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「安保劇場」と各党の思惑   作者: 舞椿 楓
1/3

1 J党とK党~与党の思惑

「安保法案」が通ってしまった。

個人的には賛成。もっと言うなら。もっと制限を広げてもいいかと。

今回の法案を勉強するようになって、「ポジティブリスト」と「ネガティブリスト」というものが

考えとしてあって、今回の法案は「ポジティブリスト」で規制を重ねて作ったもの。

○部総理としては、「ネガティブリスト」主体の法案で行きたかったと思う。

しかし、それをやろうと思うと連立与党の公○党が「平和の党」の観点から反対することは火を見る

より明らか。それで与党協議となるわけだが、かの党は当然の如く難色をしめした。

ただ、K(公○)としては、連立の「与党」として、全てを断るわけにもいかない。このまま突っ張る

と、支援団体にも影響が出る可能性、そして今は別れたが、維○の党にいた、橋○氏が自民党と協議し

て、J(自○)とI(維○)がくっついて、法案を通すという可能性もゼロではなかった。そうなると

前回の衆院選で浅からぬ因縁ができたKとIが一緒になるとも思えず、与党からはじき出される可能性

もある。むしろA総理はそれを望んでいたのかもしれない。憲法改正となればK党はほぼ100%反対

することは間違いなく、むしろ改憲を望んでいるI党のほうが与し易い。もちろんI党は一枚岩では

ないのが難点だが。そこでK党が持ち出したのが、「新3要件」というものだ。これはJ党ではなく、

K党の提案である。マスコミはほとんど無視してるが。「幸福追求権」というのが憲法第13条にある

のだが、それが脅かされた時、「存立危機」という言葉のルーツがここにあるのだが、その時なら、

集団自衛権もありですよ。というもの。K党のやったことはこのような「ポジティブリスト」を作り

できるだけ、自衛隊が戦争に巻き込まれないようにしたものである。実は世間で言っていることと逆

で、国会の承認手続きだの、色々要件をつけて戦場に出にくくするようにしてしまったのだ。

正しいかどうかはわからないが、少なくとも何でもかんでも戦争に行きますよという法案ではない。

この与党協議の段階で、すでにJ党とK党の「駆け引き」があったことは間違いなく、後にも書くが、

K党はこれによって「新3要件」をつけてこの法案に寄与したという「実績」をつけることができた。

党として「仕事」したわけである。これは支援者に話せると党の人間は思ったかもしれない。

一方のA総理だが、これを了承したのも、まずは次の参院選でのK党の集票力は魅力があり、捨てがた

いのと、今はこれを通しておけば、風穴は開けられたのだから。後は色々状況の変化により、その穴を

大きくできればいいと位に思っていたのではないか?4月にアメリカの上下院にてスピーチを行った

彼にしてみれば、安保の件に関して日本が集団自衛権を使うことにアメリカも期待しているし、また

憲法改正もやってもいいとのお墨付きをもらっている。自分の任期中にやればいい。と位考えている

とも思える。これで与党としては法案をだせる土台は出来た。しかしこの法案はあくまでも

「大綱」を決めたもので、細かい所は所々詰めが甘かったというよりファジイにしていた。野党にして

みれば、そこを突きつつ、対案を出すことも十分に可能だったのだが、何故かそこまでの激しい突っ込み

がなかった。正確にいうと参院ではそういう部分もあったわけだが、何故衆院でそれをやらなかったの

か?そこを次回は考えてみたいと思う。



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