登場人物紹介 (第二章中間時点)
本日もう一話投稿します。
次回から冒険が再開します。
あらすじ
大学に入学した黒田修二は、講義初日に大学門をくぐった瞬間に異世界へ転移、魔物に襲われた。偶然見つけた指輪と、如月葵、相馬直樹、桃井麗奈と共闘して、魔素術を覚えて敵を倒した。どうにか日本へ戻ったが、異世界で知り合った貿易都市トレド王女クリステル(クリス)との約束など、やり残したことがあり再び戻ることにした。
異世界探索中に多数のトラブルへ巻き込まれ、その度に戦闘となるがどうにかこれを撃退した。トレド冒険者ギルド(元)所長カーター=ハミルトンとは死闘を演じたが、カーター逃亡という結末で決着がついた。一時的にではあるが敵に拘束されたことに、異世界への危機感が仲間内で高まったが、それでもシュウは再び指輪と共に出発する。
さらにシュウは最近、ホワンという冒険者の夢を見る。ホワンは異世界の冒険者と思われ、闇の精霊と行動を共にしていた。ホワンは腕利きの冒険者であるが、魔素術を教えていた王女を危機から救い出した。
これから冒険と夢の物語が再開する。
登場人物紹介 (第二章中間時点)
・黒田修二、異世界での呼び名はシュウ。
本作の主人公、異世界を探索して階位を上げるうちに身長が伸びた。現在、百八十五センチメートル・右利き。十八歳で大学一年目の講義初日に校舎の転移に巻き込まれ、異世界に踏み込む。初戦闘時に指輪を拾って、冒険が始まった。
装備は雷哮の剣(魔剣)、魔素服(破損あり)、旅人の服。
魔素属性は雷、魔素術は『雷伝』『雷変』『雷速』『雷突』『誘雷』、自己治癒術、契約魔素術がある。雷哮の剣は魔素を注ぎ込むと秘術『雷哮』を放つことが出来る。限界まで魔素を注ぎ込むと周囲一帯を吹き飛ばし、敵を刻んで焼き尽くす驚異的な威力を出せる。これでシュウは魔物大集団を葬ったことがある。
左手の甲には黒い十字の紋章が二つ刻まれており、それぞれ『強欲』『嫉妬』と指輪は呼ぶ。
職業はイレギュラー《雷鬼》、階位は二十四。ただし、魔物大集団撃退時に第三段階への変化を確認しているが、未鑑定。
生来断れない性格であったが、試しの洞窟で契約魔素術を無効化して、さらに上書きすると前の契約を破棄できる能力を得た。『契約魔素術無効』とクリス王女は名付けた。
家族は、母親が黒田恵美、妹が黒田明里。シュウの活躍により家はお金に苦労しなくなり、明里はそれを使い込んでいる。
・漆黒の指輪
シュウの異世界転移で地面に落ちていたが、呼びかけることにより彼に拾わせた。現在彼の左指に装備されている。シュウとは会話が可能であるが、脳に直接意思を送っており、ほかの者とは会話ができない。達観している部分があり、異世界や魔素術、特に闇の魔素術には詳しい。
・如月葵、異世界での呼び名はアオイ。
本作のメインヒロイン、百六十八センチメートル・右利き。十九歳の大学二年目で、剣道部に所属。朝練の最中に大学転移に巻き込まれた。得意武器は日本刀で、日本での剣道段位四段。指導官いわく、比類なき才能の持ち主。街中ですれ違ったら十人が振り向く美人。
装備は新・斬月(オークジェネラルとの戦闘で破損していたが、異世界の刀鍛冶師スミスにより大幅に強化された)、魔素服、旅人の服。
魔素属性は風、得意な魔素術は『風速』など、風を操ることが得意である。
職業は夜叉、階位は三十。
家族は、祖父に如月重蔵、母親は如月美琴。
・相馬直樹、異世界での呼び名はナオキ。
主人公の仲間、百七十二センチメートル・右利き。十九歳の大学二年目。偶然大学転移に巻き込まれた。使用武器はナイフ。見た目はハデだが、根は優しい。坂本紀香と大学転移で知り合い付き合っている。
装備はサバイバルナイフ、魔素服、旅人の服。
魔素属性は水、後に土を開花した。得意な魔素術は『水攻』、治癒術、さらに水と土の魔素術を同時に使用することで植物を育てて主に武器として扱っている。
職業は魔素術士、階位は二十九。だがすでに第三段階へ覚醒、その後は未鑑定。
・桃井麗奈、異世界での呼び名はレイナ。
本作のメインヒロイン2、百六十五センチメートル・右利き。十八歳の大学一年目。皆と同じく、偶然大学転移に巻き込まれた。使用武器は杖。シュウ曰く、皆が認める美少女。新体操部。
娯楽都市ラファエルの緊急戦闘で第三段階へ覚醒し、炎耐性のある植物を焼き尽くすほど、魔素術の能力が上昇した。
装備はヒビの入ったオークジェネラルの杖、魔素服、旅人の服。
魔素属性は火、得意な魔素術は『炎塊』、『炎束』など。
職業は炎獄術士、階位は三十一。
両親は桃井雄三、桃井紀子。
・今野時雨、異世界での呼び名はシグレ。
シュウの意図しない二回目の転移に巻き込まれてしまい、その後異世界で生きることを決め、商人となりウォンの奴隷商で修行中である。ウォンは将来の幹部候補と認めている。
