(アオイは事前に僕と契約魔素術を結んでいて、僕の契約魔素術無効の特性(スキル)があったから、罠の術をはじいた)その時に術を強制的に解除するため、僕は契約魔素術を咄嗟の判断で結び、全員を解放することに成功していた。


 術は『僕が全力で対象(クリス王女など)を助ける、対象が僕を全力で支援する、罰則はお互いに命を賭ける』に設定していた。戦闘中の魔素術で、失敗が許されないかつ釣り合いの取れそうな条件で設定した条件である。


 カーターは結局取り逃がしたのだが、その後落ち着いた段階で術の解除を僕から申し出ていた。いつまでも契約に縛っておくのはまずいと思ったからだ。


 城から兵務として来ていた兵士たちは解除を望んだが、夢幻の団全員とクリス王女は継続を望んだ。なので現在アオイ、ナオキ、レイナ、クーンとクリス王女とはこの契約がまだいきている。


 最近、離れた場所に居てもお互いの存在をわずかであるが感じられるようになっていた。これは魔素術の訓練をして自分で気づいた。眼を閉じるとボワっとした白い光を見ている感覚になる。アオイたちはそれぞれ微妙に感覚が違うので、距離によっては区別して認識することができるようだ。

クリス王女も遠いトレドにいるはずだが、本当に長時間集中した時に存在を感じることができるようだ。彼女が気づいているかはわからず、集中したからといっても別に意識のやり取りができるわけではない。


 この現象について、シェリルは『驚異的な能力だが、経験がない』と言う。僕は契約魔素術の影響で、助けるべき対象を認識できるようになった、魔素術修行でその感覚が研ぎ澄まされたのではないかと考えた。



 普段の訓練に加えて、さらに時空間魔素術も練習していた。しかしいまだに発動させられずにいる。『だいぶいい感じ』だとシェリルは言うが、発動していない僕にとっては感覚がわからないので、彼の言う『いい感じ』とやらがどの程度発動に近いのか実感できずにいた。


 魔素術で消費する魔石は持っていた分の数が少なくなり、一度クエストでも受けて魔物を倒して魔石を補充しようということになった。



 早朝。魔術都市ルベンザの拠点としている宿『海雲亭』の裏庭にて、僕は柔軟と筋力トレーニング後、剣術の型練習をしていた。僕の朝ルーチンである。


 肩の稽古が終わると、強敵を想定した訓練に移る。強敵とは取り逃がしているカーターが筆頭にあがってくる。


 彼から炎と土の魔素術を繰り返し受けつつ、攻撃に素早く移行する。そんなシミュレーションを繰り返していた。


 まもなくアオイとジュウゾウさんが宿から出てきて、三人でのいつもの稽古が始まる。


 魔素を全身に纏わせて攻撃の瞬間に急激に高め、防御する時にはその部位に強く纏う。単純だが、これが戦闘でのレベルアップに一番良いと結論に至ったわけだ。


 最近は様々な攻撃パターンと防御の方法を知るため、僕一人対アオイとジュウゾウさんの組み合わせだけでなく、アオイ対僕とジュウゾウさんのように、一対二の戦闘を想定して順番で交代する稽古を行うようになっていた。


 自分でいうのもなんだが剣術を習い始めた当初とは段違いだと思う。今なら十本試合すればアオイから一、二本は取れるのではないか。彼女は僕の真摯な姿勢をひたすらに褒めてくれた。それがすごく嬉しくてより一層稽古に励む。


******


 とある日。


 シュウ達はシェリルの邸宅で魔素術修行をしていたわけだが、彼の元へ役人が手紙を持ってきた。内容は鉱山に魔物が発生して困っているとの内容であった。


 魔術都市ルベンザは貿易都市トレドの北に位置していて、ルベンザとトレドの中間地点には王都がある。イタリアのような陸地を持っており、南側(靴の底)にトレドと娯楽都市ラファエル、北側(靴の上)にルベンザと城塞都市ルクレツェンがあるのは前に述べた。さらにルベンザの北側には魔境がある。


 鉱山は正式には『チゴリ鉱山』と呼び、魔境の入って少し進み、荒れた山と崖が続く場所に存在していた。ここから鉄・銅の一般金属のほか、貴金属も産出されていて、ルベンザの重要な収入源となっている。魔境が魔物の巣窟であるにも関わらず、危険を冒して採掘するメリットのほうが大きいのである。


