132話/魔術Ⅵ
??「人間が…頂点…?」
エファアルティス「要は、個では最強では無いが、種、では最強なんだな。神は色んな種族の中でも『司』を持ってたら『神』になる。しかし、人間は種自体が最強であるが故、神に絶滅されかけようが、『存続』さえすれば『人間』の『勝ち』になる」
??「半端にしたのが、良くなかったと」
エファアルティス「そうだな。それが、トリガーになり、『三度の大戦』が訪れた。一つ目、2つ目は言ったが、3つ目。『世界全神滅亡大戦』この世界史上最も、人間に勝ち目など無いって言われた大戦」
??「それでも、勝ったんだろ?」
エファアルティス「ただ、神を滅亡させて、終わった。という訳ではない。簡単に言えば、これは『この星に来る外敵を守る抑止を消した』と言う事だ」
??「外敵?」
エファアルティス「外神と言われる神だ。まぁ、もう言うが、こいつ等は、『この星が欲しかった』。理由は、座標の交点。これは分かるか」
??「まぁ」
エファアルティス「で、この大戦は『内神&外神VS人間(厄災)』だな」
??「厄災?」
エファアルティス「そうだ。今まで、『厄災』は人間に肩入れしなかったが、外神が来たなら話は別だ。って事で、人間側に厄災が付いた」
??「それで、勝ち目無し?」
エファアルティス「もちろん。外神は内神の強さとは比較にすらならないレベル。何故ならば『星』クラスの力を持っているからな。元々、神は、星で一つ。それ以外は、その星以外では生存出来ないから。その星で、【星を司る神】のみ来た」
??「それは…人間終わったな」
エファアルティス「しかし、勝った。これは、『存在力』の強さだな」
??「ん?」
エファアルティス「外神は、この星に攻めて来た。ならば、どうするか…。一番簡単な方法は、『神をこの星に連れてきた手順と逆の手順で、神を消す』しかし、この案は破棄された。何故ならば、⬛⬛⬛⬛⬛⬛が、神の存在を否定したからな」
??「存在否定?どうやって。」
エファアルティス「神がこの世界に来れたのは、神を敬うものが居たから。⬛⬛⬛⬛⬛⬛。こいつは、そいつらを、神と同位とした。そしたら、神は神を信じる。と言うのは不可となる。何故ならば、そいつらは、『同位の地位の物を崇めてる』と言う事だ。これは、自身を、神の身でありながら、自身を神と否定する。つまり、消えるって事だ」
??「人間に戻るのは?」
エファアルティス「無いな。神、にしたんだから。退化など許される筈もない」