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雪に青サギ 第二十八話

ピッー!


歓喜と共に、大きく笛が鳴る。インター杯予選、男子決勝。僕らは、フルセットの長い試合時間の結果、及ばなかった。


最後は、僕と速太のお見合いだった。2人いる守備の要の間に綺麗にボールは落ちた。お互いに信頼して、守備に自信があったからこそのプレーだった。僕がオポジットに入ったことで、常にツーセッターとリベロ2人体制で試合ができるようになった。特に守備では、速太と2人、鉄壁だった自信がある。素人当然のアタッカーとしては実力不足は否めないし、ブロックに関しても、まだまだ。そんな僕が、コートに立っている意味は、繋ぐことの継続と、その繋ぎに応えること。バレーにおいての全てのことを任されていたと思う。


決勝後のロッカールームで。


「どうする?このあと。」


「引退か、春高目指すか。俺もお前も進学については問題ないだろうけど、他は違うかもしれない。誰か1人かけるなら、俺は引退する。」


「そっか。なら、僕も拓人と同じにしようかな。」


「お前の意志はいいのか?」


「悔しい気持ちもあるし、このままで終わりたくない思いも強いよ。でも、僕だけが残っても、何も意味ないから。」


「そうか。なら、後でミーティングだな。」


その後のミーティングの結果、僕らは引退することを決めた。僕と拓人だけは続けてほしいという意見もあったのだが、そういうわけにもいかないし、それじゃあ意味がないという気持ちが本当に強かった。


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