『あらかじめ、のストーリー懐疑』・・・『詩の群れ』から
『あらかじめ、のストーリー懐疑』・・・『詩の群れ』から
㈠
俺は、夢の中でも、現実でも、あらかじめ、という言葉に呪われているようだろうだ。
だろう、それは、しかし、安心でもあるんじゃないか、既定路線というか、だろうだ。
そうなんだ、人生、安定しているほうが、楽なのは分かっているよ。
だろうだ、ただ、生きている実感というものも、必要じゃないか、と言いたいんだろう。
㈡
だろ、それこそ、あらかじめ、の先にある、新しい世界に、触れることが必要だろう。
だな、つまり、ストーリーを懐疑することから、始めたらどうだい。
そうだろう、そう思うんだよ、懐疑派は、常に得をするからね、だろうだ。
結句、そのストーリーの先のストーリーってとこだろうよ、だろうだ。
㈢
つまりは、あらかじめ、のストーリー懐疑、ってことで、詩の群れ、万歳だろうだ。
だろうだろうだ、思想も撹拌で、異常闊歩も、アップアップだろうだろうだ。