 鉱山は魔境探索隊が偶然発見し、その内部の複雑性や周囲に魔物が存在している状況から、資源となることはわかっていたが当初は手が出せなかった。しかしシェリルをはじめルベンザ創設にかかわった者たちの長年の努力にて主要な魔物を駆除し、そこに至るまでに道をどうにか整備して現在の状況に至っている。


 今回は再び魔物が出現して採掘が滞っているとの連絡であった。当然シェリルはこの事態を見過ごすわけにはいかない。


「魔物は大ネズミか」


 シェリルは手紙を確認して呟いた。


 大ネズミは体長一メートル程度で、動きが素早いが個々の脅威はそれほどではなく、討伐難易度も決して高くない。だが集団で来られるとやっかいで、鉱山の中で視界や幅が狭いと戦闘は苦労するだろうとは思われる魔物だ。すでに採掘者に負傷者が出ているとの報告も付けられていた。


 さて誰に問題処理をさせようかと彼は思うのだが、目の前に汗水たらして自分の修行をこなそうとする冒険者一行がいたので、白羽の矢が立ったわけである。


 シュウ達はいまだ特訓中だが、最近は実感できる目覚ましい進歩もなく、皆の集中力は切れかかっていた。そのため彼は気分転換を兼ねて、討伐難易度がそれほどでもないこの問題をシュウ達『夢幻の団』へ依頼を出すこととした。シュウ達は当初は受けるつもりがなかったが、彼の意図が分かるとこの案件を了承した。


******


「あったニャ」


 クーンはようやく目的とする建物を見つけた。その後ろには夢幻の団全員が続いている。


 ルベンザの冒険者ギルドはトレドと同じぐらいの建物で、やはり一階に受付と依頼を張り出す掲示板が配置されていた。


 おおよその概要はシェリルから聞いたので、今日ここでチゴリ鉱山の件を受ける手続きを済ませて、さらに依頼人との顔合わせをおこない、すぐに鉱山に向かう予定となっていた。


「ここは魔境から近いせいか、素材採取の依頼が多いな」


 待っている間、ギルド内に設置されている依頼の掲示板を眺める。トレドと違って、魔境関係の依頼が多かった。


「深淵の草求む、ボーンホースの頭蓋骨求む、龍の血求む……。こっちは同じ龍でも血じゃなくて(ヒゲ)か。髭なんか何に使うんだろう?」

「龍の髭は貴重な素材だよ。生命にかかわる魔素術をすごく強く強化できるんだ。一つの龍から二本しか取れないし、元々龍は強いから依頼の達成難易度が高いんだ」


 隣にいる、今はオルソンに変身したシェリルが教えてくれた。彼は街中を歩くときは身体的な特徴を不用意に知られないよう必ず魔素術を使って変身する。


「ふぅ~ん」


 また違う依頼書に目がいく。


「おっ! こっちは魔境探検隊の補助要員募集だ」


 補助要員の募集はポーター、いわゆる荷物持ちのことだ。時空間魔素術のうち保管庫を作製できる術を扱えると、手付金や報酬が最大で十倍まで跳ね上がるらしい。


 尚、マルコーに教えてもらった重宝されているその術をいまだに僕は成功させられずにいた。もちろん出来ていたとしてもこの依頼を受ける気はない。


「――冷やかしはさっさと帰んな」


 突然、後ろからドスの聞いた声を掛けられた。振り向くと大食漢の大男とその仲間数名が立っている。


「おめーらみたいな弱そうなやつは魔境へ行っても犬死するだけだ。荷物持ちにはいいかもしれないが、魔物の餌にされないように気をつけな!」


 ハッハッハと笑って、僕と肩をぶつけて道をあけさせた後、その男は乱暴に依頼書を引きちぎって受付へ向かった


「これ、たのむぜ」

「わかりました。依頼は確かにあなたたち『魂の団』に託します。ですが、バズートさん」


 コホンと咳をひとつついて、受付嬢は続けた。


「あなたたちは度重なる問題行動を起こしています。次に同じようなことをおこしたら、ギルドから追放も含めた厳重な処罰がありますからね」

「けっ」


 悪態をついたバズートと言う男は、どうやら問題児で素行が悪いらしい。


(あんなやつらとは関わらないようにしないと)


