18話/ヴァルキリー
元「さてと、調べますか…」
以前謎の人間が、言ってた「バックアップ」そして、夢の「地獄」、「魔術連盟」そして「⬜⬜」。
「5大能力」に「5大厄災」、そして「厄災能力」。
何らかの関係はある筈だ。俺がここに転生?された理由も…
〜8時間後〜
元「何もねぇ…」
いや、知ってるよ。でも確認。ソラが言ってたセーブにロード。まるでパソコンみたいなやつだが。あり得る。転生してるぐらいだしな…それならバックアップもつながる。その関係で言ったら「バグ」やら「セキュリティ」、「コピー」とかありそうだな。
ここの世界の、能力は変わっている。どんな能力でも世界に干渉出来るんだ。
セーブが本物なら、この世界を保存出来る。そんな規模、そこらの漫画の能力じゃ無理だ。
それに世界が変わっていってる…最初来たときより、世界の魔力が変わってるのはなんとなく分かる。
この俺でも探知できるんだ。リンとか探知するなんて余裕だろうな。
元「それに、もしバックアップがあるなら、元となる物体がある。Wi-Fiみたいなやつな…」
それで、収穫も大きかったな。ここまで知れるとは…
後、ついでで魔術も何個か得ておいた。
「空白」と「切断」
使いみちはあるか分からないがまぁ、切断は使える。
例えば、移動距離を切断し、目的地まで、一瞬で行けるとか…
これは、大分使える。移動で頭を悩まされていた我々にとってはこれ程嬉しい話は無い。
とりあえず、明日まで待つか…
〜
ソラ「何だ、魔術連盟か?」
セン「まぁ、そう構えるな。お前がちゃんと、役目を果たしてくれるか調べに来たんだ」
ソラ「そうか。」
セン「それにしても、お前まだ、ソラなんて偽名使ってたんだな。」
ソラ「俺の本来の名前を知るのもお前ぐらいじゃ無いかな?」
セン「そうだな、⬜⬜の王『ヴァルキリー』」
ヴァルキリー「フッ、名前は知ってると思ったが、俺が⬜⬜の王まで知ってたとはな」
セン「まぁな、魔術連盟は王都がやっているが、⬜⬜はお前が一人で創り上げたからな」
ヴァルキリー「まぁ、バレたら仕方無い。そういやお前も、『あれ』持ってるだろ?」
セン「災眼か、もちろん。俺らは外部者では無いが、その代わり、持ってるものは強い」
ヴァルキリー「そうだな」
セン「それがどうしたんだ?」
ヴァルキリー「虫がそれを創ろうとしててな。それは辞めてほしいところだ」
セン「お前の管理枠だろ?」
ヴァルキリー「でも、俺とあいつが会う機会は無いからな。お前から言ってといてくれ」
セン「どいつもこいつも人使いが荒いこと」