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12SOUL 終結  作者: ENJOY勢
1SOUL5節〜魔術崩壊篇〜ーⅧの刻ー
177/258

177話/解放Ⅰ

元「開いた…のか…?」

ーーーーーーーーーーーーー

ーーー「ん?」


??「開いたみたいだな」


リン「出れると?」


??「あぁ…だが…何か罠を仕掛けている可能性が…」


ーーー「無いだろ。仕掛けてるなら、殺してるよ。さっさとな」


??「確かに」


リン「なら出るのか…?」

ーーーーーーーーーーーーー

元「ん?えっ…と…」

ーーーーーーーーーーーーー

そりゃ困惑するわな


死んだと思った人間の顔が


そこに居るんだから

ーーーーーーーーーーーーー

??「………」

  (あー、うん。なんと言うのか…。なんとも言えねぇな…。なにか話せば地雷踏み抜きそうだからなぁ…)


元「えっと…あー。うん。分かってる…のか?」


??「あ、あぁ…一応。記憶の引き継ぎだけ…な…。」


元「本体…と?」


??「そうだな。そういう事だ」


元「なら、一つ聞きたいが」


??「Fakerを作った理由?だろ」


元「よく分かるな」


??「ある程度は、お前の顔とか、引き継ぎの記憶でどうにかなるものだ」


元「では、何故作った?」


??「何故…か…。う〜ん。確かに、あれは人造人間と言っていいほどだ。でもな、間違えるなよ。前世界よりはマシだ」


元「……っ…何故だ?」


??「理由も無く、生命体を殺す、そんな世界と理由ありで死をつける世界。まぁ、どっちも狂ってるんだけどな。でも、俺たちは、理由無しで作った訳ではない」


元「なら…何の理由だ」


??「単純に、お前を導く。それだけだ。」


元「そんな理由で…!」


??「そうだ。お前にとっては『そんな理由』だ。でもこちらはそれなりの理由だ。お前は自身について知らなさ過ぎる。それではいつか、身を滅ぼすぞ」


元「どういう意味だ」


??「知らなさ過ぎる。つまり自分の加減すらも知らないんだ。お前の肉体はボロボロだ。崩れ落ちてもおかしくない。でも、そんな事は知りもしなかっただろ?」


元「……っ…」


ーーー「あー、タイミングを探ってたが…まぁ落ち着け。話はその後だ。まだやる事の有るうちは、な?」


??「はいはい…引いておきますよ」


元「はァ…」


リン「まさかの第一声だ溜息とは。これ以下に」


元「疲れていたんだ…すまねぇな…」


リン「何か、自己肯定力下がったんじゃない?元」


元「そうか?気にする事でもないよ」

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