表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12SOUL 終結  作者: ENJOY勢
1SOUL5節〜魔術崩壊篇〜ーⅤの刻ー
148/258

148話/神怒Ⅱ

ーーーーーーーーーーーーー

ーーー「空洞…か…」


テオス「まぁ、これは、可視化できるほどにハッキリとしたからな、存在が」


ーーー「お前は…何が目的だ!!」


テオス「簡単だ。滅ぼしたいでもない。存続させたいでもない。ただ、生命体と言う座から堕ちてもらいたいだけさ。我々の目的は唯一つ。人間を機械化させる、まぁ、死ぬまで働いてもらうって事だ」


元「何故だ…」


テオス「わからないか?頭悪いなぁ。散々、君達も使ってきたじゃないか。神による概念の神域。まぁ物質が存在するためのものをさ、何年も何億年も使って、それを返さないのはなぁ…ふざけ過ぎてるだろ、そんな都合のいい話なんてねぇよ」


元「つまり…」


テオス「あぁ、しっかりと、世界の歯車の材料になってもらう。喜べ。お前たちに向けた怨念が貯まり溜まって、その歯車も完成しかけている。お前たちの魂のみだ、後は」


ーーー「概念崩壊は、そういう事か」


テオス「そうだとも。概念崩壊。いや、『魔術崩壊』人間の特権なんだ。魔術ってのは、それはそれは、面倒この上ないさ。だから崩した。再起不能なほどに、面倒なものは粉々にしないとねぇ、本来粉すら残す気なかったが。まぁ誤差だ、良かったな、しばらくは魔術が使えるな。まぁ無くても、有ってもどうでもいいからな。粉程度」


ーーー「そのことを世界に…する気か」


テオス「しないと勿体ないだろ?今まで丹精込めてした事だ。やるなら念入りに、人類なんてものは強欲でしかないからな。何でも手に入れたがる。それを阻むのが、今回の仕事だ」


元「お前は…その後どうするつもりだ」


テオス「科学世界の抹消。実際向こうの神も甘いからねぇ。邪魔だ、正直、どれだけ強いって言われても、神では限度がある。しかし、単体を世界で潰しに行くってなら話は別だ。我々は誰一人として裏切る事は無いからな」


元「信頼か?」


テオス「信頼?そんなのお前たち特有の考えだろ。信じるほど他人任せはないなぁ。信じるではなく、絶対に裏切れない環境を作ればいい。」


元「つまり…お前らは俺達に絶対勝てると」


テオス「人間は、強い方につくんだ。それも、そいつにメリットのある事を言えば尚更な。お前は、正直残す必要もないと思っているからな。此処が墓場でもいいだろ。」


元「それは…」

ーーーーーーーーーーーーー

その一瞬


脳裏に浮かんだ


この世界は…何故


此処まで神と決別しているのだろうか


そりゃあ、戦争か?


そんなものではない


最も、神が人類を滅ぼそうとしたのでもない限り



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