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新入大学生と不思議な指輪の異世界探索  作者: 蜜柑(みかん)
第二章 指輪の記憶
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第七十四話 影の戦いⅡ

 本日は午後投稿です。

 短剣を抜いた僕とコトエにギンジ。対して狐人族の敵は余裕を見せ続けている。


 自分の足元を地面がわずかに動く気配を見せたその時、


『来るぞっ!』


と指輪が回避行動を促してきた。


(わかっているって!)


 モコモコと動いた地面から槍状の土が自分の体に向かって一直線に伸びてくる! 


 土の魔素術の一種だ。


 僕は飛び上がって躱して、頭上にあった木の枝に着地する――予定であった。


 だが予想外にも土槍は地面から離れて、そのまま自分に向かって飛ぶように迫ってくる!


 空中で串刺しになるっ……という直前で僕はそのまま雷変を使って実体から雷に変化し、離れた木の枝の上で術を解いて着地した。


 土槍は後方の木を貫通して、さらにその向こう側の空中へそのまま飛んで行った。恐ろしいほどの速度と貫通力だ。


「ちっ、やるじゃないか」


(今の攻撃。危なかったな)

『手ごわいぞ。どうするのじゃ?』

(見たところ相手は細身でパワーがない。接近して格闘か剣同士の戦いに持ち込む)

『相手の強みを消すのじゃな』

(その通り。奴に好き勝手やらせる気はない)


――キンッ――


 間髪入れずにコトエがニホントウで狐人族に攻撃を仕掛けた。


 彼女は小太刀(こだち)だと思われる短めのニホントウを二本同時に扱う。いわゆる両手持ちだった。


 小太刀は刃部分が短いがその分扱いやすい。しかも手数が増えて連撃になるので、この素早い狐人族の強敵には有利だと思った。


 その小太刀二刀流を受けたのは同じく反りがあるニホントウで一刀流である。


 しかし刃の形状が通常のニホントウとは異なっていた。


(あの刀はっ⁉)

『気をつけよ。あやつの日本刀は魔素を放っておる。なんらかの魔剣に違いない!』


 刃は離れていてもわかるほどギザギザしていて、(のこぎり)によく似た形状をしていた。


 コトエの小太刀を受け止めた敵の魔剣からは魔素が空気中へと飛び散っていく。


 そのままギンジが連続で攻撃を仕掛けるが、この狐人族は彼の一刀流も見事にさばいて、不意を突くためにその後ろ影から飛び出た僕の一撃もさばき切った。


 ギンジの太刀を受け止めた時も僕の時も、奴の魔剣は魔素を空気中へ飛び散らせていた。


――ジュッ――


 敵の魔剣と僕の短剣がぶつかった時には変な音がした。鍔迫り合いの力勝負に持ち込む予定だったが、急遽取りやめて相手から距離をとる。


 武器を確認すると、自分の短剣が何かに浸食されて溶けかけていた。


(これは……酸なのか?)


 もし強酸であれば魔素言語も彫られていないこの短剣ならば、あっという間に切れ味を失うだろう。


「奴の武器はなんだ?」


 コトエたちに聞いてみる。


「わかりません。里を出たときには持っていなかった武器です」

「気を付けてください」

「ああ。ただの武器だとぶつけ合いはやめた方がよさそうだ」


 幸いにもコトエたちの武器は浸食されていない。幸いにも彼らのニホントウには何らかの魔素言語が彫られて強化されているに違いなかった。


 狐人族が魔剣を一振りした後、強烈な魔素を放出し始めた。


「くらえっ」


 奴を中心として無数の空気の刃が、不規則な軌道で飛んできた。全方位への攻撃だった。


(! 避けられないっ)


 体術で躱すがいくつかの空気の刃が体をかすってしまった。急所は外していて出血はほぼないのだが、傷を負ったことには違いなかった。


(これ以上同じ手を使われないように戦う必要があるな)


 奴はまたニヤリと笑う。


(こいつ……何が狙いなんだ……?)


 僕が武器を使いにくくなったとは言え、三対一のこちら側が有利の状況には違いないのに。


「逃げなくていいのか?」


 狐顔が歪んで挑発してくる。


「それはおまえだろうっ!」


 僕は感情に任せて狐人族の正面を殴りに行く――と見せかけて直前で雷変を使い、背後を取った。


 体が実体化する直前から利き足に魔素を強く纏わせて、奴の足を折るぐらい強烈な蹴りを振り向きざまに放つ!


