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ーーーあいつは魔法少女で、オレは魔物でーーー  作者: エターナルフォースブリザード
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《忍者の休日》作:ニンジャモドキ

何故だか、奇妙な感じを感じる。

奴を知っている様な、そんな不思議な感覚だった。

あの目を、俺は確かに知っている。

ある時間、一人の少女がとある場所にて何かを待つように佇んでいた。

「んー…待ち合わせ、ここ…なんすけどね…来ないっすねー……」

少女はあまりにも来ない何かを待って、ずっと立っていたが待ちくたびれ、自販機から苺ミルクを買っては飲み、また買っては飲んでいた。

その内、ベンチにて眠りに落ちかけた所にやって来た黒いバンの音に気付く。

「ん…?おっ?きたきた!やっと来たっすかー、遅いっすよー、全く待ちくたびれちゃったっす!!」

いつもの様に召集場所にやって来た黒いバンに乗り込む。

途中でおそらく召集されたのだろうもう一人が乗り込んだ所で通信が来る。

『指令コード:20038jf-C12

個体名:『名も無き少女』

種族:不明

ランク:推定不明

経過年数:3日

状態:不安定

形状:人型

能力:不明

行動パターン:人間に近い行動を取っている模様

脅威度:不明

容姿:白肌、白髪、黒金目、

人間に非常によく擬態した魔物であり、一見すると少女に見える為、魔法少女と区別が付きません。ただし、魔物特有の魔力が漏出している為、判別は可能。種族は今の所、不明ですが、行動パターンが人間に非常に似通っており、他種の魔人よりも人間に近い行動を取り、また、食料を探して缶詰を食べた事から、新種の魔物の可能性が有ります。次の魔法少女は至急、対象の魔物と接触し、魔物の情報を収集して下さい。

出撃命令、偵察:ライジング・ニンジャ、支援:パンツァー・クラフト。ご武運を』

いつもの機械みたいな声が通信機から聞こえて来る、どうやら偵察任務みたいだ。

暇を持て余してたからいいんだけど、どうしてもこの声には慣れない。

「ま、そんな事はいっかー、それよりも!今回の仕事を偵察、みたいっすね〜、パンさん」

私はいつもの様に隣の、ボディースーツを着た魔法少女に話しかける。

「忍々丸と私の組み合わせって事は〜、今回は敵の攻撃が厳しい場所なのかな〜?」

「たぶん、''あそこ''じゃないっすか〜?」

「あー、''あそこ''か〜」

いつもの事だけど、どこに行くのか全く教えてくれないシステムの事をどうこういっても仕方がない。

だから、いつも長年の経験で考えて、次行く場所を予想していたりする。

魔法少女は意外にブラックなのだよ。

まぁ、これはうちだけの特徴なんだけどね。

「それよりもこれ、また新しい魔人が出たっぽいっすね〜」

「ねー、大変だ〜」

いまいち、大変そうに見えない向日葵の様な笑顔を浮かべてパンさんは言う。

パンさんはいつも緊張感に欠けるけど、これでも歴戦の魔法少女だから驚き。

「ところで、この新種の魔人、変じゃないっすか?魔人が缶詰を食べるなんて聞いた事無いっすけど」

「う〜ん…お話してみれば分かるかも知れないね〜」

「話しが出来る魔人なんて居るんすかねー?あいつらが人を殺す事ならいっぱい聞いた事あるっすけど」

「まぁ〜ねぇ〜」

疑問に思いながらも車に揺られていると、目的地に辿り着く。

まぁ予想してた通りというか、まだ浄化されない場所、月詠町だった。

だってここ、最後の危険区域《魔界》だし。

「結局はいつも通りって事っすかねー!ま、いっちょやってやるっすよー!!」

「いえあーーー」

そうして、素早く二人の魔法少女は変身してバンの後ろ側から飛び降りる。

赤いマフラーを身に着けた忍者の魔法少女とゴツいフルパワードアーマーを装着した魔法少女はとある因縁の戦いに巻き込まれていくと誰一人、考えもしなかった。

菓子パンが大好きだからパンさんであってパンティのパンではない。(戒め

忍々丸は一発芸でニンニンと言った事から。

恵まれた設定資料集からクソみたいな小説しか書けない作者は狂人なんで許してクレメンス!

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