表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
66/150

❗3.応接室 2 〜 謝罪は真心です 〜


 《 おうせつしつ 》で30ぷんかんびとっていたセロフィートとマオだったが、びといっこうあらわれることはなかった。


 いったんおうせつしつ 》をたセロフィートとマオは、〈 うけつけじょう 〉にじょうはなしたが、『 かならるから《 おうせつしつ 》でっていてほしい!! 』てきことわれかれてしまった。


 にんげんなどひまつぶしにあそためいくらでもえのしょうもうひんがん(おもちゃ)としかていないセロフィートにとって、おんなこうがわめこうがったことではなくいたってどうでもいのだが、おひとしのしんようなマオはセロフィートとはちがった。


 いてしまった〈 うけつけじょう 〉にどうじょうしたマオは、ちょうしんのセロフィートにうわづかいでけんめいうったけ、なんとかしてセロフィートをせっとくさせることせいこうした。


 セロフィートとマオはふたたび《 おうせつしつ 》のソファーにすわっていた。


セロフィート

「…………マオ」


マオ

「…………めん…」


セロフィート

るかもからないひとつづけてどうします。

 じょうほうしゅうしゅうをしなければいけないとうのに…」


マオ

めんってば…」


 マオはセロフィートにおこられているとおもっているらしく、シュンとしょているが、セロフィートはぜんぜんマオにたいしておこってなどいなかった。


 しょているマオをているのがおもしろため、セロフィートはわざげんなフリをしているのだ。


──*──*──*── 1時間後


 ソファーにすわっているセロフィートとマオのまえには、40だいほどだんせいが2よこならゆかせいをしていた。


 セロフィートを1かん30ぷんじょうたせてしまったばつとして、だいおとこくつじょくてきせいをさせられているのだ。


 セロフィートのひだりよこすわっているマオはヒヤヒヤしっぱなしなのだが、おだやかぎるがおほほえんんでいるセロフィートがしょうこわくてこえけられないまま、まえまずぎるじょうきょうしずかにだまって大人おとなしくくうしてまもことしかなかった。


セロフィート

「──さて、どうしてくれましょう?

 ワタシはたせられるのがきらいなのですけど?

 らないはずないですね?」


男:A

「──も、もちろんいます!

 セロフィートさまにおかれましては、なにがあってもけっしてたせしないことは、きびしくかせておりますし、まったんまできょういくさせていただいております!」


セロフィート

たされましたけど?」


男:A

「そ、それは……まこともうわけなくおもっております!!」


セロフィート

「──はぁ?

 ほんってます?

 せいかけもない、うわべだけのうすっぺらいしゃざいしかない貴方あなたことしんじろといますか?

 じょうだんでしょう?」


男:A

「…………おそれながら……ことかえさせていただきたい…。

 ……セロフィートさま……われ(われ)けっしてうすっぺらなしゃざいなどはしておりません!!

 せいしんせいしゃざいをさせていただいております!」


セロフィート

「──はぁ?

 ワタシをあざむけるとでもおもってます?

 かんじょうかおたいだけにあらわれるとおもってます?

 ワタシは〈 超越トランセンドハル 〉です。

 鹿にしないでくれます?」


男:A

「──っ…まことに、まこともうわけなく……」


セロフィート

ほんとうに──、どうしてくれましょう?

 マトモなしゃざいどころか、こころそこからびることない貴方あなたがたどうしゃをしていることたいなげかわしいかぎりです」


男:A

「………………かえこといません…」


セロフィート

じんおもっていないことなどりません」


男:A

「………………なにをさせていただければ、セロフィートさまいかりはしずまり、まんぞくされるのですか?

 どうか、おしえていただきたい!!」


セロフィート

「ワタシが貴方あなたがたもとめているのは『 ごころしゃざい 』──、じゅんすいこころからのしゃざいです。

 わかります?

 せいじつしゃざいすらマトモにない貴方あなたがたにはいっしょうけてもむずかしいかもれませんね」


男:A

「………………」


セロフィート

「『 ごころしゃざい 』がなくても、『 しゃざい 』ならるでしょう?」


男:A

「…………『 しゃざい 』…でいますか?」


セロフィート

「そうです。

 『 しゃざい 』がごとれば、こんかいゆるしてもいです」


男:A

「…………かりました。

 それでセロフィートさまゆるしいただけるのでしたら『 しゃざい 』でもなんでもさせていただきます!!」


セロフィート

こころけです。

 2なかしゃざいしてください」


 おだやかながおやさしいこわいろことったセロフィートは、2おとこせいをしているまえに〈 ほう(マジカル)じん(サークル) 〉をしゅつげんさせた。


 〈 ほう(マジカル)じん(サークル) 〉のちゅうおうあらわれたのは────。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