――ボフッ――


 抉るような音を出して、狐人族は吹き飛ぶはずだった。が、僕が蹴ったのは土であって、またしても身代わりの術を使われてしまった。


「!」


 今度は自分の足が土に埋まって……抜けない! 先ほどとは土の性質が明らかに変わっていて、ずっと重たくなっていたためだ。


 慌てて抜き出そうにも土は予想以上に僕の足に粘り付き、さらに力を込めた分だけ中にめり込んでいた。


 足を抜こうとする間に気を取られたのもあって、音もなく接近してきた奴に僕は気づくのが遅れた。


「危ないっ!」


 コトエが僕と狐人族の間に入り込んで、魔剣を受け止めようとする!


 しかし横から入り込んだ彼女の体勢が悪く、小太刀では完全に受け止めきれなかった。肩に浅くない傷を受けてしまい、さらに奴は身を引くときにもう一閃を彼女に浴びせた。脚にも切り傷ができている。


 奴は再び距離を取ってから、ニヤリと不気味に笑った。


 コトエの傷はかすり傷とは言わないが、致命傷ではない。戦闘に支障はない程度である。


(なんだ? あいつは何を考えている?)


「コトエっ! 大丈夫か⁉」

「はい。これしきの傷は……問題ありまっ……」


 立っていたはずのコトエが急に倒れこむ。


「なっ⁉」


 敵を視界から外さないようにしてゆっくりとかがんで、コトエの状態を確かめた。この時、狐人族は変わらず僕たちをニヤニヤと見ている。


 他にやっていることと言えば、その魔剣を振っているぐらいで特に魔素術を放って追撃する気配はない。


 コトエは意識がもうろうとしていた。僕の話しかけにはわずかに頷く。まさかと思い、傷口を確かめたら微量の出血のほか、紫に変色して腫れ上がっていた。顔色も悪く、唇は変色しているのがすぐにわかった。


(これは……っ)


「……毒かっ!」

「正解」


 狐人族は一瞬でその場から僕に急接近。自分へ一太刀浴びせようとしたが、そこはギンジがすかさず暗具を吹いて、敵の注意をそらした。


 僕は追撃のため雷伝を放ったが、魔素を練っている段階で見切られていたのか、前面に土の壁を盛り立てられて奴には届かない。



 その後、奴はコトエへの毒によるダメージが蓄積する時間を稼ぐように中距離で攻撃を繰り返してきた。



 先ほどの放った空気の刃を無数に放つという風の魔素術は本気ではなかったようだ。同じ術を頻繁に出してきたが、さらに刃の数が増えていた。


 都度僕はコトエの正面に立って守る様に雷壁を展開するが、部分的にすり抜けてきてしまい、自分が傷ついた。ギンジもやはり避けきれない部分がどうしても出ていて僕と同じ状況だ。


 僕やギンジがコトエへ解毒剤を使おうとすると、飛び道具を投げてきたり、先ほどの風の魔素術を全体に浴びせてくる。


 彼女は動けないので、僕が雷壁を広域に展開して防御して、不足する分を自分でガードしながら喰らうことしかできなかった。


 少なくとも僕とギンジは、この狐人族を攻め切れていなかった。


 何回か繰り返した後に、体の感覚が急に鈍っていることに気づく。


 力が入りにくく、眼も霞んでいる。


(なんだ……?)


「そろそろ効いてくるんじゃないのか?」


 狐人族は僕らへ魔剣を振り向けながら、確かにそういった。


 斬られたコトエは当然として、なぜか今日は僕やギンジも息が上がるのが早い。


(何かがおかしい……)


 狐人族は魔剣を回すように軽く振る。


(もしやっ⁉)


 敵の魔剣の扱い方は個人の癖や剣についた血を落とすための動作だとずっと思っていた。


 しかしよく見れば魔剣が回るたびに小さな鱗粉のようなものが空気中に舞う。それらは風に運ばれて僕たちの方へ飛んできていた。


「正解」


 思考を読み取ったようにそう呟いた後、狐人族は僕に魔剣を浴びせようと近づいてきたが、どうにか躱して一部切れ味を失った短剣で反撃を試みた。いつもなら捉えている感覚のある攻撃だったのだが、鈍くしか動かない体では短剣を当てることができず、空を虚しく切った。


 僕は魔素を強く練りこみ、雷球を放って自分の近くで展開させた。当然、仲間の二人には当てないように注意する。その魔素術操作も身体操作同様に普段より鈍くなっているのがよくわかった。


 雷玉は自分中心に放射状に展開されて、周囲の空気を焼くのと同時に鱗粉のようなものを焼き落とし、また風の流れも乱したことで、自分たち周囲の状況が変わる。


「やるじゃないか……」

「その鱗粉みたいなものが魔剣の能力だな。そしてそいつは……毒だ」


 この狐人族は斬りつけるだけでなく、空気中へ散布できる性質をもった毒の魔剣を使っていた。


「……今さらわかったところで遅い。もはや十分に体内へしみ込んだ」


 毒を奴の風の魔素術へとのせて周囲へ漂わせていたのだ。周囲の空気の流れも遮られていたに違いない。雷の魔素術を使った後は魔剣から出た鱗粉があちこちへと飛んで散っていく。


