124話/神の呪Ⅰ
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リン「なるほどね、エファアルティスの作った概念世界という事ね」
元「簡単に言ったらな。で、バグについてだが」
リン「それは、黙っておいて。あんまり探られたい事情でも無いからね」
元「え、あぁ、」
リン「とりあえず、探さなきゃね」
元「あぁ」
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??「え?」
エファアルティス「確か…あの後…」
??「まぁ、色々あってな」
エファアルティス「そういやジンは?」
??「あぁ、それか」
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エファアルティス「なるほど、やはり魔力は改変されているな」
??「それだけならな」
エファアルティス「何か分かったのか?」
??「一つ死因を探ったんだよ。何が出てきたと思う?」
エファアルティス「なんだ?」
??「『神の呪』。この世界線の引き金となった時に完全に消え去ったと思われた物。」
エファアルティス「なっ…!それは…」
??「神が復活出来て即座にこんな事が出来るはずがない。だから、これには『裏で操作した者』が居るだろうな」
エファアルティス「王か?」
??「では無さそうだ。ただ、心当たりはある。我々に反抗的で、この世界、全てを知っている者」
エファアルティス「奴か…」
??「しかし、心当たりがある奴が、一人では無いのが厄介だ」
エファアルティス「!?」
??「流石は、我々を少し時間を掛けさせたものだからな」
エファアルティス「まさかの…ヴァルキリー、いやヴァルキリア…生と死を司る、科学北欧神話の神か」
??「その生と死が何処までか、が厄介でよ。概念の生と死、世界の生と死、存在の生と死まで司れたら?」
エファアルティス「神話と異なりそうだな」
??「いや、異なって当然だ。この世界に居る者と、あの世界に居る者。存在を同一とされても、中身まで同じなのか、と言われたら違う。」
エファアルティス「…なるほど…改変…まさか…」
??「『都』これらが鍵だ。」
エファアルティス「何故俺に?」
??「これは知ってる前提で頼みたい事だからだ、確認な」
エファアルティス「なんだ?」
??「ーーーとーーーーとーーーーをーに、頼む」
エファアルティス「時間は?」
??「後、Ⅷ刻」
エファアルティス「分かった、任せろ」