 ぶつけられた肩はそれほど痛くはないが、曲がりなりにも相手も冒険者で、体重だけ見れば向こうの方が二十キロ近くはおおいのではと思う。


「大丈夫?」


 受付を済ませたレイナとアオイが僕の体を心配する。


「ん、問題なし」


 依頼受注のに関しては本来リーダー格の僕が受付にいくはずだ。しかし『余計なトラブルを招く天才』との称号を仲間からいただいたので、おとなしく掲示板を眺めていたわけだ。


 シェリルが入り口近くのテーブルに座り、依頼人との顔合わせをする。依頼人は強そうな男性兵だった。


「紹介しよう。こっちがチゴリ鉱山の警備と防衛長のウォッカだ」

「初めまして、ウォッカ=ステイリーと申します。この度は大変強い方々が手を貸していただけるを聞いています」


 紹介のやり方をみるとオルソン(一般人)の正体を知っているのだろう。彼はもしかすると重要な職種には自らを明かしているのかもしれない。


 ウォッカは見たところ三十代前半の精悍な顔つきをしていた。装備している武器は一般的なもののようだが、体からあふれる魔素は力強い。


「初めまして、シュウと言います。後ろの者たちが同じ夢幻の団の仲間です」

「噂は聞いています」


 お互いに固い握手をした。


(信用できそうだな)


 それが僕の印象である。


「若いのに出世されていますね」

「あなたたちほど有名ではありませんよ」


 彼は相手をうまくやる気にさせる話術も備えているようだ。僕はこの手の人間にすさまじく弱い。


 後でわかったことだが、鉱山での警備は危険との隣り合わせであるため、強くないと話にならないそうだ。時には荒くれの冒険者をまとめて、鉱山の防衛や魔物の駆逐をしなければいけない。


 自然と高齢で口だけの役人は排除され、今のウォッカのように中年に差し掛かる前の肉体の全盛期ともいえる男性がその任務につくようだ。さらに死亡率も高いため高給とりで、任期は五年と限られているらしい。


「さっそくですが、この地図を」


 テーブルに鉱山までと内部の見取り図を広げた。


「現在はルベンザで、地図のここです」


 地図を見ながら、丁寧に現在地を指さした。


「ここから馬で移動、その後馬を降りてもらって狭い道を徒歩で山を二つほど越えます。道は整備されて、危険な魔物は排除されていますが全く出現しないというわけではありません。特に徒歩でしか移動できない場所の近くには、毒池や底なし沼といった危険な地帯もありますので、必ず一緒に行動してもらいます」

「まじかー」


 ナオキが頭を抱えた。


「鉱山のふもとには小さい村があり、そこが我々や採掘者の宿営地です。鉱山はそこからさらに歩きますがそれほど時間はかかりません」


 彼の説明はわかりやすく、なんと僕たちにも地図を一枚くれた。


「鉱山内部の見取り図です。中は複雑な迷宮のようになっていますが、現在の問題点はここに大ネズミが大量に発生しています。我々だけでは手に余る数なので、皆さんに今回手伝っていただきます」


 距離の単位は明記されていないが、それでも精巧な見取り図だと思った。入り口から


「わかりました」

「準備が良ければさっそく出発しようと思いますが、よろしいでしょうか?」


 誰も異論がない。


 さっそく立ち上がろうとしたところで、先ほどのバズートが再び絡んできた。


「おめーらも結局魔境へ行くのか?」

「……」


 僕は相手にしないつもりだったが、ナオキが返事をした。


「そうだよ。あんたらと違ってちゃんとした依頼だ」

「なぁにぃ~」


 簡単に頭にくる性格らしい。取り巻きはニタニタと笑っている。


「あら、そちらも魔境なのですね。もし困ったことがあったら、お互いに協力しましょうね」


 レイナがかわいい顔をしてその場を収めようとして言った。


 僕はレイナが美少女だと思っているがその基準はこちらの世界でも同じで通用するようだ。バズートは仲間にでも誘おうと思ったのか、笑いながらレイナに近づき肩に手を回そうとした。


