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12SOUL 終結  作者: ENJOY勢
1SOUL5節〜魔術崩壊篇〜ーⅢの刻ー
135/258

135話/呪いⅡ

メルト「あー居た…」


リン「ん?」


元「誰だ?」

 

リン「拾壱王…か、何の用?」


元「拾壱王…なるほど…」


メルト「ま、あの化け物みたいな奴に対抗するために来てほしいって」


リン「どうする?」


元「ついていくしか無いんじゃない?」


リン「そうだよなぁ…でも、実際この呪いで負荷がかかって動けないのも現状…」


元「で、どんな勝算が?」


メルト「知らないわよ。そんなの」


元「は?」


メルト「だって、あれ『大神災』よ?厄災は『まだ理解されている』モノだから、そこまで苦戦しないけど、あれは神。封印?みたいなのを、数千年もされても、ろくに情報なんてあったものじゃない。ま、連れて来いって言われてるから、来てるだけ?」


元「適当だな…まぁいい。何処だ?」


メルト「徒歩1時間?」


リン「この重さで!?」


メルト「幸いにあれは『単体』だから、あれだけ倒しておいたら、楽に動けるわよ?」


リン「倒せるの?」


メルト「簡単に言えば、魔力?神だから、神力?まぁ、コアみたいなの潰せばいいだけだから」


リン「それで呪いは無くなると」


メルト「一時的と言えば、一時的なんだが、それでも、今の状態は困るでしょ?」


元「そりゃあ、そうだな」


メルト「ま、要は魔術的に言えば魔心を壊せば終わり」


リン「できるの?」


メルト「うん。でもチャンスは一度だけ、奴の呪いが一瞬でも乱れた時が狙い」


元「それには、どうすれば?」


メルト「バックアップ。それで、世界を強制的に歪ませる」


元「荒いな」


リン「まぁ、効率がいいと言えば良いし…」


元「ったく…。後、魔力の残り的にも、1回が限界か…」


リン「なら、魔力回すわ。そっちに」


メルト「じゃあ…行くぞ?」


元「あぁ」

焼き切れる

魔回路

本来の魔力ではないが故

肉体は燃えかけ

魂も破損

元「っ……!」


メルト「え?」


元「あ……が……血…?」

視界は暗く

耳も聞こえない

匂いも

血の味もしない

痛みも無い

ーーーーーーーーーーーーー

元「こ…こ…は……」


⬛⬛⬛「ったく…死んだのか。こいつ」


元「え……?」


⬛⬛⬛「呑気なやつだ。呪いに他の魔力。それで厄災使うとか正気か?お前」


元「此処は…何処だ…?お前は?」


⬛⬛⬛「初対面でお前は笑えるぜ。俺は、シェル。いや…本体…では無いんだけどな。Faker?そんな所だ。まぁ、お前の記憶にある、それで正しいぜ」


元「え…?」

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