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STAGE4:災厄と答え

ちょいちょい書いてるんですが更新ペースナメクジでほんと申し訳ない、どうも夏白ログです。

正直自分でもなんで失踪せずに続いてるのか分からないんですよねー…まあ良ければ最後まで見てってください!

「では、私達はこの辺りで」

「街への案内ありがとうございました」

「お気になさらず、私達も助けて頂いたので」

そう言ってロウ達と別れを告げる、とりあえず情報収集と行くか。

「と言ってもどこに行くべきか…」

テンプレ通りなら冒険者ギルドとかか…?いやこのボロボロの街ではどうなんだろう…。

「おい!そこの人!あんたもしかして冒険者か?」

急に声をかけられる。

「いえ、この街に来たばかりで…」

「ならついてきな、向こうの森の中に混者が出たらしい」

おいおいマジか。

「どうやら小さい個体のようだが危険には違いないからな、冒険者ギルドの地下にある避難施設に行くぞ」

「避難施設?」

「この街に来るかもしれんからな、早く避難する必要がある」

「っはい!」

とりあえずついて行こう。

「俺はゴルノアだ、お前は?」

「陸です、空薙陸」

「リクか…変わった名だなよしリク!行くぞ」

ゴルノアと名乗る男は相当なゴリマッチョだ、ゲームなら戦士か鍛冶師とかしてそうだな。

───そして走る事10分程。

「着いたぞ、ここだ」

「おお」

「しばらくは街から出ない方がいい、旅人の為の宿にもなっているから覚えとくといいぞ」

「ありがとうございます、ゴルノアさん」

思わぬ展開で目当ての場所に来れた。

「あれ?お前、リク…だっけ?」

「ん?確かロウさんの護衛の…レイン…だっけ?」

ギルドには多くの人がいる中で謎に印象の強い奴がいた、この街に来る途中に助けた2人。

「なんでこんなとこに?」

「誰かさんが倒した混者の報告、ギルドマスターに伝えに来た」

成程、あんな化け物倒したら報告義務位あってもおかしくないか。

「だったらあれも報告する必要があるのかな?」

「あれ?」

「2人と会う前にも1体倒したんだよ、2人を追いかけてた奴よりデカくて炎纏ってたかな」

ガシャン!!

近くにいたゴルノアが持っていた剣を落とす。

「おい…今なんて言った?」

「え?」

「倒したってのもだがその特徴の混者…今騒ぎになってる個体だぞ…」

「はぁ!?」

「うるさい」

「ご…ごめん」

確かにあのテンプレ女神が平均より強いと言っていた奴だ、普通に考えれば相当な恐怖だろう。

「でもそれ…本当?そんなやつ倒したなんて…」

「そろそろ調査隊が戻るだろう…それで分かるさ」

バン!と扉が開く。

「ギルドマスターはどこだ!至急報告せねばならん!」

「どうしたんですか?そんなに焦って…」

恐らくゴルノアが言っていた調査隊らしき人達がギルドに駆け込んで来た、受付嬢らしき人が近づく。

「調査対象の混者が…倒れていた…」

「…はぇ?」

「辺りに焦げ痕が見られた事から情報にあった混者と思われる…」

「待ってください!あの規模の混者を倒せる人なんて…」

まあそうなるわなぁ…

「こいつが倒したって言ってまーす」

「ちょっ…レインお前」

「…」

あ…ヤバいやつだこれ。

「とりあえず諸々お話聞かせてもらいましょうか?」

顔怖いっす受付嬢っぽい人…

───数時間後。

「成程、転生者…ね」

急に引っ張られて連れていかれたのは応接室のような部屋、そこにいたのはノールという方でどうやらここのギルドマスターらしい。

「信じて貰えますかね…?」

「そりゃあただ言われただけじゃ信じないだろうがよ…あんなのを見ちまったらなぁ」

「あー…」

外の粉々になった大岩を見る。

はい、能力の説明の為にヒット数無限で砕きました…。

「ひとまず礼を言う、あの混者がに来てたら…まあ容赦なく滅んでただろうよ」

「いえ、ほぼ偶然みたいなものなんで…」

「いーや、なんであろうとあんな歩く災厄を止めたんだからな…十分誇っていい事だ」

「…ありがとうございます」

「ところでリク、これからどうするんだ?」

「決まってませんね」

「ならしばらく街に滞在するといい、フェイル!部屋を1つ用意してやってくれ!」

「いやそこまでしてらうのは…」

「構わん構わん、ギルドには宿無しの冒険者も来るからな…それに街を救ってもらっておいて足りないくらいだ」

…正直不安だった、実際に信じてもらえなければ殺されるか良くて牢獄かの2択でもおかしくないと思うし。

「ありがとうございます…」

もしかしたら何か企んでるのかもしれない…けど少なくとも本当に救った方がいいのか、迷いは少し無くなったと思う。

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