38話/負
元「と言うことは、この体は抜け殻だったってことか…?」
セン「そうなるな」
元「なんか気持ち悪いな」
セン「まぁ、この世界自体気持ち悪い。なんせ、我々外部の適合者以外がこの世界には入れば、即死だ。それ程の呪いがかかっている」
元「衝撃過ぎる話をここ数分で数えれんぐらい聞いたぞ…」
セン「ここから、最も衝撃的な事教えてやるよ」
元「何だ…?」
俺は唾を飲んだ
セン「5大厄災が世界にある理由、わかるか?」
元「話が、飛躍したな。う〜ん、埋め合わせ?」
セン「正解だ。5大厄災とは5大能力の埋め合わせ。そしてだな、この様にこの世界には必ず、何かあれば、それを打ち消す何かがあるんだ」
元「なるほど」
セン「だが、例外がある。そう、お前の『バックアップ』だ」
元「バックアップ…いまいち何なんだ?これ?」
セン「まぁ、いい機会だ、教えてやるよ。魂には期限があるんだ。大体12回ぐらい転生を繰り返したら、消滅するんだ。そしてだな、転生をくり返すとだな、記憶はその度消される。だが、お前のバックアップは残ったまま、引き継げる。魔力も魔術も体質もな」
元「便利だな」
セン「何を言っている。12回転生すれば11回死んだ感覚も残ったままなんだぞ?」
元「それって…」
セン「死の感覚とは、誰も知らないが、お前はそれを知り、尚、12回生きなければならない」
元「死より苦しい、世界って事か…」
セン「そうだな。死んでもなを、もう一度死ななければならない。これが、11回続く。どうだ?」
元「終わってやがる…」
セン「そうだな。他の厄災能力と違って負が多い厄災能力だと思ってる。それも頭に入れながら、生きていけよ、じゃあな」
元「もう行くのか?」
セン「まぁ、レンとも話しておきたいしさ?」
元「なるほどね、じゃあな」
そう言い、センは外に出た…
元「マジか…聞かなきゃ良かった…」
俺が知ったのは、本来知ってはならない、負
それを、今、このタイミングで知る事になるとは…
元「う〜ん、俺には荷が重い…」
死んだら、その時の恐怖も覚えてるんだろ?
嫌じゃん、そんなの
まぁ、当たったのは仕方無いんだよなぁ
〜
リン「で、絶賛萎えてると」
元「萎えるだろ。こりゃ、萎えるなって言ったらそいつ鬼だよ」
リン「まぁ、きついよな、それは」
元「いや、どうしよ…ホントにどうしよ…」
リン「ただ、利点はあるじゃない」
元「全効果引き継ぎ…まぁ、魔術とか引き継げるならいいさ。完全に記憶のみだったら俺死ぬて」
リン「まぁ、そうね」
元「とりあえず、俺も明日の事考えるよ。」
リン「そうね、明日は、私も久々に魔術連盟に行くわ」
元「おぅ」
そう言って、俺達は解散した




