161話/前世界Ⅱ
??「前世界が何か…うん、難しいな」
元「この世界は何なのか…」
??「情報としては、この世界と違い、人間は神より下の地位。そして、この星と同座標に生命のあった星がある」
元「あった?今は無くなったのか」
??「ま、世界自体がキャパオーバーで壊れたからな。それに、この星は最後は自爆で死んだ星だからな、笑い者にも程がある」
元「何年くらいだ?」
??「⬛暦⬛⬛⬛⬛年かなぁ、その星の年代で言えば」
元「自爆?どんな感じだ?」
??「さぁ、詳しくは知らん。知る気にすらならないからな。此処まで、阿呆な死に方はナイナイ」
元「科学なのか?魔術なのか?その星は」
??「魔術まで、進化できなかったんじゃないかな。うん。科学を使ってたからな。まぁ、前世界からの厄災がこっちに来たからなぁ。迷惑だよ、本当に」
元「基本情報としては?」
??「星自体の暦だと生命体は居たけど、数十億年目に絶滅。ま、運良く生きてても、自滅他滅の足の引っ張り合い、結果⬛⬛になっても、その知性の低さは変わらずに、⬛回目で自滅しかけ、運良く生きても繁栄なんて無理なレベル。死の星になったってわけ。そこから、数年して人類は絶滅。他のものが⬛⬛になってた。そして、数十億年目に星のキャパオーバーで自然消滅」
元「星のキャパオーバー?」
??「星にも、情報があるんだよ。物質量、歴史、そんなものがある一定量で保てなくなる。頻繁に対消滅でエネルギー発生なんて馬鹿げてる。よって、星は対消滅による時空変化で耐え切れずに爆破」
元「まさかの爆死…」
??「まぁ、そんな所かなぁ。知ってる範囲は、もっと詳しく知ってる奴も居るんだけど。ここには居ないからなぁ」
元「ちなみに、その星に神は?」
??「居たけど…見捨てられたからなぁ。」
元「え?」
??「あんまりにも、争いは絶えないから、捨てられたんだな。これが原因で、主要の神は消え、この星に受け継がれた神は、伝承者の贋作が多くなったという」
元「本物は受け継がれなかったと」
??「うん。偽物は人間とか、厄災になったけど、本当の神聖持ちは居なかったからな。この前世界移住計画的なのが始まったから、神が現れた感じだな…」
元「なるほど、元々は、存在してなかったんだな。本物は」