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12SOUL 終結  作者: ENJOY勢
1SOUL5節〜魔術崩壊篇〜ーⅤの刻ー
150/258

150話/神怒Ⅳ

元「開放?何故」


テオス「お前は何も思わないのか?転生したら力付いてるなんて、裏しかねぇだろ。」


元「まぁ…都合は良いけどな」


テオス「その埋め合わせで、俺らは『使命』が存在する。お前はこれから見つければいい。知らないのに知らせるのは、鬼のような考えだからな」


元「なんだ?お前の使命は」


テオス「セーブ。つまり、『世界の保存者』、これは表書きだ。本来は」


『神のサンドバッグである人間を繰り返し、復元させる能力者』


テオス「お前は、これをどう思う」


元「まさか…」


テオス「神が消されたのは、この理由もあってだ。システムの誤作動で起こし誕生させたのが、この『厄災能力保持者生成』なんだ。」


元「神の…道具って事か?」


テオス「あぁ、12回目の転生者で世界が滅びるのは、12回で、人間もシステムも世界も壊してしまえる量の人を集めれるからだ。神の使い方ってところだ。」


元「お前は…センなのか?それとも」


テオス「その詮索は止めておけ。知れば傷つく者も居るからな」


元「それは…いや、何でもない。で、どうなんだ?お前は人間を滅ぼしたい側なんだろ?でも、神は、厄災能力保持者なんてくだらないものを作っている、どっちの味方だ?」


テオス「神だな。そもそも、神がこの厄災能力保持者を作ったのは、ある原因があるんだよ」


元「それは…?」


テオス「人間の強欲さだな。全く…吐き気しかしないこの世界。強いしカッコイイとか、思っているのは人間だけだ。神は、『うわァ…こいつら殺し合いしか出来ねぇのか…』だな。あの大会も、所詮は殺し合いをオブラートに包んだ、中身ドス黒い、最悪の催しだ」


元「それで、人間を殺す側と」


テオス「あぁ、そうだとも。魔術なんて、まともに使えば『平和で安定した世界』が作れるのに、それをしない。所詮、自分さえの世界なんだよ」


元「根拠は?」


テオス「じゃあ、なんで一位を競うんだ?それも、殺し合いで。」


元「それが、この世界なんじゃ無いのか?理解ぐらいしなよ」


テオス「悪いけど、理解なんて出来ないね。勝手にやってる分には構わないさ。どうでもいいからな。でもそれを俺達に飛ばしてくる以上、どうしようもない、救いようのない、ゴミのような集まりだってわけさ」

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