 自分たちはこの狐人族と対面した時から、毒を肺から吸い込んでいたのだ。さらに傷口から血流に入り、徐々に全身をむしばんでいったのだ。直接斬られたコトエは毒を魔剣に刷り込まれたのだから当然の結果なのだろう。


 僕は眼が霞んでまともに見えなくなった。


 すぐに雷探知へ切り替えようとするが、全身の感覚がさらに侵されていて魔素が上手く練れない。


「ぐっ」


 斬られた音。それに続いてギンジが立っていた方向から地面に何かが倒れる音した。あの魔剣でギンジが攻撃を受けたに違いない。急激に彼の魔素がしぼんでいくと指輪が警告してきた。


 このままだと全滅すると感じた僕は指輪へ叫ぶように年輪を送った!


(敵の方角を教えろっ! 指輪っ!)

『どうするのじゃ?』

(何とかするのさ!)

『お主……死ぬなよ』


 最初に倒れたコトエも、おそらく今攻撃されて倒れたギンジも、かなりの重症だと思われた。


 一人に全滅させられる……。


 僕は最後のチャンスだと思い、短剣を握りなおした。


『右斜め方向におおよそ三人分の距離を置いて立っておるぞ。奴はお主の視覚や感覚が鈍っておるのを知っていて油断しておる。もはや自分の魔素を隠しておらん』

(……好都合)


 視界がきかず、体の感覚がなくなりつつあったが、指輪を信じてその示した方角へと、左手の十字の紋章から思いっきり魔素を引っ張り出して渾身の雷伝を放つ!


――ズババァァンン――


「ぐっ⁉」


 当たるのか心配だったが、自分の術が奴に命中したのはわかった。敵は金属を持っているので雷伝を自ら引き込んだのかもしれない。


 雷撃の直後は体が硬直しているはずで、短剣を両手に構えて体ごとぶつけに行くっ!


「させるかっ!」


 奴も隠者の里の元十傑の遣い手。


 状態が悪いとはいえ、渾身の雷伝をくらってもすぐに態勢を立て直したらしい。だが僕もそこで止まらない。


――グサッ――


 狐人族の元忍者の魔剣は僕の右肩を貫いた。


 傷口から激痛が走る!


 毒で皮膚が浸食されるものすごく嫌な感覚だ。


「そんな攻撃で俺が終わると思ったか? 貴様もこれで終わりだな」


 僕は敵が貫いた魔剣を無視して、さらに敵側に歩み寄った。当然傷口は広がって激痛はさらに増す。


 狐人族は僕のこの予想外の行動で次の対応が遅れた。


 歯を食いしばって激痛に耐えて、短剣を敵に突き刺した。


「ぐっ!」


 奴は僕から距離を取ろうとしたが、その前に負傷した右手で力を振り絞って敵をつかんでいた。傷口を広がるのを覚悟で歩み寄ったのは逃がさないためだ。


 もしここで距離を取られると追撃する力がもう残されていない。


 残る力と纏わせられるだけの魔素で包まれた短剣は敵の腹に少し刺さったようだ。


 そのまま力で押し込める。


「ぐっ! 最後の攻撃かっ」

「……」


(今だっ! 指輪っ!)

『おうよっ!』


 奴の傷口に突き立てた短剣を経由して、ありったけの速度で魔素を抜き出す。僕もやるが、この状態では指輪から吸い上げられる魔素の方がはるかに多い。


 敵も魔素抵抗が高いに違いないが、三人を相手にしていた影響もあるだろうし、何より今自分の腹には短剣が直に突き刺さっていて、体内から直接魔素を抜かれるのである。


「ぉおっ」


 自分も経験があるからわかるが、魔素を抜かれるときはよほど待ち構えていないと脱力する。


――あらかじめ覚悟していた魔剣のダメージと、予想していなかった短剣ダメージと魔素を引き抜く脱力――


 軍配は後者に上がった。


 おそらく狐人族は今まで負けたことがあまりないのだろう。最後の最後で詰めが甘かった。


 僕はそこに付け込むことに成功したのだ。


 だが自分の体力低下と毒の影響を受ける方が早いかもしれない。その考えが僕の頭をよぎった時。とっさの判断で短剣を抜き、狐人族の腹に僕は指を突き立てて押し込めた!


 ブスッともグサッともいえないような低い音を出して敵の腹壁を貫通した。激痛に敵がうめき声をあげる!


