第8話 ビッチな女神の召喚者 -3-
お読み頂きましてありがとうございます。
1行目は適当に翻訳しただけで作者も読めません。
間違っていたらごめんなさい。
「귀하 폰다, 그래서시 테 우와 여성이 죽일。」
この女神、こっちにきて覚えたのが朝鮮語らしい。わざわざ日本に来て日本語を覚えずに朝鮮語を覚えようだなんて・・・・。
だが、何を言ったのかわからないが、周囲の朝鮮人の男たちに通じていないようだ。これは恥かしい。
「ヤッテオシマイ!」
女神はイライラしながら、片言の日本語で指示を出す。
男たちはようやく動き出す。
キモイ!
近づいてくんな!
男たちは間近で見ると化粧までしていて、気持ち悪い。
キモイからと言って殺してしまうわけにはいかない。
『ファイア』
軽く牽制のつもりで火魔法を使ったら、テカテカとしたオイルまみれの腕に引火したらしく。思いのほか簡単に燃え上がった。
ヤバイ。
『ウォーター』
水魔法で鎮火させる。
庇ったせいか顔は大丈夫だったが、腕は酷い火傷だ。
だが、そこまでだった。10人も居た朝鮮人の男たちは我先にと逃げていった。
「お前、卑怯だぞ!」
女神はその場で地団駄を踏んでいる。何が卑怯なんだか、1人の女に10人を男たちで襲わせるのは、卑怯でないとでも言うのだろうか。
「なんなら、その綺麗な顔を火傷まみれにしてみる?」
「ちっ。くそ、覚えてろよ。」
そう言って女神は、慌てて逃げていった。
・・・・・・・
まったくウザイな。
いっそのこと、あの綺麗な顔を焼いてやればよかったかな。
そうだ。あの美貌があるから男が寄ってくるんだ。ならば男が寄ってこないようにしてやればいい。
この辺りを徘徊する女装オジサンの動画とモデルルームの監視カメラの動画をモーフィングソフトウェアで合成して、ヨウツブにアップロードして、あの作り物っぽい完璧な美貌を利用してしまえばいいんだ。
女装オジサンは、この界隈で有名な存在だ。スッピンでセーラー服を着て、自転車で徘徊している姿がよく見られたのだが、ここ最近見かけない。
オヤジ狩りにあったのか。引越ししたのか。本格的にあの業界に入ったのか。とにかく、あの女神がオジサンが整形した姿とするには、ピッタリのタイミングだったのだ。
そういえば、以前、MMORPGのPVの製作編集を担当したスタッフが名刺を置いていったはずだ。彼を利用させてもらおう。念のために社長にも連絡を入れてっと。
その後、出かけても女神が襲ってくることは無くなった。
もうそろそろ、野垂れ死んでいるかなと思った半年ほど経ったある日、テレビを付けるとそこにあの女神が写っていたのだ。
驚いたのなんのって。
それも女装家で美貌の伝道師というキャッチフレーズで「IKKA」という芸名らしい。朝鮮人で整形であるとまで公表していた。
なんじゃ、こりゃ。
本当かどうかわからないが、メイクアップアーティストらしい。
テレビでは、まち行く女の人にメイクの悪いところをあの高ピーな態度で片言の日本語で指摘していた。それでも、女の人たちからキャーキャー言われ、モテモテ状態だ。
本人もまんざらでは無いような表情をしており、あれも一種の信心なのだろうか・・・。
それ以降、テレビを付けるとあの女神がコメンテーターやメイク相談から整形指南まで幅広く活躍しているのが見られる。昼の番組から深夜の番組までひっぱりだこだ。
また暫くして、今度は、ハリウッド映画界に進出するという。
内容は某国秘密情報部員のパロディ作品で、役柄はそのまま整形美人だ。秘密情報部員の恋人でありながら、韓国CIAの職員であり北朝鮮のダブルスパイだという。
そして最後には、なぜか整形が解けて、あの女装オジサンになったという結末を迎えたラストシーンだった。
この映画が日本でも公開されたときには、ハリウッドの有名俳優と肩を並べる姿がみられ、昼のワイドショーに主役として出て、あのヨウツブにアップロードした動画が紹介されては、恥かしそうにしている女神の姿がみられることになった。
その後は、活躍の場をアメリカに移したようで、韓国映画のパロディやハリウッド映画でも日本では上映されない2流映画のコミカルに演じる女優や濡れ場シーンのみ出てくる女優として活躍している。
時折、日本でも上映される映画に出ると日本に帰ってきてはCMや映画の宣伝に勤しんでいる姿が見られるようになった。
それからと言うもの、女神が日本に帰ってくる度、女神がどれだけ信心を得たかわからないが復活し、反転魔法陣を破壊しにこないか戦々恐々の日々を送っている。
《第8話完》
これは能力を奪われた女神がビッチな職業に落ちるのを必死に主人公がアシストして防いだ物語です。ごめんなさい嘘です。題名詐欺になってしまいました(笑)
あの人とあの人とあの人とあの人をごちゃまぜにしたような人物になりました。
皆さん作者が尊敬する人物ばかりです。




