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12SOUL 終結  作者: ENJOY勢
1SOUL5節〜魔術崩壊篇〜ーⅥの刻ー
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163話/衰退

元「じゃあ、神の件も厄災の件も、結局は…」


??「人類に敵対した瞬間に、滅びの対象になる。いや、衰退の対象になる、か」


元「そこまで、人間は進化しているのか?」


??「魔術に厄災。環境も環境だからな。本来であれば、人間は神化できても、そこまでだった筈だ。しかし、この星では異例が存在する。この星がおかしいと思うレベルの強さを人間が得てしまった」


元「起源は…?」


??「分からないが、惑星誕生前だな…」


元「え?」


??「そもそも、前世界で滅んだのは地球だけなんだ。それ以外は滅んでいない。だから、他の惑星はこの惑星に干渉出来ない。既に死んだ惑星に一つだけ力が与えられただけの星だからな。それが魔術だ。大厄災と言われるのは、人間からでは無い。何故、ここにいきなり辿り着いたのか、という星の形が厄災と化したもの」


元「唯一衰退の対象にならなかった、星に認められた大厄災」


??「そうだ。だから、厄災が分かったのは、魔術が厄災と分かったとき。しかし、その時に制限を掛けるか、という事になっても、人間は便利であるこの厄災に、制限は掛けなかった。むしろ増幅を掛けた。それを司るのも、バグだな…」


元「何でもしてるな。ソイツ…」


??「それな」


元「とはいえど。見つかるのか?本当に」


??「それは大丈夫。見つけた」


元「どうやって?」


??「死んだ石を探せばいいだけだ。此処の石は厄災の欠片。つまりエファアルティスが作り上げた物だ。その中で、此等はまだ存在している石。だから、概念は残っているんだよ。世界を構築するという。でも、エファアルティスは実質的に死んでる。世界が、崩壊しているからな。」


元「でも、崩壊している世界にそれがあるから、死んでいるのでは?」


??「いや、違うな。それだったら、俺達が生きているのがおかしい。だから、生還するまでは、生きている判定なんだな、此処の世界は。ただ」


元「ただ…?」


??「いや、やめておこう」


元「………なんだ。まぁいいや。それよりもソレは?」


??「大厄災の鉱物?結晶?の類だな…」


元「それにデータを打ち込むと」


??「いや、複製する。コピーでな」


元「消費量は?」


??「大丈夫。此処ら一体の物質をエネルギーに変換すれば足りる」


元「それでいけると」


??「そうだな」

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