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「安保劇場」と各党の思惑   作者: 舞椿 楓
3/3

法案成立して思うこと。~青年嵐をおこしてみろ!~

今回の安保劇場は幕を閉じたわけだが、改めて感じることは、この

法案は「集団自衛権」の行使とはいうけれど、ホントに有効に使える

かは、甚だ疑問が残るともいえる。それくらい各党が「がんじがらめ」

にしてしまったので、いざ有事の際に、時間がかかり過ぎる嫌いが

ある。A総理はこの結果をどう思っているのだろうか?ただ、米国や

その他の国は歓迎の意向を示している。チャイナのこのところの、

進出が明らかに目に余るものがある中、米国も自分一人では、負担が

かかると思っていたところに、日本がそのように対応してくれるの

だから、助かったと思っているかもしれない。フィリピンやベトナム

も、これで日米と連携して対応できるかも?との期待ができる。


はっきり言ってこの法案はただ、憲法の文面だけ読めば、


「違憲」ではある。


安保法案も同様である。そこで反対する人達に聞きたいのだが、

自衛隊を無くして、どのように日本を守ることができるのか?

外交で話がつかなくて、どうしようもなくなった時に、戦争が

起こるのであって、いきなり戦争が起こるわけでは決してない。

武器を持たない国はどうなるか?、いいように周辺国の「草刈り場」

となってしまうのである。非武装中立は大いに結構。理想である。

現実は違う。そのような国はいいように搾取されてしまうのである。

多分、そのように訴える連中は、日本をかつてのポーランドのよう

に、周辺国に分割されて、国を消滅させる事を望んでいるかも

しれない。今の現状を考えて、そう訴えているのならば。

そう考えると逆説的だが、実は反対と叫んでいる人間達こそ、日本

を滅亡させようとしていると言えなくもない。対抗する手段を

奪い取ろうとしているのだから。いつか人間は、戦争のない平和な

社会を築くことだろう。それは今すぐの話ではない。人間達が、

「権力」というものを欲する限り、戦争は絶えないのだ。地球という

この星の天下を取りたいと思う人間がいる限り、平和な世の中は、

来ることはない。方法はあるが、夢物語になるので言わない。

今は、その「平和」な社会を守るため、目の前にいる「強敵」に、

「いざとなったら本気で戦うぞ」という姿勢。それが「抑止力」に

なる。だから与党の人間達が「戦争をしないための法案」という

のは、そのことを言いたいのだろう。売られたケンカを無視できれば

それはそれでいいのだが、それで代わりに戦っている国がいるのに

シカトするというのは人間の心根としてどうかということである。

ともに「共戦」しようという第1歩であること。


今後、この法案はあいまいな所が多いので、細かい詰めの作業が、

必要であるが、ここで言っておきたいのが、軍隊は「臨機応変」しな

いと、上手く機能しないところがあるので、そこは注意しないと

いけない。仕事もそうだが、戦場という、予測しない出来事が、よく

起こりうるところで、マニュアルも大事だが、それ以上に瞬間、瞬間

の判断が問われる場面がいくつも出てくる。そういった場面では

その場の自衛官の「善き」判断をさせるべきである。そのような自由

な権限を与えなければいけない。


この法案で「戦争反対」という方々に考えていただきたいのは、

もう一回憲法を読むこと、今の世界情勢をニュースやネットなど

で冷静に判断すること。そしてこの法案がどのような結果を生む

か?その法案を見たうえで自分ならこのようにする。という意見

を持ってほしいと思う。上から目線ではなく、自分も色々ある情報

から、これが正しいのでは?という判断をしている。

どうしても納得いかないのなら、「プロ」に頼ったデモでなく、

今の若者なら、スマホを使ってSNSをふんだんに活用した、

新しい形の「デモクラシー」を作れるはずである。中年の私では

頭が古くて難しいが、若い貴方達ならできる。そしてそのエネルギー

は、国をも動かすことができるということを実感してほしい。

君達のした行為が、常識的に、一般的に民衆の納得できるものなら、

必ず巨大な「追い風」が吹く。理屈じゃない。熱い行動だ!

今回のデモを誉めてた人間もいたが、一般市民は冷めているという

ことを知ってほしい。こんな「形」ばかりの「パフォーマンス」

など、なんの心も打たない。青年らしい、純粋で熱い、意見で

新たな潮流を作ってほしいと念願して、この文章を終わりにする。

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