・五木徹
定年後大学の警備員として雇われていたが転移に巻き込まれた。異世界で奴隷となっていたが、シュウにより開放された。その後日本へ戻り、シュウ達と警察・防衛省の間を取り持つため、五木マネジメントを発足させた。
事務所は港区にあり、その冷蔵庫には大好きなビールが所狭しと詰められている。
・如月重蔵、異世界での呼び名はジュウゾウさん。
アオイの祖父で、異世界経験者。警察関係者の武術担当もしている。若いころに異世界へ転移させられ、帰還した経緯がある。
装備は日本刀。オーク数匹ならば問題にならないぐらいの実力者。
またシュウへ武術の指導をしている。
・駒田重幸、異世界での呼び名はシゲ。
初回の転移で、力に振り回されて女性を道連れにしようとしたが、黒田修二に阻まれた。死して『嫉妬』の力をシュウに渡す。両親や姉がいて、亡骸の髪をシュウが家族へ届けた。
・クーン
異世界の住人で、猫人族。シュウ達の大事な戦闘メンバーで、担当は斥候。
装備は疾風の弓、弓矢は土の魔素術で生成。そのほかに魔素服、旅人の服。
魔素属性は土。
職業は狩人、階位は二十八。第三段階へ覚醒したが、未鑑定。
・スタンリー
クーンと同じ猫人族で、貿易都市トレドのスラム街の住人。シュウたちの探し物で大活躍して、その褒賞としてシュウがクリス王女からスラム街の立ち退き中止などの条件を引き出した。
・クリステル=クロスロード
本作のメインヒロイン3。貿易都市トレドの領主の娘。彼女自身はトレドの王女の立場。シュウ曰く、レイナと肩を並べる美少女。交渉や相手を見抜くことに長けている。
兄の失踪事件では、シュウと協力してブラウン元防衛大臣が犯人であることを突き止めた。
父親はレナード=クロスロードであり、貿易都市トレドに封じられてから立て直した人物である。
兄はロラン=クロスロードであり、シュウ達が異世界へ来る数年前に失踪していた。遺体から回収した物で、クリスが兄の死亡を知った。
魔素属性は雷、また契約魔素術を使用でき、シュウへ術の指導をした。
側近にはリスボン(女性従者)、トム(兵士)、ローレンス(兵士)がいる。
・ブラウン=クルーガー
貿易都市トレド元防衛大臣。クリス王女により、彼女の兄の失踪など多数の犯罪に関与していることを暴かれて、最後には討たれた。
彼が死亡する前に、貿易都市トレドの防御用魔素術について、魔石を盗むなどをおこない、術を作動できない状態にしていた。
・ニーナばあや
異世界の住人で、貿易都市トレド北門付近の魔素術屋。シュウにカスツゥエラ語を覚えさせ、戦闘補助をする。
魔素属性は水・土の二つを操り、ナオキの術を手ほどきした。
薬にも詳しい。
・ローズベルト=ハミルトン
貿易都市トレドの冒険者ギルドに所属。レイナを自分のパーティに引き込むため、シュウを無実の罪に被せて拷問送りにした。また盗品である雷哮の剣をシュウに渡して、窃盗の罪を擦り付けようとしていた。シュウにより斬り伏せられて死亡した。
トレドでは犯罪に多数手を染めており、彼の自宅からは大量の人骨などが出てきた。後にカーターの弟であると判明する。
・ジド
貿易都市トレドの冒険者ギルドに所属する質の悪い冒険者。シュウ達に絡み、ローズベルトが暗躍していたころに殺された。後にカーターが情報封鎖のため殺したことがわかった。
・マリアンヌ=ワイズ
貿易都市トレド教会シスター、通称シスターマリー。職業と階位の鑑定ができる。またシュウ達には野盗退治を依頼した者でもある。
・ガデッサ
貿易都市トレドの武器防具屋。防具作成の方が得意。
・スミス=グリーズマン
シュウたちが貿易都市ラファエルで出会った、出張鍛冶職人。腕は非常に良い。アオイの破損した斬月を修復し、シュウの魔剣が盗品であることを見抜いた。現在城塞都市ルクレツェンへ出張中の様子。
・カーター=ハミルトン
貿易都市トレドの冒険者元ギルド所長。強い魔素を纏い、装備品も充実しており、野心家の様子であった。
弟であるローズベルトの犯罪からブラウンと芋づる式に自らが関与した犯罪が暴かれた。相当な実力者であり、シュウたちのパーティを個人で圧倒した。
・アイル
貿易都市トレドの冒険者ギルド受付。
・ウォン=グレイ
ウォン商会の頭取。ウォン商会は奴隷商が主。
・ダリルとメリー
貿易都市トレドの宿屋である風雲亭の主人と女将。
・警察や防衛省関係者
戸倉宗次郎警部 警察
佐々岡健司警部補 警察
青木美佐子巡査 警察
藤原正嗣防衛大臣秘書 防衛省
板垣健介陸上自衛隊司令部所属 防衛省
いずれも大学消失を契機にシュウとつながり、日本人帰還などの様々な依頼を出す。現在、異世界へ置き去りにされた大学転移時の被害者の亡骸の帰還を計画している。
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