117話/改変世界Ⅲ
ーーー「どうだ?お前は闘う相手を見間違えた」
セフ「お前は…!」
ーーー「いかにも、神としての立ち位置として見られ、この世界の中身を作ったものだ」
セフ「貴様が…!」
ーーー「この世界は俺がやったのでは無い。もちろん、レン。お前でも無かろう」
セフ「何をしに来た…!」
ーーー「秩序に背いた阿呆を始末しに来た。」
セフ「これは、俺が具現化した世界だ!お前ごときに!」
ーーー「一つ、お前は世界を創るときにベースを使ってしまった。それがミスだ」
セフ「いや…まだだ。真髄『大神災』」
ーーー「面倒くさい奴だ」
レン「…待て、下手に動くな。誰だか知らねぇが」
ーーー「それは俺に向けての言葉かな?口をきく相手を間違えない事だ」
レン「…!いや、そうとも言ってられねぇ。奴はな、繰り返している」
ーーー「ほぅ?」
レン「概念を一度全て壊しかけてから、もう一度セーブを使って直している」
ーーー「それで、その直す間に、何か仕込んでいると」
レン「そうだ、それが…」
セフ「はぁ…隠す事でもないな『魔術滅亡神災』この世界は魔術を否定するんだよ」
レン「まぁ、それはやっぱり、あれか?」
セフ「それ以外に何がある」
ーーー「だから滅ぼされたんだろ。神は」
セフ「っち…面倒くせぇな、神か。なら見せてやろう。絶対的な力を」
〘権限取得〙
セフ「ここにお前が来るのを望んだんだよ。俺はな」
レン(クラスは…システムと同等にも見える。まぁ、一回しか見えねぇけどな)
ーーー「それを得たか。なら」
セフ「お前に要はない『宝権取得【絶対顕現】』」
ーーー「はぁ…なるほどなるほど。不確定存在を確定存在にしたか」
セフ「…『厄災融合』」
レン「マズイんじゃねぇのか?」
ーーー「いや、そこまで。だって、人の身で神に至るには、『限界』が設定されている。だから別にそこまで強くねぇだろ。真髄の本来の価値を見出さない限りな」
セフ「そうか、それはそれは。見誤ったな?雑魚が」
ーーー「何?」
セフ「真髄『世界崩壊確率検証』」
ーーー「!?」
セフ「大体…80%か…」
ーーー「確率変更」
セフ『神域生成 絶対世界顕現』
ーーー『不可能 理違反』
セフ「いや、簡単に潰せるものだ。残念だな。お前は見誤った。神の怒を」
ーーー「…なら、大厄災『顕現せよ、Ⅱの力を持つもの【疑似厄災】[根源破壊装置]』お前らには出る幕なんて無い」