6話/鍛冶屋
???「さぁ、此処で一区切りだ。いつも常に世界はな、お前たちをよ、裏切ってくれるんだよ」
〜
元「昨日は色々あったな…能力無いとか言われたら、剣術やれって言われてさ…」
レン「能力無かったのか…まぁ、気にすることはねぇよ。俺も能力は持ってねぇからよ」
元「え、でもお前能力的な物持ってるだろ?」
レンは実は実力だけで言えばそれなりの力はある。
レン「あれは、能力では無く魔術ってもんだな」
元「魔術?」
レン「あぁ、そもそも俺は元々此処に住んでたわけじゃねえしな。本来俺は都に居たんだが、まぁ派手にやらかしてしまってよ…それで追放って感じなんだ。その時、都にいたときに魔術について何個か得たって感じなんだよ」
元「どんなのだ?お前の魔術って」
レン「基本的に炎を溶媒としているな。」
元「へえ〜。そういやリンはどうなんだ?」
レン「あいつか、あいつはな…」
リン「万物ね」
レン「居たのか…」
リン「うるさいね」
元「万物?なんだそれ?」
リン「形あるものならば、何でも出来るって感じね。ちなみに5大能力の一つよ」
元「5大能力?とりあえず凄いんだな」
レン「生意気だぜ、こんな村でこんな能力得てもよ。宝の持ち腐れだぜ」
リン「まともに能力の無い、何なら魔術すらあやふやな人にそう言われても、何も思わないわね」
レン「減らず口を…」
元「それはいいとして、5大能力って何だ?」
リン「主に万物、万能、万象、理想、真髄って能力がそう示されているわ」
元「へぇ…」
俺は内心なんの事やらさっぱりだった。
とりあえず、シェルに昨日、鍛冶屋に行けって言われたな。
元「悪いけど、少し出てくるよ」
レン「おぅ、分かったぜ」
〜鍛冶屋〜
思ったより随分デカイところみたいだな…
俺は玄関の戸を開ける…
シン「ん?あぁこの前村に来たっていう元だったか。話はシェルに聞いてるぜ」
この人はシン、鍛冶屋のオーナー?的な人だ。
シン「とりあえず、剣一本でいいんだろ?」
元「それで、頼むよ」
〜数時間後〜
シン「ほらよ」
渡された剣は、中々デカめの剣だった。
元「重っ!!」
シン「まぁ、それなりにあっからな、重くて当然だ」
元「加護とかはあるのか?」
シン「魔力を取り込める様な加護と、後は、絶対に壊れ無い加護だな」
元「すげぇな…」
シン「金はツケでいいさ、まぁ頑張れよ」
元「助かった。ありがとな」
俺はそう言い鍛冶屋から出た…




