出会いと迷い
書くの勇気が必要だったです…
小説書くなんて中学生以来だったし
絶対稚拙な文で、読むの嫌になるかもしれませんが、最終話までお付き合いいただけたら光栄です
うちらの出会いは突然だった。
「中スポ?
持ってきましょうか?」
この言葉からうちは、
自分が通っている学校の他学科の後輩に、
今までなかった興味が一気に注がれた。
その後輩Nは新聞奨学生という制度の下で学校に通っていて、
プロ野球観戦のチケットもあるらしく、
クラスの仔が○○(作者)はナゴヤドームに観に行くんだよとNに話したところ、
チケットを出会った次の次の日に(出会った日が土曜だったため)中スポと一緒にもらえる事になった。
その時になぜかアドレス交換もする事になり、
うちはNに後でメールを送るという条件でアドレスを教えてもらった。
野球チケットの事で教えてもらったんだけど、
正直そんなの学校で話し合えばいいのにと思っていて、
なぜ教えてもらう必要があるのか全くわからなかった。
それでも男友達が少ないうちにとって、
自分の携帯のアドレス帳に男子が1人でも増える事は悪い気はしなかった。
うちは学校帰りに早速Nにメールした。
が、
返事は一向に返ってこず、
返ってきたのは夜だった。
その日は、
同じ学校に通っているという事もあり
学校の話題で盛り上がっていた。
次の日
日曜日だったという事もあり、
特に用事のない毎週土日のようにのんびりしていたうちの携帯に、1通のメールが来ていた。
送り主はNだった。
内容はもちろん野球チケットの事。
メールしているうちにNがうちに電話しようと言ってきた。
男の人と話す事自体が苦手なうちはどうしようかすごく迷った。
だから友達に相談したら、
○○(作者)がしたいならすればいいんじゃない?
と言われたから、
別に断る理由もないからという事もあり電話する事にした。
自分の携帯番号をNに送った直後に電話が掛かってきた。
正直掛かってきた時は出ようか出まいか迷った。
うち人見知りするし無口な方だし…。
でもせっかく掛けてくれたしと思ったら出ないのは悪いし出る事にした。
男の人と電話するのは中3以来だったからすごく緊張した。
でもその緊張はすぐに解けた。
Nと電話していて、
今まで生きてきた中ですごく楽しかったから。
Nは甲子園が好きで、
語り出したら止まらなかった。
うちはどっちかと言うとプロ野球派だから、
詳しくなかったし話に全然ついていけなかったけど、
でもあまりに楽しそうに話す声はなぜか嫌いじゃなかった。
甲子園について語っている時に、
Nがいきなりこんな事を言ってきた。
「一緒に甲子園まで観に行く?」
それを聞いた時、
正直「は?」
と思った。
うちはもちろん断った。
理由は敵地だから。
甲子園は阪神のホーム球場だし、
うちは中日ファンだからね…。
Nのお誘いは甲子園だけじゃなかった。
ほかにはお祭り。
もちろんそれも断った。
誘われて悪い気はしなかったが、
でも他の女の子にもそうやって誘いまくってるんだろうなって思ったら、
到底行く気にはなれなかった。
でもいろんなイベントにうちを誘う理由を知るのは、
そう遠くない未来だった。
**************
うちはNと知り合ってから、
登下校を一緒にするようになった。
ただしふたりではない。
下校だけ友達も含め、
3人で。
登校は友達が県外から通っているし遠い事もあってしょうがないけど、
男子とふたりだけで、
なんて、
うちからしたら一種の拷問みたいなものだった。
そんなこんなを繰り返していたある平日の夜。
どれだけ断っても断っても懲りずにNはうちをイベントに誘ってきた。
そんなNに、
うちはあるひとつの疑問を持ってそれを聞いてみた。
「どうしてうちを誘うの?」と。
返事は積極的だなぁみたいな事だった気がする。
うちは冗談半分で、
「変なとこに積極的だから笑」
と言った。
その返事に対する返事は、
今電話してもいいか、
だった。
正直今したくないと思ったうちは後でいいかと言った。
するとその返事は意外なものだった。
「もし俺が○○(作者)と付き合いたいって言ったらどうする?」
Nには悪いけど、
男に免疫のないうちはこの文を見た時、
一気に体調が悪くなった。
うちは電話は正直いろんな意味で無理だと思い、
言いたい事があるならメールにしてと言った。
その数分後に、
Nからメールが来た。
「本気で付き合いたい。」
あぁ、やっぱり…。
告白の文はこの一文だけではなかったが、
こういうのが来るんだろうなっていうのは途中から大体予想はついていた。
うちはしばらく返事はしなかった。
悩んでいるうちに、
うちはいつの間にか寝ていた。
そこから返事をしたのが告白メールが来てから大体小一時間後。
「付き合おっか。」
それがうちの下した決断だった。
**************
付き合ってからも相変わらず男に免疫ゼロのうちは、
一緒に登校しても放課中に会っても顔を合わす事すらなかった。
というか、
付き合う前から放課中に会う事はしてたけど、
校内で会う度うちがひたすら走って逃げていた。
だから会話もまともにできなかった。
唯一の会話手段は電話だった。
多分、
顔合わせず声だけだから。
ある日、
Nがメールでうちと手繋ぎたいと言ってきた。
そう言われて嬉しかったけど、
でもできる自信がなかった。
そもそも異性に触れる機会がゼロといってもいいほどなかったうちには、
ね。
次の日の下校中。
Nと一緒に帰っている時、
うちの頭の中には昨日メールで言われた
“手を繋ぐ”
という事しかなかった。
それをなかなか口にしなかったうちにNはしびれを切らした。
頭の中に“言われた事”が残っているだけでもドキドキしていたのに言った本人から言われると、
余計なにもできなかった。
学校の最寄り駅は歩いて5分。
その駅がもうすぐそこ。
今日繋がなきゃいつ繋ぐ!!
