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マトリートの執事譚  作者: 秋嵩 トマト
執事事始
3/5

人物紹介

「コルン、ちょっと!」

ご主人様の呼び出しだ。僕は箒をしまい、部屋へ急いだ。

ここで暮らすマトリート家の人々はみな、何処か面白い人達ばかりだ。

まずは、僕のご主人様、ラミル・マトリート。彼女は非常に探究心が強く、ご飯も忘れて興味があるもの片っ端から調べ尽くす人だ。彼女は、外に出るか、読書か、僕を呼ぶかの3択をランダムに選ぶ生活を送っている。

次に、マトリート家の当主、サラミス・マトリート。彼はこのアルケミア王国の宰相で、ワーカーホリックを発症している。旦那様はまず、部屋から出てこない。カタカタとペンの滑る音が生活の合図だ。ご主人様の性格もこの遺伝かもしれない。

次に、奥様、エレナ・マトリート。彼女はご主人様や僕を見かけると必ず抱きついてくる。潤みある肌は気持ちがいいものの、やけに子供っぽい服を着せようとしてくるので、見かけたら全力で逃げるようにしている。

そして、執事長のポール。普段は物腰が柔らかい、優しいお爺さんだが、訓練の時は180度態度が変わる。鬼もビックリの形相で、酒を片手にニタニタ笑いながらしごく姿には旦那様すら辟易していた。ある日を境に僕も受けることになってしまい、骨を何度折ったか記憶に無い。

最後にメイド、ミーナ。まあ、一言で言えばポンコツである。

他にもまだ会った事はないが、ご主人様の姉様や兄様もいらっしゃるようだ。


「早くう!コルン!」

「はい、ただ今!」

長い廊下をバタバタ走り、ドアノブを回した。


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