191話/SAVE Ⅰ
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??「っ…!!」
テオス「あんまり、得意分野では無いんだけどな。近接は」
ーーー(なーにが得意分野では無いだ…化け物だろ…一振りで地面両断しておいて…。しかも技量の高さ…。速攻で背中か、頭上取られてる…。)
??(こうも…傷を負うとな…。しんどいものだ。コピーでなんとか治しているが、魔力が尽きれば…。何か打開策が…って!)
テオス「よそ見か、いい度胸だ。」
一太刀
空は裂かれ
地は砕け
斬撃で、単純に魔術、厄災、能力の域に達する
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??(多分、テオスの方が厄災。うん。動く天災。って言っても…攻略出来る訳でもないしな…。斬撃に隙があるわけでもない。どうやっても突破がな…)
ーーー(試す…試す策は、数千、数万試したが、何一つとして通らないな。それ程に、ヤバいってものだ。流石神域物の剣術。剣術?なのかは、置いといて、脅威であることには変わりない。斬撃のスピード…軽く…)
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その音は空気そのものを切る
鋭利過ぎる斬撃
大振りの一太刀
それらは魔術などでは再現不可能
厄災
それと同等の威力を持つ
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元「治った…か…」
リン「見た目は繕った。だが、あまり派手には動くなよ?あくまで傷を縫って、火傷を誤魔化しただけの表面上の治療に過ぎない。」
元「分かった。敵は…」
リン「はァ…速攻で敵探すとかどんな思考回路してるんだか…」
元「さっき与えた斬撃。」
(斬撃…?テオスが今使っているのは…剣。そして、あの威力…間違い無い…。俺の剣と同じ斬撃。そういえば、何故アイツは星の能力を使う…。自身で編み出した能力があっても良い筈だ。しかし、奴は内神。つまり、星の外側の力は持たない筈。だが、持っている。つまり、あれは…)
リン「え…?どうしたの?」
元「テオスの能力ってどうなんだ?」
リン「今の所、惑星エネルギー、銀河系エネルギーくらいね。使っているのは」
元(なら、奴の能力は…。)
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COPY
そして、それをどこで得たのか
SAVE
自身の肉体にコピーを植え付ける。
データのセーブと言ったところだ
なら、奴は何が主の能力か…?
意味通り抑制などか?
いや、
答えは保存だろう
自身に世界を保存し
能力を保存し模倣する
模倣する。これは、誰のものだ?
コピー
しかし、セーブから何かしらのデータが無くては、コピーを使用する事は出来ない
そこで、バグ
コイツがいたから、厄災能力が乱れたのでは…無いだろうか
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