 その直前に彼の行動を察知したレイナは炎の魔素を全身に纏っていた。僕たちの中では一番に魔素と術の扱いが上手い彼女は最近の地獄のような特訓でレベルアップしている。一瞬で全身に炎を張り巡らせるように変化したのだが、ただの女性だと思い込んだバズートはそのまま素手で触れてしまった。


「あっっっっちっっっっ」


 ギルド内に大声を響かせて手をすぐに放した。熱したフライパンを素手で触った、といったところだろうか。もしかしたらそれ以上に彼女は熱かったのかもしれない。


 騒ぎを聞きつけた先ほどの受付嬢がこちらを睨んでいる。バズートは笑顔を取り繕い、何でもないよとアピールをしてギルドを出て行った。去り際に『覚えていろよ』という捨て台詞を残して。


「あんなのばかりですか?」

「警備や防衛で雇う者はもっとまともな者ばかりです。ささ、日が暮れる前に鉱山へ到着したいと思います。行きましょう」


 ウォッカと共にギルド裏に準備されていた馬でルベンザを後にした。



 僕は馬術ができないので、アオイと僕、レイナとクーン、ジュウゾウさんとクーンで一頭に二人ずつ、合計三頭に乗って移動を開始する。ジュウゾウさんは前の異世界で覚えたらしく、アオイに負けず劣らずの技術を持っていたのには驚いた。


 先頭は先ほどのウォッカが道案内を兼ねて走っている。


 ルベンザを出た後しばらくは草原だったが、やがてポツリポツリと木が出てきて、それから間もなく密林に入った。


「この密林から魔境と私たちは考えています。ここから魔物には要注意です。地面だけでなく、頭の上にも注意してください」


 道は整備されているというが、どちらかというと邪魔な木々を斬り倒して踏み鳴らした道というのが正解のようだ。小石がところどころ地面へ埋まり、道のすぐ横を草木が生い茂り、高低差はかなりにある。


 彼は当然鉱山までの道のりに慣れていたので案内は順調だったが、どこから魔物が飛び出して来てもおかしくない雰囲気だ。


 僕たちはレイナの熱探知を中心に探知をおこない、指輪も秘密裏に探知を開始した。向こうは隠れているつもりだろうが熱と魔素の探知は非常に有効で、魔物を避けたり、場合によっては先制攻撃もおこなった。


 山間地帯へ入ると、今まで見たこともない魔物と出くわした。


「こいつは⁉」


 ナオキが声を荒げる。魔物は二メートル弱の熊だった。僕たちの世界にいる熊と輪郭は似ていたが体毛全体が緑色だ。


「魔境にいる暴れ熊ですな」


 ウォッカが任せろというので、少し引いた位置で身構える。彼はしばらく身構えて相手の攻撃を誘った後、一撃目を躱して首へ鋭い一撃を入れた。彼の得物は剣であり、炎の魔素を纏わした『火炎斬り』だった。


(決まったな)


 僕は致命傷だと思ったが、予想に反して魔物からの出血は少なく、爪で反撃を繰り出した。


(危ない!)


だが彼はあらかじめ反撃を予想していたようで、一度距離をとってあと何回か剣で斬りつけて息の根を止めた。


 血の匂いが道に残ると魔物が寄ってくるので、使えそうな素材を手早く切り取り、近くの崖から下へ向かって突き落とす。下は幅五メートルぐらいの川が流れていた。川は魔境を蜘蛛の巣のように流れていて、合流と分離を繰り返して最終的に海へ流れ着くのだそうだ。


 移動の途中、彼に魔境の魔物のことを聞いてみた。


 魔境では何かしら魔素の影響を受けた強い魔物が多く、魔素術の効果が弱くなるようだった。決して効かないわけではないが、草原地帯の魔物と比べると手ごわくなるといった。剣はただの鉄ではなく、魔素の通りを良くした合金で作ってもらったと教えてもらえた。


 移動の最中何回か、猪だとかおなじみのオークやゴブリンと対峙したが、彼の言う通りで魔素術や魔素を使った斬撃の効果は減っている。


 ここでは今までと同じようには戦えないと注意する必要を全員が感じた。


 その後も複数回戦闘をおこない、それ以外は移動に目いっぱい時間を使って、陽が沈む前にチゴリ鉱山ふもとの宿営地に到着することができた。


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