 直接体に触れている方が魔素の引っ張りは格段に強くなる! 左手には漆黒の指輪もあるのだ。


「……お……お……っ……」


 主に指輪の魔素吸引によって、敵はどんどん力を失っていった。


 急激に体内の魔素を抜かれた顔や体は肌の張りを失い、ミイラのように干からびた。


「……。…………。………………」


 狐人族は立っている力がなくなり、吸い出す魔素がほぼなくなったころには膝をついて、そのまま倒れこむ。


 同時に僕も毒が体内に回って立てなくなり、地面に倒れこむ。


(……体が……動かない……・)


 解毒剤はあるが保管庫にしまってある。魔素もうまく扱えないし、手も震えてうまく動かせないので取り出せない。


(ま……まずい……)


 コトエとギンジも倒れているはず。


 この状態が続くとせっかく倒した敵と一緒に三人で死ぬことになる。


 思考もすごく鈍って、指輪からの念話が自分の頭に届きにくくなってきた。


 その時、


「誰かいるぞっ」


と声を出して近づいてくる者がいた。


 もしもこれが野盗や盗賊なら完全に僕は詰んでいた。


 が、声の主は最近よくなじんだ声だった。


「おっ! シュウじゃないか」

「何っ! 大丈夫か?」


 タクヤとコウタロウだった。


「う……ううっ……」

「大丈夫なのか? しっかりしろ」

「げ……げど……」

「なんだ? はっきり言え!」

「げどく……ざい……」

「げどくざい? 解毒剤かっ⁉ そうなんだなっ⁉」


 僕は声が出ずにわずかに頷いた。


「わかったぞ!」


 タクヤは背中に背負った荷物の中から街中の店で買った解毒剤を飲ませてくれた。


 少しずつ感覚が戻り始める。


「あっちにもう二人いる……。同じものを飲ませてあげてくれ……」

「いいのか? 敵じゃないのか?」

「味方だ……」

「わかったぞ」


 タクヤとコウタロウはコトエとギンジを見つけてくれて、それぞれに解毒剤と体力回復の薬草を使ってくれた。


 解毒剤が合わないと意味がないのでまずいと思ったが、幸いにも効果はあったようで、体の力が徐々に戻ってきた。


 ふらつきながらもどうにか立ち上がる。


「シュウ、どうしたんだ?」

「連れの二人の状態が悪いんだ。一刻も早く傷の手当てができる人に見せる必要がある」

「……わかった」

「まずはここを離れよう。野犬や魔物に続けて襲われてもまた面倒だ」


 僕が担ごうとしたが、体力がなくて転んでしまった。それを見かねたタクヤたちが、


「無理すんな。俺たちに任せろ」


と言ってくれた。


「すまない」

「いいってことよ!」


 タクヤがコトエを、コウタロウはギンジを背負って足早にその場を離れた。


 王都へ戻っている途中にも僕はだんだんと回復して普通に歩けるようになった。


 二人も先ほどよりは顔色が少し良いが、相変わらず呼吸が早くて意識が悪い。



 ほどなく王都に着いたが、正門前では戻りが遅い二人を心配して、隠者の里の者たちが出ていた。


 彼らに事情を伝えてコトエとギンジを引き渡し、彼らはすぐに隠者の里に移動するため転移玉を使って消えていった。


(彼女たちは里の連中に任せよう)


 転移する直前、僕も一緒に移動して手当を受けるか聞かれたが、何とかなると思ったので遠慮した。


 あとは解毒剤が効いてくるのと、自己治癒術でなんとかするつもりだった。


******


 これは後に宿へ戻ってから二人が話してくれたことだ。


 タクヤたちはここ連日の間、宿にいなかった僕の行動を怪しみ、尾行を始めていた。どうも彼らの話を聞くと、僕が女性遊びにハマったと思い込んでいたらしい。そこを見つけて説教でもしてやろうと計画していたようだ。


 僕は予め彼らを余計な騒動に巻き込みたくないという名目で、頭のどこかで戦力外のような扱いをしていたのかもしれない。


 だが現実はどうだろうか。


 タクヤとコウタロウは二人でしっかり考えて、コウタロウの職業である狩人の追跡能力を活用して僕の後を見つけて正確に追ってきた。


 解毒剤は彼らが稼いだ金で密かに買っていた高い解毒剤だった。けがや状態異常に対して回復手段を持たない彼らの危機管理意識は高く、そこに救われた。


――タクヤとコウタロウも大事な仲間であり、戦力である――


 この事実を僕はしっかりと受け止めなければいけない。


 いつもご愛読ありがとうございます。ようやく百話目になりました。

 よろしければブックマーク、評価をお願いしたいと思います。創作の励みとなります。

 よろしくお願いします。


追記 2021.8.23

 しばらく更新していませんでしたが、誤字脱字報告をいただきました。ありがとうございます。

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