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始まりそして予知

なんか能力を選べるなら時間を止める系がいいですね。

卑しい理由ではないですよ!

時は21世紀のどこか、日本の病院の病室で1人の若者の命の灯火が消えつつあった。


この男の名は時岡海斗17歳、かなり頭がいい中学に入って勉強していたが、母親とその両親が糖尿病で遺伝によって糖尿病になりやすいにも関わらず、甘いものが大好きで、時間さえあればお菓子を食べていたため、糖尿病になってしまった、そして合併症にもなり、現在病床に臥せっている。


そしてたった今2人の両親とその家族の前で灯火が消えた。


とある場所にて…


「あっ間違えて転生システム起動してた、誰も巻き込まれないでくれたらいいな…うわ〜何人か巻き込まれてる、これは後で会議だな〜最悪」


「何やってんのも〜」


上司がちょっと呆れた様子でそう言った


「すいません…」


「まぁ事情説明して許してもらうか。ちょっと菓子折りと特典用意してきて、特典のレベルは一番低いやつから高いやつをくじで引いてもらおう」


「はいわかりました」



「…という感じで急にもうしわけないのですが、転生することになってしまったんですよ、誠に申し訳ございませんが、この転生の特典のくじを引いてもらえませんかね…。」


「まぁはいわかりました、それであなたは誰です?」


「私は…まぁ神様みたいな人だと思って下さい」


「はい、まぁ死んだんだったらとやかく言っても仕方がないですし、くじでも引きますか。」


いかにも手作りのような箱の中に入っていた玉を適当に取ると薄い青色のボールにレベル4と書いてある。


「これでお願いします。あと、異世界はどんな感じなんですか?」


「異世界に関しては、冒険者や魔物、魔法がある典型的な異世界です、それとくじの結果は後ほど自分でもわかると思いますので、楽しみに待っていてください。」


「はいありがとうございました」


今何時だ…

頭痛が痛い…昨日の騎士団の訓練のせいか?

いや、騎士団ってなんだ?

ていうかここはどこだ?

まあいいや二度寝しよ…



いやちょっと待てここ病室じゃねえじゃん、しかもなんだこのラグジュアリーな天井は!

まぁ一旦落ち着こう、まずこの小1みたいな体はなんだ?

「コンコン ガチャ スカルド様〜おはようございます〜アレスですよ〜」


だれだこの顔面偏差値67くらいのやつ…てゆうかなんで効果音を口に出すんだ、いやそれよりスカルドって…

「あっ!!」 


思い出した。

俺は一度死んだ身だった

この体の名前はスカルド、年齢は6歳

ソメリカ王国のレオザ子爵家の次男で、再来週その王都のキングスアカデミーに入学することになっており、その入学試験で剣術の試験があるため、剣術の訓練をしていた所、疲れが溜まって寝てしまったのだ。


「坊ちゃんどうしました?こっちをじーっと見て」

この

「いやなんでもない」


上半身だけ起こして答える。


「そうですかならよかった、それとなんですかその喋り方、冒険者が書いた冒険譚でも読みました?」


「いやまぁ…そんなとこ…、そうだ!そう!その冒険譚を読んで魔法にも興味が湧いてきたかもしれない!」


「本当ですか!!やった!やっと魔法に興味を持ってくれましたか、自分の授業じゃなくて冒険譚のお陰なのが癪ですけどいいでしょう!自分は食堂で朝食と午前の魔法の授業の準備を仕上げてきますね!それじゃ早く起きて下さいね〜メイドさんが待ってますから。」


よしとりあえずなんとか話し方については誤魔化せたな、魔法についても詳しく知れそうだし、ベッドから出るか。

そういえば特典ってなんだろう?まぁいっか

とりあえず起き上がるか。

 



…あれなんか頭が…


悲鳴が聞こえる


騎士団の馬が駆ける音と魔物の呻き声が。


目を開けたら、何もできずに、直立しているアカデミーの卒業式の礼服を着た、疲れ果てた自分がいた。


周りを見渡すとスカルドの記憶が見覚えのある景色だと言っている気がする。


そうだ、ここはレオザ子爵領の中心街であるアルトだ

しかもそこでは騎士団が沢山の魔物たちと戦っていた、物語で見たことのあるようなゴブリンやオークさらに、ワイバーンのような魔物もいた。


何が起きているんだ、そう思っていると意識が戻ってきた。






「んっ、、」

目を開けた、知ってる天井だ。

「いやそんなことより早く起きないと!」


飛び起きたせいでメイドさんと、ウキウキの様子で部屋から出ようとしていたアレスがびっくりしている。

(アレスがまだ部屋から出ていないからあまり時間は経っていないな…)

「スカルド様どうしました?」

アレスが顔を覗かせてくる。

「いやなんでもない」

「なんでもないことはないでしょうスカルド様…なんかありました?」

訝しげな顔をしてアレスが聞いてくる。

「いやまぁうん…本当になんでもないから、とりあえず着替えて朝食に行く準備するから少し待っててくれないか?」

強引に話を変えるが、アレスは渋々と言った様子で納得してくれた。

「まぁわかりました…早くして下さいね、他のご家族の方達も待っていますから。」

「あぁわかった」



服を着替えてる間に状況を整理しよう

まず神様みたいな人から貰った特典はおそらく未来予知みたいなものだろう、そしてその予知の内容は、

アカデミーの卒業式の前後に大量の魔物がこのアルトの街を襲うというものだろう。

そしてまだ猶予があることから考えても、今から対策しても間に合うだろう、なのでせっかく与えられた新しい人生なのだから信用できる人だけにこのことを伝えて対策室もらって、自分は物語の主人公みたいに、強くなってみたい。そう思った。

そうこうしているうちに着替え終わったし、朝食でも食べに行くか。


どうも作者です、オムライスって美味しいけどうまく作れないんですよね。

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