とある古文好き兄妹の春休みの朝
妹「お兄ちゃん! もう朝よ! さっさと起きる!」
兄「お日さん高くて睡りが足りとっても、起きるのが億劫なのは億劫なんやー……ぐー……」
妹「……(無言でカーテンを開け放つ)」
兄「まぶっ!?」
妹「ほら、さっさと香爐峰の雪でも見たら?」
兄「春の眠りの最中に暁なんぞ覚えとうない……」
妹「そんなんじゃ、清少納言にあざ笑われるわよ」
兄「ひどいー……冷笑納言やー……」
妹「……ブフッ」
冷笑納言がありありと目に浮かんで笑ってしまった私の負けです。