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次回作への想い。

作者: 刈谷維新

 本を読んでると、文句を付けたくなりますよね?このキャラの設定おかしいだろとか、時間軸が分かり辛いとか、説明ばかりで流れが悪いとか。


 私が読者のみである時はそういう感情に飲み込まれてしまってました。その時は同志諸君には申し訳ないことなんですが、特に「なろう系作品」は質が悪いし文学的に悪影響を与えているという感覚が染み付いてしまっていた期間でもありました。

 当然ながらこのような硬くてムカつく考え方は最初から持っていた訳ではありません。 

 私を取り巻く周囲の環境においては「なろう系作品」は悪とされ、粗雑な大量生産品だとか言われていましたし、いや今もいわれているんですけど。当初、私はその考え方に疑問を抱き「なろう系作品」にもいい作品はあると説得を試みましたが社会情勢は変わらずなろう系は悪いままです。

 その環境下で私は一つの決断を下します。「なろう系作品」に悪い作品しかないと言われるなら自分で作ればいいじゃないか、本サービスは誰もがどこでもいつでも小説を書けるサイトの筈です、私が書けないなんてことはない私はそれなりの進学校で国語を学んできたんだ、きっと書けるという想いで初作に取り組みました。


 しかし現実は残酷です、私には設定を作る能力は十分にありましたが物語を作る能力は皆無と言う有様です。だいたいボリュームが足りない、たった12万字で完結させてしまったのです。


 このような大失敗をしてしまった後にはもう「なろう系作品」で成功した作者様には頭が上がりません。しかし諦めた訳ではないのです、私はきっとこのサイト史上最高の小説家になります。というのは傲慢でしょうか?まぁそういうのは志半ばで終わることが大半です、取り敢えず私は次回作に向けて準備を万全に整え、ボリュームも3倍に増やし、次こそは多くの人に認められる作品を作ります。


 前作の問題点といえば設定の説明をタラタラと続けるために人物や文学的美しさを軽視してしまったのが大きな盲点だったと思います。これはネットである物事を目撃してしまったことが原因ですね、その物事とは「ずんだどん事件」です。


 この名称は私が個人的に付けた事件ですが、東北出身でずんだ餅の妖精のキャラクター「ずんだもん」がエイプリルフールのネタとして身長198センチ、体重160キロの巨漢ということにされているのに私は衝撃を受けました。勿論「ずんだもん」は妖精でありそのような設定では有りません。しかし「ずんだもん」には身長と体重の設定がなかったのです。だからエイプリルフールのネタがまるで「ずんだもん」の公式設定みたいになってしまったという訳です。私は特段「ずんだもん」のファンではありませんが設定が大きく変更されてしまったという点に危機感を覚えたのです。そしてそこから取った私のペンは狂い始めました。キャラの回想会を無理矢理作り、そこで諸々のキャラ設定を語らせ始めたのですよ。それは脚本上大きな間違いだと思っています。次回作は始まりからお尻まで文学的美しさに欠かない作品を作りたいと思います。設定は作中で全て語らず、設定として裏で糸を引きながらも万人に読みやすい小説を書きます。とまたタラタラと話をしていては何時まで経っても次回作が作れませんね。非常に短いエッセイだと思われるかも知れませんがこの辺で終わりです。因みに私の好きな小説家は「東野圭吾」と「西尾維新」です。

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