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お金がないので、冒険者始めます。

初めまして、越湖トワです。興味本位で始めましたが、すっかりはまってしまいました笑 小説を書くのは初めてなのでダメな部分もたくさんあると思いますが温かい目で見守っていただけると幸いです。それでは、お楽しみください。

「ネイサン・フラウロス‼いるのはわかっている‼ドアを開けろ!!」

どうしよう。

また借金取りがきている。

・・・よし。

夜逃げしよう。今はこうするしかない。

そして夜逃げした先で働いてお金を稼ごう。

明日から俺の新しい人生が始まるんだ!

・・・とは言っても、どこに行こう?

カラミダヂ、パズ、トーキー...

そうだ、行った先では仕事をしたいな...

うーん、俺にできる仕事といったら、冒険者とかか?

あ、なら駆け出し冒険者の街、プリミアに行こう!

そこで冒険者として仕事をし、お金を稼いで平和に暮らそう。

「俺の新たな暮らしを始めるんだ!」

「やっぱりいるんだな!!早く金を払え!!!」


――――俺はその夜、作戦を実行した。最低限の荷物を持ち、走った。

新たな人生を始めるために。ここから、俺の新しい人生が始まるんだ!



「では、登録料として7000ジニいただきます。」

「え?」

「ですから、登録料を...」

「・・・」

「・・・」

「ないです...」

「…では、お金を用意してからもう一度おこしください。」

「は、はい」

困ったな...

僕は冒険者協会で立ち往生していた。

まさか冒険者になるのにお金が必要だとはなぁ。

どうしたものか。

俺はいったん協会からでて街を散策していた。

ん?あの子はどうしたんだ?

迷子なのか?泣いている。

「どうしたの?」

気づけば話しかけていた。

「ぐすっ、うう、おかあさんと、おかあさんとぉ、はぐれちゃったの、うう」

やっぱり迷子か。

「泣かないで、お兄ちゃんといっしょにおかあさん探そうね」

「う、うんっ」

なるほど、周りから誘拐と思われているようだ。

イケメンなら格好いいといわれるんだろうなぁ。

「お母さんどこにいるかわかる?」

「きっと、あっち」

子供の指した方向には、市場があった。

「じゃあ、行こうね」


しっかし、大きな街の市場というものはすごいな...

魚に肉、武器に防具まで。

なぜだろう、少しテンションがあがる。

「よくここには来るの?」

「うん。お肉いっぱい買ってるんだ!」

「お肉は好きなの?」

「うん!」

「お肉はおいしいもんね。でも、野菜も食べないとダメだよ?」

「うん...」

かわいいなぁ...

そんな他愛もない話をしていながら歩いていると...

「あ!お兄ちゃん!見て!」



「ありがとうございました」

「ました!」

「見つかってよかったね」

「うん!」

子供の親を見つけて別れた後、俺は市場を散策していた。

その時。

「きゃー!!!」

甲高い叫び声があたりに響いた。

「ヴギャアーーー!!!」

「魔物だ!魔物がでたぞーー!!!」

マジか。

「冒険者はいないのか?」

返事はない。

「誰か冒険者を!トップクラス冒険者のヒポクリジアさんを呼べ!」

ヒポクリジア・・・ どこかで聞いたことがあるような...

いや、今はそんなこと考えてる場合じゃない。

魔物は下級ドラゴンか。下級とはいえドラゴンは強い。

そういえば、ドラゴンの肉はそれなりの金になるらしい。

昔の知識を活かしてどうにか倒せないか?

うーん、どうしたものか。

近くにあるものは...

ロープ、大きな岩、小さな岩、強化グローブ、皿、魔法の本、短剣...

「あ!」

これだ!

多少危険かもしれないが、今はこれしかない。

俺は、二つの岩にロープをくくりつけた。

「ヴヴォアーーー!!」

「うわっ!」

危なっ!食い殺されるところだった...

その後、手に強化グローブをつけて片方の岩を投げ、敵をロープに引っ掛け拘束した。

「よし!うまくいった!」

あとは...

「フリーズゴルピア!」

ドラゴンの体がはじけ飛ぶ。

なんだ!?

「あ!!ヒポクリジアさんだ!」

え。

「よっしゃ!さすがだ!」

「いえいえ、私は当然のことをしたまでです」

「みんなでヒポクリジアさんを祝福しよう!」

「「「「ヒポクリジア!ヒポクリジア!」」」」

「・・・・・・」



「はい、これで冒険者登録は完了いたしました」

腑に落ちない。俺は敵を拘束して誰でも簡単に倒せる状態にまでしたのに。

あいつ、手柄奪いやがった。

俺はMVP級の活躍をしたというのに、誰にも何も言われなかった。

この街はおかしい!もっと俺をほめろよ!

まあ、金が手に入っただけまだよしとしよう。ここは我慢だ。

「では、次に職業を選んでください」

「職業?」

「はい。職業によって、使える魔法や成長するステータスが変わります」

なるほど。

「どうなさいますか?」

聞いたところによると、職業には

[剣士][魔法使い][祭司][盗賊][射手][戦士][盾使い]

があるらしい。うーん...

「一番バランスが良い職業は何ですか?」

「[剣士]なんかは、スキルを使うのに魔法と違って詠唱が無く使いやす  いですし、攻撃力はダントツで伸びますが、それ以外は均等に伸びて  いくので、バランスがいいといえるでしょう」

「そうなんですか。じゃあ、[剣士]でお願いします」

「承りました。では、この機械に手をかざしてください」

「はい」

どうやら、ここで基礎ステータスとやらが決まるらしい。

不安だな、低かったらどうしよう。

「これは...」

何!?そんな低いの?

「とても高いです!ここまで高い人は久しぶりにみました!」

「え?俺、高いんですか?」

「はい!」

マジか... もっと早くやっていればなぁ。

「あ、すいません、少し取り乱してしましました。では、少し説明を。  あなたが魔物を倒すと、自動的に魂を取り込み、強くなります。我々  は、その強さを示す値を[レベル]と呼び、それがあがることを[レベル  アップ]と呼んでいます」

なるほど。レベルが高い人ほど強いんだな。

「レベルがあがると、ステータスがあがり、多彩なスキルを覚えます。  覚えるスキルは、人によって異なります」

スキルか、なかなか頼りになりそうだ。

「では、こちらは冒険者カードです。これは、あなたのレベルや使える  スキル、討伐した魔物が記されます。どうぞ」

「あ、はい。ありがとうございます」

「ネイサン様、ご武運を!」

俺は、上機嫌で冒険者カードなるものを受け取った。

いやぁ、まさか俺がすごいとはなぁ。

人生わからないもんだ。

よし。ここから本当に、俺の新たな人生が始まるんだ!


私の初めての作品、どうでしたか?そんなに長くもないですが、個人的には、初めてやる割にはいい出来になったかなとは思います。これから少しづつ更新していくつもりなので、ぜひこれからも読んでください!

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