そう思ったうちは、
意を決して繋ぐ事にした。
あれ…?
恋人同士なら触れただけで普通ドキドキくらいはするだろう。
でもこの時わかった。
うちはまだそんなにNの事好きじゃなかったんだ。
と。
じゃあなんで付き合っているのか。
そんな事聞かれてもわからない。
でもそんなうちに、
Nを少しでも好きになるきっかけが来る事は、
この時のうちは知るよしもなかった。
**************
ある時うちはNの家(というか寮)に遊びに行きたくなった。
寮は女子入寮禁止らしいけど、
行きたいと言って遊びに行った。
寮の部屋は思ったより狭かった。
電話で聞いたからわかっていたけど暑かった。
1つ同じ屋根の下…緊張していた。
なにも起こらないわけがない。
というか引き金を引いたのは、
うち。
あんな事言ったから…。
寮に来てから数時間が経った頃。
眠そうなうちを見かねたNが、
「眠いなら寝ていいよ。
なんもしないから。」
と言ってくれた。
最初は迷ったが、
とりあえずうつ伏せに寝転がる事にした。
なんもしない。
大切にされてるんだろうな…。
あの時のうちはなに考えてたんだろう。
うつ伏せになりながら携帯をいじりこう書いてNに見せた。
『なんかしたいならすればいいじゃん。
ただし限度ってもんがあるけど。』
それを見せられてなにもないわけがない。
Nの右腕がうちの背中に回ってきてキスしたいとせがんでくる。
嫌だとめちゃくちゃ抵抗したが相手は男。
いつまでも勝てるわけがない。
された瞬間変な気分になった。
しかも手は服の中に侵入。
するとNが、
うちの一番恐れていた事を言ってきた。
「挿れたいなぁ。」
その言葉を聞いた時、
終わったと思った。
あんな事言わなきゃよかったと思った。
挿れないでと言ってもNは
「なんで?」
の一点張り。
それから何回恐れていた言葉を聞いただろう。
その言葉を聞いた時からうちには別れたいという感情が少しずつ湧いてきた。
誘ったのはうちなのに。
勝手だ。
Nが自分のズボンのベルトに手をかけた時は本当にびっくりした。
だからそれを見た時は泣きそうになった。
でもその後ひたすら嫌がったらやめてくれた。
どうしてそんなに嫌がるのか聞かれた。
理由を言っているうちに、
泣いた。
とりあえず脱いだものを履いたらと言われ履こうとしたが、
滅多にこんな事はないうちは恥ずかしくなって履かせてもらった。
介護士みたいだと言われめちゃくちゃ笑った。
その時は。
その後は深刻な話になると誰も思っていなかっただろう。
急に精神的にきつくなったうちは、
独りにしてほしいと言ってNに部屋から出てってもらった。
うちはこの時いろんな事で頭がぐちゃぐちゃだった。
でも考えている時にいつの間にか寝ていた。
起きたのはNが入っていいかノックをした時だった。
その時はまだダメだったので、
もう少し待ってもらった後に入ってもらった。
その後はたくさん深刻な話をした。
「俺の事好き?」
「幸せ?」
「別れたいとか思っとる?」
とか。
好きかどうかも幸せかもわからなかった。
正直少し別れたいとも思った。
正直男の人無理という話もした。
でもNはこう言ってくれた。
「お前が嫌がる事はしたくない。
男が信じられないなら俺が信じさせてみせる。」
とか、
「お互いの事知るには最低3ヶ月は要る。」
と。
この時はその言っている事が本当かどうかなんてわからなかった。
人を信じるには必ず時間が要る。
でもこの短時間の中で、
わかった事がひとつだけあった。
“男は顔じゃない”
と。
「自分からこんな事言うのもなんだけど、
うちこの重い空気ダメなんだよね。」
重い空気の中、
口を開いたのはうちだった。
「急に変わるのはどうかと思うから、
徐々にね。」
それを聞いたNは、
その重い空気を徐々に変えていってくれた。
その変わった空気の中、
なにをして時間を過ごしていたかは正直覚えていない。
さすがに、というか19歳の脳ミソなのに、と言うべきか…つい1ヶ月ちょい前の出来事なのにも関わらず、抜けてるところが少なからずあります…
次話からも恐らくそういう問題が発生するかと思いますが、懲りずに最後までよろしくお願いします




