189話/現実肯定
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??(現実肯定。つまり、魔術世界は正しい。しかし、神域世界は空想に過ぎない。それを表す物。)
テオス「ここまで厄介か…」
(現実肯定。つまり、魔術は絶対確立された、ということか。)
??(次に狙うは、奴に絶対的な致命傷を与えること。しかし、奴に攻撃が当たらない。そもそもの実体がアレではない。それか、単純に火力不足か。)
テオス(空想否定。これは大きな痛手だ。だが、こちらの攻撃手段が減っただけで、奴等にはまだ決定的な何かが足りていない。それの解析も時間の問題なのか…。なら…此処で潰す!)
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テオス「光弾。」
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元(弾幕勝負か!数、威力、速度、そして何よりパターンの保有数。パターンは弾幕を3つ重ねで打ってきている。一つ当たりの弾幕は、数は一秒、そして10㎥当たり、15近くの弾数…。それの3重ね。威力は惑星級より大分劣るな。数に回した感じか。地面との当たりから見て…俺の魔弾と対して変わらないクラス。当たればもちろん肉体貫通くらいはするから、当たれないな。ただ対消滅を狙いに行くなら、まだ行ける範囲。速度は、大体300km/sくらいか。肉眼に魔力通したらギリ見える範囲…。)
??(数で来たか。守りは…最低限の防弾壁でいい。)
ーーー(奴が、弾幕戦を挑んだか。こちらには、そこまでの余裕は無い。このまま奴が果てるのを待つか…いや、それは無謀。アイツは空想だろうと現実だろうと、この世界の、覇者には変わりはない。果てる。その選択肢は捨てるか。無力化。それしかないだろうな。)
元「どう来るか…。このまま潰す気なのか…、って!」
一撃、途轍もない威力の光弾が飛んでくる
元(ヤバ…。え、これしてくるのか…?コイツ…。流石に何回も逃げれねぇよ…これは…)
威力は、普通に隕石クラス。
⬛⬛⬛⬛⬛⬛クラスの隕石
それを一点凝縮した物
元「単純に、これが何度も飛んでくるようじゃ無理…躱すのは…」
(そして、さっきはいきなり来たから、変な魔力の使い方したからな…。腕の魔回路半分くらい燃焼したんじゃないのか…これ。って、二弾目!?)
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元「あ…痛…。っち、足掠ったか…。」