199話/前世界Ⅱ
ーーーーーーーーーーーーー
??「とりあえず、そっちは任せた!此処らの防衛装置は潰しておくよ!」
無数の防衛装置
飛び交う無数の高熱の熱線
ーーーーーーーーーーーーー
??「キリが無いな…。一発、デカイ攻撃でも入れて逃げれたらな…」
ーーーーーーーーーーーーー
ーーー「よし、こっち側だ。中枢は」
リン「って扉があるけど…開くの?」
ーーー「蹴破るしか無いんじゃない?」
リン「それは、辞めときなさい。鍵とかが掛かってるんだったら話は別だけど…」
ーーー「掛かってるんだよ、それが」
リン「よ〜し、壊すか」
ーーー「猪だろ…考え方」
リン「失礼な!というわけで、魔力を…」
ーーー「ハイハイ…分かりましたよ…」
ーーーーーーーーーーーーー
リン「よ〜し、粉砕粉砕」
ーーー「原型無くせとは言ってないぞ」
リン「しゃーない。抑えられないから」
ーーー「ったく…」
ーーーーーーーーーーーーー
??「数が減らねぇ…」
(え…何これ…どっから湧き出てやがる…。元潰さないと、一生増え続ける系?となると…。)
防衛装置Ⅰ「目標視認、駆逐ヲ再開シマス」
防衛装置Ⅱ「防衛装置起動、中枢部侵入者確認、自爆ニ移行シマス」
??「!?」
(は?自爆!?それはマズいだろ…まさかこの防衛装置、この城を護るためではなく、前世界の情報を護る為の装置なのか…?)
「とは言えど自爆されたら困るからな、その前に一掃…って!」
防衛装置Ⅲ「目標視認、特攻開始」
速度は音速
どんな加速方法であれ程の速度を出せるのかは不明だが、とりあえずアレは、自滅してでも護る。という意思があると思った
その護るものとは何なのか
勿論、我々の目的、前世界の情報だろう
なら、ここで俺を足止めする必要は
簡単だ
??「まさかコイツらの狙いは、俺を奴らから分断させ、奴らを狙いに行くなのか…ならば!」
防衛装置Ⅳ「目標移動開始、防衛カラ殲滅ニ変更、防衛装置カラ殲滅、爆撃、破壊装置ニ変更」
??「!?」
奴らの内の一つが攻撃を仕掛ける
??「っち…危な…」
(高火力だな…。あれは…。間違いなく、一つの装置で城壁崩し落とせるぞ…。だが、俊敏性は落ちたようだな。なら今のうちに!)
殲滅装置「目標移動、障害物完全破壊開始」
爆撃装置「周辺障害物視認、目標ト同ジグ破壊ヲ開始スル」